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北朝鮮資金、第3国へ送金も検討・6カ国協議、韓国代表が表明

 【ソウル=峯岸博】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議で韓国代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長は23日、マカオの銀行で凍結された北朝鮮関連口座の資金返還問題で、中国銀行経由で第三国の銀行に送金する解決案が検討されていることを明らかにした。

 22日休会した北京での6カ国協議から帰国後、ソウルでの記者会見で語った。凍結資金の送金先として米朝が合意した中国銀行について「どんなに中国政府が協力を要請しても行内の北朝鮮口座に資金を入れられないとの立場だ」と説明。「北朝鮮は資金を北朝鮮内の銀行に送金するのでなく、外国の銀行に口座を開いておくことを望んでいる」とも語った。

 宋旻淳(ソン・ミンスン)韓国外交通商相は23日のソウルでの討論会で「資金移管は技術的、手続き的な問題」と指摘し、来週中に解決されるとの見通しを示した。(01:43)

NIKKEI NET:国際 ニュース

北朝鮮、ロシアに受け皿要請 凍結資金返還で

 【北京=城内康伸】中国マカオの銀行に凍結されていた北朝鮮関連資金の返還問題で、北朝鮮側が22日に開かれた6カ国協議でロシア代表団と接触し、同国の金融機関が「受け皿」となるよう要請していたことが、協議筋の話で分かった。ロシア側は拒否したという。

 タス通信が22日に伝えたところでは、同協議のロシア首席代表、ロシュコフ外務次官は「ロシアの金融機関には、この問題にかかわらないよう勧めたい」と語っており、北朝鮮の要請を念頭に置いたとみられる。

 米国は19日、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結された北朝鮮資金2500万ドルを中国銀行に開設された朝鮮貿易銀行口座に移管する形で、全額返還する方針を明らかにした。資金移管は手間取っており、北朝鮮は返還が確認されていないことを理由に協議参加を拒否。第6回6カ国協議は22日、休会した。

 ロシュコフ次官は資金移管を受け入れれば、マネーロンダリング(資金洗浄)を禁止する米国の金融制裁に触れる恐れがあるため、中国銀行が拒否している、と説明している。

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拉致被害者家族 「絶対あきらめない」

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 北朝鮮による拉致被害者の松木薫さん=失跡当時(26)=の姉・齊藤文代さん(62)=菊池郡菊陽町=と、鹿児島市出身の増元るみ子さん=同(24)=の姉・平野フミ子さん(57)=八代市=が二十三日、近く被害者家族会が結成十年を迎えるにあたって県庁で会見。「被害者が帰国するまで絶対にあきらめない」と訴えた。

 平野さんは十年間を振り返り、「十年かかってわずか五人(の被害者)しか取り戻していない。本当に長い十年だった」、齊藤さんも「政府に助けてもらうしかない。家族としては、ただただ一日も早い帰国を願うばかり」と語った。

 解決に向けて進展のみられない拉致問題や空転の目立つ六カ国協議に対して、二人は「正直、手詰まり感が漂う」「勝ち誇ったような北朝鮮幹部の顔を見るたびに悔しくてたまらない」といら立ちも隠せなかった。

 日本政府には「まだまだ北朝鮮への圧力が足りない。独自の金融制裁などあらゆる手だてを取り、き然とした態度を貫いてほしい」と求めた。

 被害者の松木さん、増元さん本人には「助けてやれなくてごめん」「日本に帰れることを信じて待っていてね」と呼び掛けた。(横山千尋)

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