<北朝鮮水害>政府、緊急支援を見送り 拉致問題進展なく
政府は7日、集中豪雨で被害を受けた北朝鮮に対し国連が国際社会に求めていた緊急支援(総額約16億円)を実施しない方針を固めた。5、6日にモンゴルのウランバートルで開かれた日朝国交正常化作業部会で拉致問題に進展が見られなかったことから、性急な支援は国民の理解を得られないと判断した。
与謝野馨官房長官は4日の記者会見で「人道支援は政治的な困難を乗り越える場合も可能性としてはある」と指摘。拉致問題の進展なしには6カ国協議で合意した経済・エネルギー支援に応じないとの政府方針とは「やや独立して考えてもいい」と述べ、支援に前向きな考えを示していた。
しかし、日朝作業部会で北朝鮮は、拉致問題について「解決済み」とした従来の姿勢を変えず、安倍晋三首相は6日「成果とは言えない」との認識を表明。外務省首脳は7日「人権問題を解決しなければ人道支援はできないと言ってきた。今回は緊急支援との指摘もあるが、国民感情を考えると(支援は)できない」と語った。【小山由宇】
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対北朝鮮経済制裁、半年間延長方針…拉致問題で進展なく
政府は7日、昨年10月の北朝鮮の核実験を受けて実施中の経済制裁措置を、期限切れとなる10月13日以降も半年間延長する方針を固めた。
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ウランバートルで開かれた日朝国交正常化作業部会で、拉致問題について具体的な進展がなかったことを受けたものだ。
制裁延長は、今年4月の期限切れの際に行って以来2度目となる。
北朝鮮に対する日本の制裁は〈1〉北朝鮮籍船の入港を全面禁止〈2〉北朝鮮からの輸入を全面禁止〈3〉北朝鮮国籍保有者の入国を原則禁止〈4〉北朝鮮関係者への「ぜいたく品」の輸出禁止??などがある。
北朝鮮は寧辺の核施設の稼働停止など、核問題で一定の前進を見せているものの、核廃棄の道筋が不透明だ。拉致問題では拉致被害者の再調査などについて具体的な行動を示していない。このため、政府は「ここで制裁をやめれば国民世論の支持を得られず、北朝鮮に誤ったメッセージを送ることにもなる」と判断した。
北朝鮮の豪雨被害に対する人道支援についても「今はまだその環境にない」(外務省幹部)としている。
ただ、今後、北朝鮮が拉致問題で誠意ある対応を示した場合は、人道支援の実施や制裁の一部解除などを柔軟に検討する構えだ。
一方、在日本朝鮮人総連合会の南昇祐(ナム・スンウ)副議長は7日、記者会見し、「拉致問題一つの障害で、(日本政府が北朝鮮国民の)人権を奪い取る制裁をすることは理不尽だ」と批判した。
(2007年9月8日3時3分 読売新聞)
対北朝鮮経済制裁、半年間延長方針…拉致問題で進展なく : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
無能力化に向け調査団訪朝へ=米ロ中の核専門家が11日から
【シドニー7日時事】北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は7日、無能力化の対象となる北朝鮮の核施設を調査するため、米国、中国、ロシアの核専門家が11日から15日まで訪朝することを明らかにした。シドニーで記者団に語った。
時事ドットコム:無能力化に向け調査団訪朝へ=米ロ中の核専門家が11日から