北朝鮮非核化に向けた初期段階措置の期限内の履行が事実上不可能に 米次官補が不快感
6カ国協議で合意した北朝鮮の非核化に向けた初期段階の措置が14日、履行期限を迎える。
しかし、期限内の履行は事実上、不可能となり、アメリカのヒル国務次官補は13日、「北朝鮮側に問題がある」との認識を示した。
中国・北京入りしているヒル国務次官補は13日夜、中国外務省などを訪問したあと、「ずっと前から行動できたはずなのに、北朝鮮が動かない理由がわからない」と述べ、14日に期限を迎える核施設の稼働停止など、北朝鮮の非核化に向けた初期段階措置の履行が事実上、不可能になったのは、北朝鮮側の対応に問題があると不快感を示した。
ヒル国務次官補は14日、中国の武大偉外務次官と会い、履行期限が過ぎたあとの対応などについて、協議する予定となっている。
また、日本側との調整のため来日していたアメリカ国家安全保障会議のビクター・チャ部長は14日朝、「あとは北朝鮮がIAEA(国際原子力機関)査察官を迎えて、自国の役割を果たすのを待つだけ」と述べた。
チャ部長はさらに、「きょう一日、北朝鮮の出方を見るしかない」として、ぎりぎりまで様子を見守る姿勢を示した。
一方、北朝鮮外務省は13日、資金の凍結解除が確認できれば、「核放棄に向けた初期段階の措置を取る意思に変わりない」と強調している。
FNN Headline
米財務長官、金融制裁解除批判に反論
アメリカ財務省のポールソン長官は13日、次のように述べ、北朝鮮への金融制裁の解除は核問題の解決のための決定である、という認識を示しました。
「この問題は大きな構図の中で見てほしいのです。結局のところ、我々の戦略的な目標は朝鮮半島の非核化なのです」(アメリカ財務省・ポールソン長官)
また、制裁によって北朝鮮のような体制の国が「行いを改める可能性が高くなった」と強調しました。
アメリカ国内では制裁の解除について北朝鮮の不法金融行為を見逃すものだという批判が一部で上がっていますが、こうした批判に反論したものです。(14日11:33)
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TBS News-i
福井・小浜が上陸拠点 2児拉致 繰り返し密入国
埼玉県の主婦渡辺秀子さん=当時(32)=の子ども二人が北朝鮮に拉致されたとみられる事件で、福井県小浜市の浜辺は、二児を拉致した工作員グループが頻繁に密入出国を繰り返す工作船の上陸ポイントだったことが警視庁と兵庫県警の共同捜査本部の調べで分かった。同グループがラジオの暗号放送を使った「小浜から工作船で連れてこい」という北朝鮮からの指令に従い、小浜湾から二児を拉致したとみて調べている。
捜査本部の調べでは、小浜市岡津にある浜は、海上から大きな岩二つが見え、夜間に小浜湾に潜入する工作船の目印となっていたという。海岸から約一キロ南東にはJR小浜線加斗駅があり、夜間に上陸した工作員が、始発電車に乗り込んでいたとみられる。
夜間、工作船がひそかに接岸し、日本国内にいる工作員らが、頻繁に無線連絡などすることなく確実に接触するために、上陸地点に特徴のある場所が選ばれていたとみられる。
今回の拉致事件で主導的な役割を果たした同グループのリーダー格の女(59)もこの海岸から工作船で何度も北朝鮮と日本を行き来していたという。
北朝鮮による日本人拉致をめぐっては元北朝鮮工作員の証言などから、工作船が使用されていることが明らかになっている。渡辺さん殺害に関与したとみられる工作員の男(53)は「約三十人を北朝鮮に工作船で送った」と周囲に話していたという。
警察当局によると、小浜のこの海岸のほかにも、新潟県と京都府舞鶴市の海岸でも同グループの上陸ポイントがあったとみられ、このうち小浜、舞鶴は日本海側から若狭湾に入ったあと、さらに小さな湾を構成。冬季を除き、小型船が接岸しやすくなっている。
東京新聞:福井・小浜が上陸拠点 2児拉致 繰り返し密入国:社会(TOKYO Web)