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北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父滋さん(73)らは15日正午すぎ、めぐみさんの夫とみられる韓国人拉致被害者金英男さん=同(16)=の母崔桂月さん(78)らと初めて面会するため、韓国に向け出発した。羽田空港で会見した滋さんは、面会に向け「これまでの何十年の苦労は、何も言わなくても分かり合えると思う」と語った。
滋さんは崔さんらへの贈り物に、寄せ木細工の小物入れなどを用意。めぐみさんの幼いころの写真も持参する。滋さんは「面会が韓国の世論を盛り上げるきっかけになると期待している」と話した。崔さんらとは16日午後、ソウルで面会する。
(時事通信) - 5月15日13時2分更新
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 「苦労分かり合える」=横田滋さん韓国へ出発-めぐみさん夫家族と面会へ横田めぐみさんの父親の横田滋さんら拉致被害者の家族が、15日から3日間の日程で韓国を訪れ、めぐみさんの夫である可能性が高いキム・ヨンナムさんの家族に面会します。
韓国を訪れるのは、拉致被害者の家族会代表で、横田めぐみさんの父親の滋さんと、家族会事務局長の増元照明さんら家族4人と、支援団体のメンバーです。一行は、15日から3日間の日程で韓国のソウルを訪れ、16日午後、めぐみさんの夫である可能性が高い韓国人拉致被害者のキム・ヨンナムさんの家族に面会するほか、日韓の被害者家族が合同で記者会見して、問題の早期解決を訴えることにしています。また、訪問中、めぐみさんの母親の早紀江さんとともにアメリカ議会の公聴会で証言に立った韓国家族会のイ・ミイル理事長ら、韓国にある3つの家族会の代表に面会したり、北朝鮮向けのラジオ放送局を訪れて、家族らが被害者や北朝鮮の人々に向けたメッセージを録音したりする予定です。拉致被害者の家族は、今月27日にキム・ヨンナムさんの家族など韓国の被害者家族を東京に招き、28日には大規模な集会を開く計画で、日韓の家族が相互に訪問しあって問題の解決にあたっていくことにしています。
NHKニュース 【ソウル14日共同】「痛みを抱えた家族同士、つらい出会いになるんでしょうね…」。横田めぐみさんの父、滋さん(73)が15日から訪韓し、めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者の金英男(キムヨンナム)さんの母、崔桂月(チェゲウォル)さん(78)らと会うのを前に、英男さんの姉英子(ヨンジャ)さん(48)が取材に応じ、弟の失跡から今に至る複雑な心境を語った。
死んだとあきらめていた英男さんが北朝鮮で「元気にやっている」と情報機関から聞かされたのは1992年ごろ。しかし、この知らせは「2度目の苦しみの始まり」だった。
想像もできない世界にいるという悲しみ。加えて、当時は北朝鮮と関係を疑われる者は公安当局の監視対象になるのが常識だった。圧迫感の中で、電話が盗聴されていると感じてもそれを確認することも恐ろしかった。
「弟のことは口にできなかった。元気だから、と自分に言い聞かせて、心の奥に沈めてきたの」。離散家族という言葉を聞くのもつらかった。まして、日本に同じ境遇の人がいるとは想像もつかなかったという。
今年1月、韓国の拉致被害者家族会の崔成竜(チェソンヨン)代表が、英男さんがめぐみさんの夫かもしれないと伝え、4月には日本政府のDNA鑑定が情報をほぼ裏付けた。「でも、また新しい苦しみの始まり。高齢の母に1度でいい、弟の手を握らせてやりたいけれど、その日は母が生きているうちに来るのでしょうか」
桂月さんは横田さんとの対面を前に緊張し、体調を崩している。「夫の母と妻の父。普通なら縁せきになった喜びの出会いなのに、慰め合わなければならないなんて」。そう言うと、英子さんは涙を抑えきれなくなった。
=2006/05/15付 西日本新聞朝刊=
2006年05月15日00時12分
西日本新聞 / アジア・世界 [横田さんと「つらい出会いに」 面会控え 金英男さん姉が心情 拉致問題]
