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北朝鮮・拉致問題:「届け県民の声」 拉致解決へポスター作製--県 /愛媛

 北朝鮮の拉致問題について県民の理解を進めるため、県は12日、早期解決を訴えるポスター1000枚を作ったと発表した。今後、県内の公共施設や金融機関などに張り出す。
 ポスターはB2判サイズ。県内出身で特定失踪者となっている大政由美さん(40)=伊予市出身▽二宮喜一さん(69)=旧保内町出身▽山下綾子さん(65)=今治市出身=の顔写真を入れ、「届けよう、県民の声。」などの文字を入れた。
 ポスター作製を要請した「救う会愛媛」の中矢民三郎会長は「自治体でポスターを作ってくれたのは、東京都に次いで全国2番目。解決に向け前進するきっかけになってほしい」と語った。
 県は北朝鮮人権侵害問題啓発週間(来月10~16日)に、県や市町職員を対象にした拉致問題研修会や写真展などを計画。同会も同16日に「家族会」事務局長の増元照明さんを招いて街頭活動を予定している。【古谷秀綱】

11月13日朝刊

北朝鮮・拉致問題:「届け県民の声」 拉致解決へポスター作製--県 /愛媛(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

連載【漂揺の30年(1)】横田めぐみさん拉致 「人ひとりの命は…」

 日本海に記録的な大雪が降った年だった。人気絶頂だったキャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」と突然引退を宣言し、街中には森田公一とトップギャランの「青春時代」が盛んに流れた。一番流行(はや)った映画は「幸福の黄色いハンカチ」。

 政治は今年と同様、参院選があり、ロッキード事件の影響を受けた自民党が過半数を割った。自民党から分裂した新自由クラブを合わせて、かろうじて過半数を確保したが、福田康夫首相の父、故福田赳夫元首相は厳しい政権運営を強いられた。

 日本赤軍メンバー5人がパリ発東京行き日航機をインド上空で乗っ取り、バングラデシュのダッカ空港に着陸させ、乗員・乗客151人の人質と交換に、日本で拘留、服役中の仲間の釈放と身代金600万ドルを要求した「ダッカ事件」もこの年のこと。福田元首相は「人ひとりの命は地球より重い」と、連続企業爆破事件の犯人など6人を超法規的措置で釈放し、身代金を払った。

 ちょうど30年前の昭和52年はこんな年だった。

 晩秋の新潟は、厚い雲に覆われる日が多い。

 「レインコートはいらない?」

 「どうしようかなあ…。今日はやめる」

 玄関で白いレインコートを持ったまま、当時41歳だった横田早紀江さん(71)は、中1だった長女、めぐみさん=当時(13)=を送り出した。それっきり、娘の肉声を聞いていない。

 夕方、バドミントン部の練習を終えて帰宅する途中、めぐみさんは友人と別れた直後に北朝鮮工作員に拉致された。連れ去られたのは、自宅からわずか50メートルの地点。

 「あの日の5日以上前、北朝鮮工作船から発信される電波が把握されていた」。ある捜査幹部はこう明かし、「あの電波がめぐみさん拉致に関係していたはずだ」と確信を深めている。ただ、当初は電波把握と拉致実行の日にちにずれがあり、北が日本の主権を侵害する事件が起きていたことは見逃されてしまった。

 なぜ、めぐみさんが失跡したのか、分からなかった早紀江さんら家族は悲しみのどん底に追いやられた。時間だけが流れ、焦燥感を通り越し、ただ打ちひしがれた日々。早紀江さんの頭には「死」がよぎったこともあった。

 「私がいなくなったら、めぐみちゃんが帰ってきたときにどうするの」。早紀江さんはその度に自分にそう言い聞かせ、思いとどまった。

 どれだけの年月が経過しただろう。朝鮮労働党の現職幹部が第三国で韓国情報機関と接触した際の情報、脱北工作員証言、電波、捜査状況を総合的に判断した結果、「北」の影がようやく見えてくるまでに、失跡から20年を要した。

