日朝協議で過去清算論議 北朝鮮、拉致提起をけん制
【北京4日共同】北朝鮮の国営朝鮮中央通信は4日、「日本と関係正常化のための政府間接触がある場合、日本の(植民地支配の)過去を清算する問題が論じられなければならないのは明白だ」と主張、10月に行われる見通しの日朝政府間協議では植民地支配の謝罪、補償などを日本に迫ることを示唆する論評を出した。 北朝鮮メディアが、日朝政府間協議に触れたのは初めて。協議で拉致問題を取り上げようとする日本政府をけん制した。 論評は協議の性格を「関係正常化のため」としており、北朝鮮が協議を2002年以来となる日朝国交正常化交渉の再開と位置づけていることも強くうかがわせた。岩手日報ニュース
国会議員の訪朝、再打診 寺越友枝さんに朝日友好協幹部 日朝間の打開模索
北朝鮮の平壌に暮らす寺越武志さん(56)=志賀町出身=に会うため、九月二十九日きょうのニュース
から訪朝していた母友枝さん(74)=金沢市在住=は六日、帰国した。友枝さんによる
と、平壌で面会した朝日友好親善協会幹部が与党の国会議員でつくる訪朝団を早期に受け
入れたいとする意向を再度伝えてきたという。
友枝さんによると、同幹部は石川県内の国会議員を中心に構成する訪朝団の受け入れを
提案。六カ国協議では日朝間の交渉に進展がないとみており、訪朝団の受け入れで打開策
を見いだしたい考えとみられる。
友枝さんが今年六月に訪朝した際にも同幹部は国会議員の受け入れを打診していた。し
かし、日本が郵政民営化関連法案でヤマ場を迎え、その後、衆院選に突入したことで具体
的な動きにならず、再提案の機会をうかがっていたとみられる。友枝さんは近く、訪朝団
の要請があったことを自民党に伝える方針だという。
また一部報道で、金正日総書記の後継者に長男正男氏が取りざたされている点について
、同幹部は「後継者の話は上がっていない」と現時点での情報を否定。友枝さんによると
、北朝鮮では後継者に関する報道は一切されていなかったという。拉致問題をめぐっては
、同幹部は二〇〇二年の日朝平壌宣言で解決済みであるとの見方を示した上で、今後も日
本とは平壌宣言にのっとって話し合いを進めていく必要があると説明したという。
「増元さん平壌で見た」=曽我さんが証言-タイ、ルーマニア人も拉致
北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(46)が「拉致の2カ月後、平壌で増元るみ子さんを見た」と話していることが7日、分かった。増元さんの弟照明さん(50)が明らかにした。曽我さんによる増元さんの目撃証言は初めて。Yahoo!ニュース
照明さんによると、曽我さんは1978年10月ごろ、北朝鮮幹部の墓がある平壌の「革命烈士陵」を見学した際、増元さんを見掛けた。
増元さんは、曽我さんの前を指導員と一緒に歩いていた。言葉は交わさなかったが、カラスがふんを落としたのを見て大声で笑う姿が印象に残り、帰国後に写真を見て増元さんと分かったという。増元さんと曽我さんは同じ78年8月12日に拉致された。
一方、拉致被害者の家族会と救う会は、北朝鮮で曽我さんや夫ジェンキンスさん(65)と同じアパートに住んでいた米国の脱走兵3人の妻が、拉致されたタイ人やルーマニア人だったことを明らかにした。曽我さんが今年5月、救う会などに証言した。
(時事通信)
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