北朝鮮の「核」、無能力化巡り最終調整・米韓など
【ソウル=山口真典】北朝鮮を訪問していた米国の核専門家らは15日、核施設を再稼働不能にする「無能力化」の現地調査を終えてソウル入りした。韓国政府と今後の対応について意見を交換、19日再開で調整している核問題を巡る6カ国協議に向け、関係国の最終調整が進み始めた。核施設停止に続く核放棄の「次の段階」の柱となる無能力化の定義や範囲、北朝鮮に提供する見返り支援の具体的内容などを詰め、同協議で行程表の策定を目指す。
11日から訪朝していた米国、中国、ロシアの専門家訪朝団の団長を務めた米国務省のソン・キム朝鮮部長ら米国のメンバーが、6カ国協議の林聖男(イム・ソンナム)韓国次席代表らと会談。行程表のたたき台となる調査結果を説明した。
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拉致家族ら「圧力強めて」 首脳会談5年を前に集会
北朝鮮が日本人拉致を認めた日朝首脳会談から丸5年を迎える17日を前に、拉致被害者家族会が16日、東京都内で集会を開き、北朝鮮が5年前に「死亡」と伝え、その後消息が判明しないままの被害者家族らが「世論の力で被害者に未来を」「圧力を強め本気で闘って」と口々に訴えた。
自民党総裁選に立候補した麻生太郎幹事長も飛び入り参加し「拉致問題は解決せねばならない主権侵害だ」と発言。約500人の聴衆から拍手を浴び、家族らと握手を交わした。
家族会メンバーは集会後に記者会見。横田めぐみさん=失跡当時(13)=の母早紀江さん(71)は被害者家族の高齢化問題に触れ、「わたしたちも(交渉担当者と)一緒に連れて行ってもらい、あちらの指導者に直接思いの丈を伝えたい」と語った。
(共同)
中日新聞:拉致家族ら「圧力強めて」 首脳会談5年を前に集会:社会(CHUNICHI Web)
<北朝鮮拉致>日朝会談5年の節目に集会 被害者家族会など
北朝鮮が拉致を認めた日朝首脳会談(02年9月17日)から5年となる節目を前に、拉致被害者家族会などは16日、東京都内で集会を開いた。支援者ら500人以上が詰めかけ、拉致被害者の全員帰国や制裁強化などを求める決議案を承認した。
集会では、家族の高齢化から「時間がない」と訴える声が続出。「にせの遺骨を出されて『ああそうですか』という親がどこにいるのか。怒らない親はいない」(横田早紀江さん)、「入院中の母は『大平(正芳)首相に手紙を出す』と言い、時代が止まったまま。首相が何人も代わってしまったが、早く動いてほしいと毎日願っている」(松木薫さんの姉、斉藤文代さん)などと声を詰まらせた。
集会には、自民党総裁選で遊説中の麻生太郎幹事長が駆けつけ「圧力がなければ対話にならない」と安倍政権の強硬路線維持を強調。集会に先立ち家族会メンバーらと面会した与謝野馨官房長官は、新首相下の対応について「何ら政府の姿勢に変わりはない。きちんと申し渡し、引き継いでやっていく」と語った。
記者会見で家族らは、新首相に対し拉致問題対策本部の強化や制裁期限の延長などを要望する考えを示した。また、横田早紀江さんは、胆のう切除手術を受けるため入院していた滋さんが15日に退院したことを明らかにした。【工藤哲、西田進一郎】
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