 「でっちあげ」と否定し続けていた北が、めぐみさんら日本人拉致を認め、謝罪したのも、もう5年前だ。めぐみさんは「死亡」と伝えられたが、「偽遺骨」に象徴されるように「子供だましのストーリー」をもってめぐみさんの「死亡」が確認されるわけはなく、説得力は皆無だ。

 「めぐみちゃんがいる場所が分かって、あの子が持っていた物も写真で出てきて、子供ができていて、あんな大きくなっている。形としてはっきりと認められるものがある。何も分からなかった20年間と今は違う」。早紀江さんはそう話す。

 「何のために子供たちはこんなにひどい目に遭っているのか。大変な問題が日本に起きているのに…」。早紀江さんが各地の講演で語りかける言葉には、一人でも多くの国民が関心を持ち続けてほしいという願いが込められている。民意が政治を動かす力になると信じているからだ。

 先月末の家族会と福田首相の面会で、早紀江さんは「子供たちは海におぼれている状態のまま長い間助けを求めています。泳いでなり、ブイを投げてくれるなり、必ず救出していただきたい」と懇願した。ダッカ事件とは別の次元で、早紀江さんら家族が福田首相に伝えたかったのは「人ひとりの命は…」という気持ちだった。



 横田めぐみさんが拉致されて、15日で30年。日本人拉致事件の“象徴”に焦点をあてる。

連載【漂揺の30年(1)】横田めぐみさん拉致 「人ひとりの命は…」 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

<韓国>国連の北朝鮮人権非難決議案に表現緩和の修正要求

 【ニューヨーク小倉孝保】日本と欧州連合(EU)が国連総会第3委員会(人道問題)に提出した北朝鮮の人権状況非難決議案について、韓国が非難トーンを大幅に落とすよう修正を要求していることが12日、分かった。拉致問題では北朝鮮の名指しを避け、拉致被害者の即時帰国要求を削除するよう求めている。北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の進展に伴い、厳しい非難は避けるべきだとの声は韓国以外からもあり、決議案採択に向け日本は難しい外交を強いられそうだ。

 韓国が各国に配布した要求内容とその説明書によると、6カ国協議の進展と10月の南北首脳会談を歓迎することを新たに明記するよう要求。外国人拉致問題については、日欧案が「北朝鮮政府が拉致被害者を即時に釈放するなどし、透明性を確保しながら直ちに解決することを強く促す」としている文言を、「関係者が透明性を確保しながら可能なやり方で解決するよう強く奨励する」と変更するよう求めている。

 このほか、北朝鮮の女性が売春目的に連行されていることや脱北者の子供が殺害されていることを非難した部分に関しては、韓国は「信頼性が低い」と削除を要求している。韓国は修正要求の理由として、▽6カ国協議が進展している状況を反映すべきだ▽日本人拉致問題については日朝国交正常化交渉で協議することになっている--などの点を挙げている。韓国は最近、国連の協議で北朝鮮寄りの姿勢を強めている。

 日本とEUが北朝鮮人権非難決議案を提出したのは今年で3年連続。過去2回はいずれも賛成多数で採択された。昨年の同委員会では、韓国を含む91カ国が賛成、反対は21カ国(棄権60カ国)だった。しかし、今年は、核問題の進展に加え、「人権問題は、創設された国連人権理事会で扱うべきだ」との考えから、総会での決議に消極的な国も出ている。

 日本の高須幸雄・国連大使は一部にこうした意見があることを認めながら、「核問題が進展しているからといって拉致問題で要求を弱める訳にはいかない」と話し、各国に日本の立場を説明している。近く同委員会で投票が行われる予定。

<韓国>国連の北朝鮮人権非難決議案に表現緩和の修正要求(毎日新聞) - Yahoo!ニュース