「日朝過去清算にロードマップを」 北朝鮮大使、日本の姿勢評価
北朝鮮大使日本の姿勢評価
【ウランバートル=城内康伸】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙・朝鮮新報(電子版)は八日、モンゴルのウランバートルで「日朝国交正常化」作業部会に出席した北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使のインタビューを掲載した。宋大使は「日朝関係の中核的問題は過去の清算問題」と指摘、同問題を解決するために「まずロードマップ(行程表)を明確にするべきだ」と主張した。
拉致問題をめぐる協議の長期化を避け、日本からの経済支援獲得の道筋を早期につけたいとの考えを反映した発言といえる。
同紙によると、宋大使は総連関連施設の差し押さえ問題を「総連弾圧」と批判。「緊要に提起された問題を処理してから、次の段階へ移るべきだ」と述べ、日本政府が政治的決断で、この問題を早期に解決するよう要求した。
宋大使はまた「日本は朝鮮人民に与えた人的、物的、精神的被害を包括する過去清算に臨もうとする姿勢を見せた」と今回の協議での日本の姿勢を評価した。
中日新聞:「日朝過去清算にロードマップを」 北朝鮮大使、日本の姿勢評価:北朝鮮問題(CHUNICHI Web)
日本、北朝鮮主張も考慮か 過去清算で宋日昊大使
北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使は8日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」との会見で、植民地支配の過去清算をめぐり「日本は過去に朝鮮人民に与えた人的、物的、精神的被害を包括する過去清算に臨もうとする姿勢をみせた」と説明、北朝鮮の主張を考慮した立場だったとの認識を示した。
宋大使は、日本が従来提案してきた日韓国交正常化と同様の政府開発援助(ODA)による一括妥結方式ではなく「人的、物的、精神的被害」に対する補償も考慮した「初歩的な準備をして協議に臨んだ」と話し、評価する姿勢をみせた。
また、朝鮮総連中央本部の不動産競売問題や貨客船「万景峰92」の入港禁止などの経済制裁は、在日朝鮮人の地位問題に直結するとして「在日朝鮮人問題も過去清算の一部であり、こうした問題を解決することが過去清算の第一歩」と述べた。
さらに、17日で5周年となる日朝平壌宣言をめぐっては「今回の協議で、あらためて早期の国交正常化実現を確認したのは重要な意味がある」と指摘した。(共 同)
(2007/09/08 19:23)
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北、モンゴルに労働者を大量派遣へ 1000人越す可能性も
【ウランバートル=名村隆寛】北朝鮮が来年からモンゴルに大規模な労働者を派遣することが分かった。ウランバートルの外交関係者が8日、明らかにした。両国政府間ではすでに基本的な協定が出来上がっており、経済制裁などで依然、苦境にある北朝鮮にとって、正式な労働者の受け入れは外貨獲得の格好の機会となりそうだ。
同関係者によると、モンゴル政府は来年から道路や建築現場などに北朝鮮の労働者を「労働力として正式に招待」するという。労働者の派遣現場や人数については今後、モンゴル側の需要に応じて年内に決めるが、状況に応じて段階的に増やす方針で、将来的には1000人を超す可能性は十分にある。
モンゴルは近年、経済成長が著しく、2005年の国内総生産(GDP)成長率は6.2%(04年は10.7%)。こうした中、道路などインフラ(社会基盤)整備が急がれており、首都ウランバートルなどでは建築ラッシュが起きている。その一方で、労働者が極端に不足している。
一方、北朝鮮にとっては外貨獲得のチャンスであり、労働者の派遣・受け入れは「朝蒙双方のニーズが一致したため」(同関係者)という。7月には北朝鮮から金永南最高人民会議常任委員長がモンゴルを公式訪問しており、その際に合意がなされた可能性がある。
ウランバートルでは外国資本のマンション建設現場ですでに少数の北朝鮮労働者が出稼ぎ労働している。米国務省は昨年6月、「モンゴルで最大200人の労働者が自由に契約を解除できない状態で働かされている」との報告書を発表し、その強制性を指摘した。来年始まる正規の労働者派遣は北朝鮮政府のお墨付きであり、強制性は否定できそうにない。
(2007/09/08 22:03)
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