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拉致事件の解決訴え-増元さんら奈良で署名活動

北朝鮮による拉致事件の早期解決を求め、「救う会奈良準備会」(西秀士世話人)が25日、奈良市東向中町の近鉄奈良駅前で署名活動を行った。

 拉致被害者の増元るみ子さんの弟で、拉致被害者家族連絡会事務局長の増元照明さんが署名活動に参加。「北朝鮮に対し経済制裁を発動することが私たちの家族を早期に救出する唯一の道」と世論に訴えた。

(2006.2.26 奈良新聞)
社会 2006年2月26日

「拉致解決に力を」 横田夫妻、支援訴え 裾野

 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表の横田滋さん(73)と妻早紀江さん(70)を招いた「横田めぐみさんのご両親を励ます会」(心をつなぐ街づくりネットワーク主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、裾野市民文化センターで開かれた。横田夫妻は北朝鮮に対する怒りや対応が後手に回った日本政府への思いを語り、めぐみさんの早期救出に向けて満員の約1200人の聴衆に支援を呼び掛けた。
 滋さんは、日本が国交正常化交渉の中で特定失踪者に関する調査を依頼した日朝政府間協議について、「日本が詳しい情報を出せば調べると北朝鮮が約束した。少しだけ前進している」と述べた。
 早紀江さんは「北朝鮮の国家犯罪によって私たちがどれだけのショックを受けたか分からない」と涙ながらに訴えた。
 拉致された疑いがある県内特定失踪者の河嶋功一さん=浜松市、失踪当時(24)=、鈴木清江さん=袋井市、同(23)=、橘邦彦さん=沼津市、同(19)=の家族も出席し、壇上で「皆さんの思いが解決につながると信じています。どうか力を貸してください」と声を大にした。
 講演終了後、滋さんは記者会見し「特定失踪者の問題も拉致問題の中に含まれている。まずは北朝鮮が拉致を認めて新しい情報を寄せ、それを突破口にして多くの方の行方が分かれば」と語った。
静岡県内ニュース(社会):「拉致解決に力を」 横田夫妻、支援訴え 裾野

【主張】拉致実行犯手配 国の威信かけ徹底解明を

 警察当局による北朝鮮の拉致事件捜査が急ピッチで進んでいる。

 地村保志さん夫妻を拉致した疑いで国際手配される辛光洙容疑者は、原敕晁さんを拉致した容疑でも手配されている。曽我ひとみさんの証言によれば、横田めぐみさん拉致にも関与した疑いがあり、拉致実行グループの中心人物とみられる。

 蓮池薫さん夫妻拉致事件で手配される「朴」と名乗るチェ・スンチョル容疑者は、日本人に成りすましてスパイ活動を行った「西新井事件」でも手配されていた。その失効していた逮捕状も更新された。

 チェ容疑者が成りすました日本人は北海道出身の小住健蔵さんで、今も行方が分からない。北朝鮮に拉致された疑いが濃厚だ。辛容疑者も原さんに成りすまして工作活動を行っていた。「背乗り」と呼ばれる手口だ。小住さんの行方を含め、捜査当局のさらなる解明が待たれる。

 辛容疑者はいったん韓国でスパイ容疑で逮捕されたものの、南北首脳会談後、北に移送され、英雄扱いされている。チェ容疑者も北にいる可能性が強い。日本政府は改めて二人の身柄引き渡しを北に求めた。

 また、拉致被害者の松木薫さんの家族は、「よど号」ハイジャック犯の妻二人を警視庁に告発した。

 松木さんと石岡亨さんは、スペインで拉致された。その直前、バルセロナで「よど号」犯の妻らと会い、だまされて北に拉致された疑いが濃厚だ。欧州では、有本恵子さんがデンマークから拉致されている。有本さん拉致では、すでに「よど号」犯の魚本(旧姓・安部)公博容疑者が国際手配されている。「よど号」犯やその妻らが関与したとされる欧州ルートの拉致事件解明も急務だ。

 拉致被害者家族会は警察の捜査に大きな期待を寄せている。「ようやく拉致工作員の一番の“元祖”(辛容疑者)の逮捕に国が動き出した」(めぐみさんの母、早紀江さん)、「拉致の犯人を追い詰める圧力を今後も強めてほしい」(田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん)。

 日本の警察の総力をあげ、国の威信をかけた拉致事件の一層の徹底解明を望みたい。
Sankei Web 産経朝刊 主張(02/26 05:00)