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日朝国交正常化:核、拉致問題の解決後に 米に説明

 訪米した塩崎恭久副外相は5、6の両日、バーンズ国務次官やヒル国務次官補ら米政府高官と会談。今月末までに再開される日朝国交正常化交渉について「諸懸案の包括的解決なくして正常化はあり得ない」として、並行協議することになった核などの安全保障、拉致問題が解決しない限り国交正常化はないと説明した。

 また6カ国協議の早期再開と、北朝鮮の核廃棄に向け、日米が緊密な協力を続けていくことを確認。ヒル次官補は金融制裁と協議再開を結び付ける北朝鮮の態度を「受け入れ難い」と批判した。

 副外相はこのほか、昨年12月の東アジアサミットや国連改革、対中関係などについて米側と意見交換した。(ワシントン共同)
日朝国交正常化:核、拉致問題の解決後に 米に説明-南北アメリカ:MSN毎日インタラクティブ

曽我ひとみさん拉致実行犯に女性工作員浮上

船に乗せられた時に聞こえた「日本語話す女の声」
 拉致被害者の曽我ひとみさん(46)が、新潟県警など警察当局の調べに対し「拉致実行犯のなかに北朝鮮の女工作員がいた」と証言していることが6日、分かった。これまでに判明した拉致実行犯で、女工作員の存在が浮上したのは初めて。一方、横田めぐみさんの元夫が「拉致された韓国人」との情報も関係者から飛び出した。

 曽我さんは、これまでも参加した集会などで、拉致の状況について「後ろからついてきた3人組の男に拉致された。船に乗せられた際、日本語を話す女の声が聞こえた」などと話し、拉致実行犯の中に女性がいた可能性を示唆していた。

 曽我さんは1978年8月12日夕、新潟県真野町(現佐渡市)の自宅近くで買い物帰りに拉致され、船で北朝鮮に連行された。一緒にいた母ミヨシさん(失跡当時46歳)も拉致されたとみられるが、行方が分かっていない。80年にジェンキンスさんと結婚し娘2人が誕生。2002年の日朝首脳会談で拉致が判明、帰国した。

 関係者によると、北朝鮮の工作員は拉致事件が多発した70年代から80年代にかけて、男女の性別問わず数百人が日本に入国。女工作員は家族を装って生活していたとみられる。曽我さんの証言が事実なら、日本人拉致の実行犯で女工作員が浮上したのは初めて。

 過去の北朝鮮の女工作員として最も有名なのは、1987年11月29日に大韓航空機爆破事件を引き起こした金賢姫元工作員(44)。1度は死刑判決を受けたが、特赦されて韓国人男性と結婚。現在は離婚しマスコミに全く姿を見せず、行方が分からない状態になっている。

 曽我さんは横田めぐみさん拉致の実行犯として、北朝鮮の元工作員・辛光洙(シングァンス)容疑者(76)の名前を挙げている。辛容疑者は地村保志さん(50)、富貴恵さん(50)夫妻の拉致事件でも、警察当局が実行犯として国外移送目的略取容疑で逮捕状を入手、国際手配する方向で捜査している。
 

◆めぐみさんの元夫も拉致被害の韓国人か

 横田めぐみさん(失跡当時13歳)の元夫とされるキム・チョルジュン氏が、北朝鮮の招待所で共同生活をしていた蓮池薫さん(48)夫妻に対し「家族が南(韓国)にいる」などと自分が拉致された韓国人であることをほのめかしていたことが6日、関係者の話で分かった。

 キム氏をめぐっては、韓国の拉致被害者の家族団体が北朝鮮高官の証言を根拠に、韓国から拉致された可能性を指摘。韓国紙が「日本政府が(韓国の被害者家族らの)DNA検査などへの協力を韓国政府側に伝えたが、韓国側が難色を示した」と報道していた。

 北朝鮮側のこれまでの説明によると、キム氏は1986年にめぐみさんと結婚。翌87年にめぐみさんの娘のキム・ヘギョンさん(18)が誕生したとされる。
 

◆「国はもっと強くただして」

 めぐみさんの母横田早紀江さん(69)らが6日、都内で記者会見し、辛光洙容疑者の身柄引き渡しや真相究明などを、1月末に予定される日朝並行協議で北朝鮮側に強く迫るよう政府に求めた。

 早紀江さんは「わたしたち家族が知らないことがまだたくさんある。何が本当なのかも分からない。国はもっと力強く北朝鮮にただしてほしい」と憤った。めぐみさんの弟拓也さん(37)は「帰国した被害者がいつどのように(警察)当局に話したのか明らかにしてほしい」と話した。
曽我ひとみさん拉致実行犯に女性工作員浮上

めぐみさん拉致犯特定、家族連絡会が会見

 1977年に横田めぐみさんが拉致された事件で、北朝鮮工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)が曽我ひとみさん(46)に「拉致したのは自分だ」と語っていたことについて、拉致被害者の家族連絡会は6日、東京都内で記者会見を開いた。

 めぐみさんの母、早紀江さん(69)は「びっくりした。北朝鮮の言うことは何が本当か分からない。日本政府はきちんと事実をただしていただきたい」と訴えた。

 会見で早紀江さんは、辛容疑者がめぐみさんの拉致を認めていたことについて、曽我さんから一昨年11月に聞いていたことを改めて説明。その上で、「当時は曽我さんから『まだ外に出さないでほしい』と言われたので公表しなかった」と話した。

 辛容疑者は、めぐみさんと曽我さんが78年から80年ごろまで平壌の招待所で一緒に暮らしていた時に2人の教育係を務めていた。めぐみさんの弟、拓也さん(37)によると、曽我さんは「辛先生から数学や物理を教わった後の別れ際、めぐみさんのいないところで(拉致実行について)打ち明けられた」と語ったという。

 これまで北朝鮮側は「めぐみさん拉致の実行犯は処分した」と説明してきた。一方で辛容疑者は北朝鮮で今も英雄扱いされており、家族連絡会のメンバーらは「辛容疑者が本当に実行犯かどうかは分からないが、とにかく日本政府は身柄の引き渡しを強く求め、全容解明につなげてほしい」と話した。

 一方、蓮池薫さん(48)夫妻の証言によって、めぐみさんの元夫の男性が韓国人拉致被害者であるという疑いが濃厚になったことについて、拓也さんは、「過去の日朝協議では、元夫とされる男性は北朝鮮人という説明だっただけに、北朝鮮のウソを暴くうえで、この情報は非常に重要。きちんと情報を整理して外交上のカードとしていただきたい」と話した。
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