From:ななころ
ロイヤルホストより
◆商売の鉄則
すべての商売において、めちゃくちゃ重要なのが「仕入れ」です。
できるだけ「安く」仕入れて、できるだけ「高く」売る。商売で成功するための鉄則だと、いつも私は肝に銘じています。
たとえば、芸能界引退した島田紳助さんのこんな逸話を聞いたことがありますか?
島田紳助さんといえば、お笑い芸人として成功されましたが、不動産投資や飲食店のプロデュースなど幅広くてがける商売人としても有名です。
20代の頃からテレビに頼らなくても食べていける方法を考えていたそうです。そこで思いついたのがただの石ころを販売した話し。京都・桂川の河原に転がっている小さな石を拾い売ろうと考えたんです。
=== 記事一部抜粋 ===
島田紳助 河原の石を拾って500円で売る商売をしていた過去
「合格祈願で知られる、京都の北野天満宮に受験生が殺到しているのを見て閃いたそうです。お守りや絵馬がボンボン売れている。受験は商売になると。それで河原の石に“合格”と書いて、それを500円で売る商売を始めたんです。芸人らしく“意志(石)が通じる”、とちゃんと洒落を入れていたところが紳助らしい」(紳助と親しい関西のテレビ関係者)
(Newポストセブン記事より)
=== ここまで ===
◆不動産投資にも通じる考え方
「元手がほとんどゼロの石ころを500円で売る」
いかにも商売人の島田紳助さんらしい発想ですが、不動産投資にも通じる考え方ですよね。不動産投資も商売である以上、絶対に忘れてはいけない考え方です。
この商売の鉄則を忘れて高値づかみしてしまうサラリーマン投資家がいますが、一方でその考え方を忠実に実践して成功している人がたくさんいます。
石ころ同然の価値の無いボロボロの不動産をタダ同然で手に入れて、リフォームして売ったり貸したりして利益を手に入れているのです。築古戸建てはその最たる例です。
以前、ライフデザイン実践会で取り上げた不動産投資家の方で、「団地再生」を手掛けている方がいましたが、その手法も見事でした。
ボロボロになった団地の1部屋を激安で購入。フルスケルトンによるリノベーションに加えて、最新のスマート家電をこれでもかと導入。新築分譲マンションを遥かに凌ぐスペックの部屋にみな驚きました。
(見学した団地)
◆不動産を安く仕入れるには?
「ななころさん、それは分かってる。でもこれだけ不動産価格が上昇している中で、どうやって安く不動産を仕入れたら良いのかが分からないんじゃないか。。。」
そう思っている方も多いのではないでしょうか!?
たしかに、不動産を安く仕入れるのは簡単ではありません。実績や経験を積み重ねた不動産業者や不動産投資家がウヨウヨする世界ですからね。
そんな厳しい世界でどうやって不動産を安く仕入れれば良いでしょうか?
(次回につづく)
◆編集後記
島田紳助さんが知っていたかは分かりませんが、島田さんが石ころを販売しようとする前、ただの石ころを販売して大儲けした人がアメリカにいます。
その辺にある単なる石ころを売り物にして、半年で5616万6419ドル(1ドル120円とするとだいたい67億円)も売ってしまったというから驚きです。
石ころにある魔法をかけて販売したのですが、あなたはご存知ですか?
それは、ごく普通の石を拾ってきて、動物のようにペットとして販売するというもの。その名も「ペットロック」です(笑)
通気孔のあいたキャリーケース、石を鎮座させるための布や藁、飼育方法や訓練方法を記載したマニュアルと血統書をセットにして販売されました。
「こんなの誰が買うの?」とあなたは思うかもしれませんが、当時3ドル95セントで販売され、半年間で推定5百万個以上を売り上げたそうです。
1970年代にアメリカでは一大ブームとなり、日本でも1977年(昭和52年)にトミー(現・タカラトミー)から発売されています。
いや~、商売って面白いですね!
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