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「心の痛み承知している」拉致問題で中国国務委員

 中国の唐家セン国務委員(元外相)は9日、中国を訪問している自民党の二階俊博総務会長、冬柴鉄三国土交通相らと北京の人民大会堂で会談し、北朝鮮による日本人拉致問題について「日本国民のみなさんがこの問題で心を痛めていることを、私は十分に承知している」と述べ、同問題に強い関心を寄せていることを強調した。二階氏が会談後、記者団に明らかにした。

 また唐氏は会談で、新テロ対策特別措置法案をめぐる与野党対立の影響で日程調整が進まない福田康夫首相の訪中時期について「年内を希望している」と表明。こうした中国側の意向を福田首相に伝えるよう二階氏に求めた。(共同)

「心の痛み承知している」拉致問題で中国国務委員 - MSN産経ニュース

「国際拉致連合」を結成=各国家族らが会議-東京

 北朝鮮による拉致問題は国際的テロ行為であり、被害者全員の救出を内外に訴えようと、拉致被害者家族会と支援団体「救う会」、拉致議連が10日、東京都内で国際会議を開いた。
 会議では、拉致被害者は12カ国に及ぶとして、問題解決に向け、各国の家族会や非政府組織(NGO)などの連携を強化しようと「国際拉致連合」を結成。「拉致の解決がないまま米国が北朝鮮をテロ支援国家指定から解除することに断固反対する」との声明を採択した。
 会議は、同日から始まった「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて開催され、今年で2回目。
 日韓のほか、ルーマニアやタイの拉致被害者家族、中山恭子首相補佐官ら政府関係者など約30人が参加した。

時事ドットコム:「国際拉致連合」を結成=各国家族らが会議-東京

めぐみさん拉致事件の現場を訪ねて

6日午前9時。吹雪の日本海(東海)からわずか800メートル余りの通りの新潟県新潟市寄居中学校。

1977年11月15日、この学校の1年生だった横田めぐみさん(当時13歳、写真)が北朝鮮工作員に拉致されてから正確に30年だ。体育館でバドミントンの練習を終えためぐみさんは午後6時30分ごろ、下校時に拉致された。新潟市内の繁華街である古町から1キロほどしか離れていない所だ。

直接めぐみさんが歩いた動線そのまま進んでみたが、死角地帯や人通りのないところもない。こんな所でどうやって拉致されたのか信じられないほどだ。それにめぐみさんの学校までは650メートルにすぎなかった。友達2人と一緒に学校を出ためぐみさんが友達と別れて1人で家まで歩かなければならなかった距離は400メートル。歩道の幅は1メートルほどで、道の左側には新潟短大と住宅街が並ぶ平凡な通りである。ある住民は「当時と通りはほとんど変わっていない」と話す。めぐみさんは家に入る角近くで消えた。目撃者はいない。

事件発生から30年が経ったが、横田さんの両親や日本の捜査当局は誰もあきらめていない。当時横田さんが住んていた家には別の人が入っているが、めぐみさんの親はめぐみさんが帰って来るのではないかと心配で、引っ越し先の住所を残しておいた。

めぐみさんが拉致されたと推定される所で、日本海の海岸までは歩いて2分ほどの距離。捜査当局はこの道路周辺の看板に「情報提供願う」という大きな立て札とともに「昭和52年11月15日、この近所で拉致された横田さんと関連する情報なら何でもいいから伝えてください」という掲示板を立てておいた。新潟県警察本部には横田めぐみ拉致事件に取り組む担当捜査要員がいまだに50人以上にもなる。

30年前にもこの事件を担当したという小幡政行新潟県警察本部外事課長は「歳月が経ち、一般人は忘れるかもしれないが、拉致国民を探してくることは日本政府の義務」と話した。新潟県庁で会った丸田浩拉致問題調整室長は「横田さんを含む拉致被害者たちの送還を促す県単位の集会を開催するなど最後まで争っていく」と強調した。

拉致担当首相補佐官の中山恭子氏も「北朝鮮は拉致された人々の情報をすべて把握しているので、共同調査委員会設置などの策は必要ない。日本から連行された被害者たちが全員帰って来てこの問題は解決する」と強い執念を見せた。このために日本政府は10~16日を「北朝鮮人権侵害問題啓発期間」と定め、大々的な対外広報活動に出た。拉致現場取材を中央日報とワシントンポスト、AFPなどで扱うことも国際社会に拉致問題の深刻性を広く知らせるための措置の一環だ。

しかし、民間専門家たちの間では他の意見も出ている。北朝鮮で精神病棟に入院した横田さんが生きている可能性は低いという指摘も最近持ち上がっている。小此木政夫慶応大学教授は「日本の国民は北朝鮮に対して経済制裁などの圧力だけではだめだということが分かるようになった。まず北朝鮮と交渉し、解決策を探す政策に切り替えるほうが望ましい場合がある」としている。

新潟・東京=金玄基(キム・ヒョンギ)特派員


2007.12.10 12:42:22

めぐみさん拉致事件の現場を訪ねて