From:ななころ
プライベートオフィスより
◆前回のあらすじ
前回の記事では、不動産投資においても商売の鉄則である「仕入れ」が重要だということをお伝えしました。
誰しもが知っていることだとは思いますが、こと不動産投資になると、忘れてしまうサラリーマン投資家が多い。高値づかみしてしまって購入後に苦労している人も結構います。
また、「融資が出るから・・・」「不動産価格が高騰しているから・・・」といった理由で購入条件を妥協してしまったりします。
「ななころさん、それは分かってる。でもこれだけ不動産価格が上昇している中で、どうやって安く不動産を仕入れたら良いのかが分からないんじゃないか。。。」
そう思っている方も多いのではないでしょうか!?
たしかに、不動産を安く仕入れるのは簡単ではありません。実績や経験を積み重ねた不動産業者や不動産投資家がウヨウヨする世界ですからね。
そんな厳しい世界でどうやって不動産を安く仕入れれば良いでしょうか?
(前回の記事)
◆「安い」とは?
不動産を安く買えない人には、”ある共通点”があります。
その共通点とは「◯◯」が明確になっていないという共通点です。「◯◯」とは何でしょうか?
答えをお話する前に、私の失敗談からお話ししたいと思います。
コロナが大騒ぎになり始めた2020年のことです。
某百貨店では高級腕時計が売れなくなって困っていました。中国からのお得意様が来日できなくなり、日本人も外出する機会が減り、在庫が余ってしまっていたのです。
当時、妻は某百貨店で働いており、社員限定で高級腕時計の在庫処分セールが行われるという案内が届きました。70%オフ80%オフの大セールです。
普段は手の出ない100万円200万円する高級腕時計が、20万円40万円で買える世界です。妻も私も色めき立ちます。すぐに買いに行こうとなりました。
某百貨店の時計売場にある社員専用の狭いバックヤードに通されて、売れ残っている高級腕時計が並べられました。100個以上はあったでしょうか。
すると、陳列された高級腕時計を目の前にして、私は固まってしまったのです。。。
どの腕時計が安いのか?
どの腕時計がお買い得なのか?
私にはどれも同じに見えて、さっぱり判断ができなくなってしまったのです。。。
幸いなことにある程度のお金はあります。安く買えると判断できるものであれば、何本でも買ったかもしれません。定価よりも値上がる高級腕時計もあるぐらいですから。
ところが、私にはその判断ができなかった。高級腕時計の目利きができなかったのです。
つまり、私には安い高いの「基準」がなかったのです。
◆安いか高いかを判断するためには?
不動産投資も同じです。
不動産を見て安いか高いかを判断することができなければ、安く買うことはできないですよね。私が高級腕時計を判断できなかったように。
そうなんです、不動産を安く買えない人の共通点とは、そもそも「基準」が明確になっていないのです!
ですから、まずはあなたにとって安いのか or 高いのか?基準を明確にしなければならないのです。基準が明確になっており、安いと判断できるからこそ、安く不動産を買うことができるのです。
どうでしょうか、あなたは物件を安い or 高いを判断する基準は明確になっているでしょうか?
◆編集後記
この日、妻と私はそれぞれ1本だけ時計を購入して帰りました。
近年、高級腕時計がどんどん値上がりしています。ロレックスなんかは定価がぐんぐん上がり、現在では2倍ぐらい値上がりしているモデルもあるとか。
あの時にもっと大量に購入していれば、一財産築くことができたかもしれませんね(苦笑)
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