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脱北者:タイ警察、175人逮捕 全員の出国認める方針

【バンコク浦松丈二】タイ警察は22日夜から23日未明にかけ、バンコク郊外の住宅を捜索し、北朝鮮からの脱北者とみられる175人を出入国管理法違反容疑で逮捕した。全員が韓国など第三国への亡命を希望しているという。北朝鮮を脱出後、中国や東南アジアなどの経由地で一度に逮捕されたケースとしては過去最大規模になる。

 175人は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)バンコク事務所への難民申請を進めており、うち16人については難民の地位が認められ、数日内に韓国へ向かう予定だった。タイ警察は取り調べ終了後、人道的な見地から全員の出国を認める方針だ。

 調べによると、内訳は女性136人、男性39人。別々のグループで中国やミャンマーを経由してタイ北部チェンライなどから陸路入国。8月上旬からバンコク郊外の2階建て住宅に隠れていたが、付近住民から警察に通報された。

 近年、北朝鮮と国境を接する中国国内で外国公館の警備が強化されたため、脱北者の多くは東南アジアの国連機関、外国公館を経由して韓国を目指すようになっている。

毎日新聞 2006年8月23日 11時11分 (最終更新時間 8月23日 12時32分)
脱北者:タイ警察、175人逮捕 全員の出国認める方針-アジア:MSN毎日インタラクティブ

北朝鮮向け放送が増加

愛好者らフォーラムで報告 

 アジア諸国・地域における短波ラジオ放送の現状について調査した結果を発表するフォーラムがこのほど、東京都内で開かれた。拉致問題への関心が国際社会で高まったことなどから、諸外国から北朝鮮に向けた放送が増える一方、ラジオの短波放送が、縮小傾向にあることなどが報告された。見えないはずの電波からアジアの現況が浮かび上がってくる。 (藤浪繁雄)

 このフォーラムを主催した「アジア放送研究会」(山下透理事長)は、短波ラジオの国際放送を日常的に聞いている愛好者の団体。顔ぶれは、韓国語を専門とする大学講師から日本の放送局の社員までさまざまだ。

 今回の発表の中で関心を集めたのが、日本や韓国などからの北朝鮮向けの放送。

 山下理事長の報告によると、日本では昨年十月、北朝鮮にいるとみられる拉致被害者向けに短波ラジオ局「しおかぜ」が開局され、被害者家族の手紙を読み上げた。

 一方、韓国では、複数の短波ラジオ局が北朝鮮向けに放送している。直接、北朝鮮の政治体制を批判する内容から、最近は市場主義経済の動きを伝えるなど変化もみられる。局の運営には、韓国政府や軍部が関与しているとのうわさもあるとしている。

 韓国系の短波ラジオ局をめぐっては最近、米国系の企業・団体が資金を出す例が増加。また、放送施設の提供や番組制作を請け負ってビジネスに結びつけようとする英国企業の動きもある。山下理事長は「人権や拉致など、北朝鮮の諸問題が国際的な関心事になったことが大きい」とみている。

 北朝鮮国内におけるデジタル機器の普及状況は分かりにくく、諸外国から北朝鮮に向けた放送としては、音質は悪くても確実に遠くまで伝わる短波が有効なようだ。

 ただ、こうした放送に対する妨害電波の発信も活発化。「しおかぜ」の場合、五月から妨害に遭って受信不能状態になった。七月から周波数と放送時間の変更を余儀なくされるなど関係者も頭を痛めているという。

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 フォーラムでは、短波放送やNHKの国際放送のあり方についても討論した。

 NHKでは十月から、短波ラジオによる国際放送を、二十二言語から十八言語に縮小する方針。今後、海外に滞在する日本人向けの放送は、テレビに軸足を移すとみられる。

 短波ラジオの国際放送については、イギリスのBBCが縮小するなど、聴取者の減少から“短波離れ”は世界的な傾向。NHKもこの潮流に乗っているといえるが、参加者からは、「とんでもない。日本の情報を安価に得るには、短波ラジオは絶対必要」「宿泊施設によってはNHKのテレビを受信しない」といった反対意見が続出した。

 参加者たちは、「日本人も海外に行く際は、(短波)ラジオを持参しよう」などと述べ、それぞれがNHKの短波縮小路線に歯止めをかけるよう活動していくことを確認した。

北朝鮮国籍170人を拘束 タイ、不法滞在で

 【バンコク22日共同】タイ国家警察の入国管理局は22日夜、バンコク市内で北朝鮮国籍とみられる約170人を不法滞在の疑いで拘束、市内の入管施設に収容した。

警察当局によると、バンコク中心部の家屋に多数の見慣れない外国人が出入りしているとの情報があり、調べたところ「北朝鮮から来た」とする集団だった。全員が第三国への出国を希望しているという。家屋は韓国大使館や日本大使館の近く。

多くは既に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)バンコク事務所と接触、このうち16人は22日夜に海外に出国する予定だったという。タイへの入国ルートや滞在期間などは不明。

スワット入管局長は「中国からベトナム、ラオス経由でタイに入国している北朝鮮国籍者は推定10万人以上いるとみられる。人道的見地に基づき対応したい」と話している。

北朝鮮国籍170人を拘束 タイ、不法滞在で (共同通信) - goo ニュース