ビジネスメディアの成長戦略 | 椿ブログ

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Wife of Brazilian:) Based in Tokyo. Live socially Make people more Happy!


東洋経済オンラインのリニューアル後の成長は有名な話ですが、この記事を読んでメモ。

・ターゲットを明確にする
コンセプトとターゲット設定の理由が明確。
"コンセプトを「新世代のリーダーのためのビジネスサイト」とし、20~30代の最先端のビジネスパーソンをターゲット"
⇒ここが無いと何も始まらない。

・切り口を新しくした
"若く新しく斬新な経験や意見をもった人に依頼"
⇒これ最も差別化だったと思う。東洋経済だからできた人選含め。

・配信先を増やす
"配信先もYahoo!ニュースのみならず、ほとんどのポータルサイトへ配信しています。そして若いビジネスパーソンをターゲットにしましたから、スマホへの最適化も行いました。現在、スマホからのアクセスがPV全体の3割を占めています。"
⇒これ大事。やりながら実感してるけど、ポータルサイト配信先を網羅するのは大切。

・過去ヒット記事をちゃんと分析する
"過去3カ月の人気記事ランキングを見ると、連載コラムが3つ、社内の記者が書いた記事が4つ、そして、ランキング企画が3つ入っています"
⇒ヒットする記事、不発記事は見える化を徹底しよう。

・読者ボリュームゾーンから鉄板ネタを作る
"自動車関連の記事や特集というのはビジネス誌の中では鉄板です。理由は単純で、自動車業界や関連業界で働いている人は数多く、その人たちが読んでくれるからです。"⇒自動車業界に興味無かったから気付かなかった。。。この視点は横展できますね。

・記事路線の差別化
"「クオリティの高い第2報」では、「トヨタクラウンの憂うつ」という記事が累積で200万PVを稼いでいます。この記事では、なぜここまでクラウンが凋落したのかを日本経済の縮図というかたちで描き、クラウンを大胆にチェンジした背景まで説明した上で記事にしました。"
⇒こういう方向性というのが差別化だなぁと実感。

・満足できていないターゲットを満足させる
"女性が読む記事を増やしたいですね。いろいろな女性に話を聞くと、キャリア志向の女性誌では「日経ウーマン」(日経BP社)はありますが、それでは満足できないという人をターゲットにしたメディアがないようです。"
⇒ここはまさにドンピシャでした。ターゲットはまさに私や私みたいな人たち。
日経ウーマンはゆるすぎるんです。表紙がタレントさんとかあり得ない。
HBRを読むような女性向けのコンテンツが欲しいのです。創刊号の表紙はシェリルサンドバーグさんで。作りたいなぁあ、もちろんweb版で。

それにしてもすごい。

こうやってメディアを一気に拡大させてきた人にお話を伺い中なので、とても参考になりました。

お話しいただく中身はほぼ共通しているので、一つ一つちゃんとやっていく。