脱北者:女性2人が過酷な体験証言 東京・千代田区
北朝鮮を脱出した住民の証言集会が5日、東京都千代田区であり、韓国・ソウル在住の女性2人が中国での人身売買など過酷な体験を語った。「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(山田文明代表)が、脱北女性の置かれた厳しい状況を知ってもらおうと開いた。脱北者:女性2人が過酷な体験証言 東京・千代田区-話題:MSN毎日インタラクティブ
証言者のうち、李明花さん(29)は母妹と3人で98年に脱北したが、母とは別れ、妹とともに遠く離れた黒竜江省の村の男へ売られ、結婚した。中国当局の摘発にびくびくする生活が続いたという。李さんは「言葉を覚え始めたばかりの自分の娘から、『何で逃げるの』と聞かれた時は本当に胸が痛んだ。祖国がありながら、逃げ回らなければならない現実が、とても腹立たしかった」と語った。
毎日新聞 2006年2月5日 20時09分
脱北者が北朝鮮の人権侵害を訴え東京の集会で証言
北朝鮮を脱出した人たちが5日、東京で開かれた集会に参加し、北朝鮮国内での厳しい人権侵害の実情を訴えました。ANN NEWS
脱北者・姜哲煥(カン・チョルファン)さん:「脱北者問題の解決には、金正日政権を倒すしかないと思います」
集会には、去年6月にブッシュ大統領に直接、北朝鮮の人権侵害を訴えた姜哲煥さんら3人の脱北者が参加しました。1997年に脱北を試み、中国で拘束されたパク・ウンミさんは、北朝鮮に強制送還となり、「集結所」と呼ばれる施設に収容されました。パクさんによると、「集結所」では、腐ったジャガイモなどしか与えられず、病気で多くの人が亡くなったり、生まれたばかりの子供がビニール袋に入れられて捨てられるといった人権侵害が、頻繁に行われていたということです。
日本の要求に北朝鮮反発 拉致問題、再協議へ
【北京5日共同=内田恭司】日本と北朝鮮は政府間協議二日目の五日、北京市内のホテルで拉致問題に関する協議を行った。日本は拉致問題の具体的進展を目指して生存者の帰国や、拉致実行犯とされる北朝鮮元工作員辛光洙(シングァンス)容疑者らの引き渡しなどを要求。北朝鮮側はこれらに反発し、議論は平行線をたどった。協議は昼の休憩を挟み計約九時間に及び、今回の期間中に拉致協議を再度行うことで基本的に合意した。中国新聞 スポットニュース
拉致協議の日本代表を務める梅田邦夫外務省アジア大洋州局参事官は協議終了後、記者団に対し「拉致問題が国交正常化にとって非常に重要だと伝えた。基本的に双方の立場を詳しく説明し合った」と述べた。
北朝鮮代表の金哲虎(キムチョルホ)外務省アジア局副局長も終了後「われわれは拉致問題解決のためあらゆる誠意と努力を尽くした。さらにやるべきことがあるかどうか、もう少し検討する。日本とわれわれの見解と立場には依然大きな差がある」と記者団に指摘した。
協議で日本側は、政府認定の拉致被害者について(1)安否不明の十一人の再調査と生存者の早期帰国(2)真相究明(3)容疑者の引き渡し-を重ねて要請。拉致された疑いが濃い「特定失踪(しっそう)者」三十四人の情報提供と、よど号ハイジャック事件メンバーの身柄引き渡しも求めた。
北朝鮮は、拉致被害者横田めぐみさんのものとして提出した「遺骨」を別人と判断した日本のDNA鑑定をあらためて批判。今後の協議で鑑定結果を検証する協議会設置などを求めるとみられる。
金副局長は協議終了後、実行犯引き渡しや「遺骨」問題に関し「われわれの立場を明らかにした」と強調した。
六日は国交正常化交渉を三年三カ月ぶりに行う。