From:ななころ
プライベートオフィスより
タルムードとまじかるタルるートはまったく別物です。
◆タルムードってご存知ですか?
あなたは「タルムード」、をご存知でしょうか?
よくビジネス系の本などで取り上げたりするので、ご存じの方も多いかもしれません。
僕もたびたびブログやセミナーで取り上げてたりしています。
タルムードは、モーセが伝えたユダヤ教徒の守るべき聖典の一つとされていますが、ビジネスの成功において役立つ要素が多いんです。
もちろん不動産投資においても学ぶべき教訓がたくさんあったりします。
そして、タルムードを幼い頃から読み聞かされて育ってきたユダヤ人に偉大な成功者が多いのも、タルムードが世界中で重宝されている理由の1つです。
ノーベル賞受賞者の20%がユダヤ人であったり、長者番付でも上位陣に常にいたりなど、簡単に言うと成功者が多いんですね。
有名な方にはフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグさんなんかがいらしゃいます。
そのタルムードから、今日は「難破船の三人の乗客」を取り上げてみようと思います。
◆「難破船の三人の乗客」
=== ここから ===
ある時、帆船が嵐に遭って難破した。
流れ着いたのは、フルーツのたわわに実る島であった。
船はその島で修理を済ませてから出航することになった。
乗客は三人いた。
一人の乗客は、いつ修理が終わって船が出てしまうかわからないので、取り残されたら大変だと、船から降りなかった。
嵐に遭い、何日も空腹だったが、船が出てしまう心配で我慢することにした。
もう一人の乗客は、島に降りたが、船が見える範囲内でフルーツを食べ、船の修理が終わる様子を見て、急いで船に戻って来た。
なんとか空腹を満たし、フルーツで水分補給もできたが、たらふく食べることはできなかった。
もう一人の乗客は、そんな簡単には船の修理はできないと思い、島の中まで入ってフルーツをたらふく食べた。
空腹を存分に満たし、十分な水分補給もできたが、船は出てしまい、島に取り残されてしまった。
=== ここまで ===
あなただったらこの「難破船の三人の乗客」を読んで、どの選択をしますか?
(A)島には降りずに船に残りますか?
(B)ちょっとだけ島に降りて、すぐ島に戻りますか?
(C)島の中まで踏み込み、空腹と喉の乾きを解消しますか?
◆ノーペイン・ノーゲイン
実はこの話し、タルムードではたびたびテーマとして取り上げらている
「リスクをどう避けるかではなくて、リスクをどう取るか?」
というお話です。
リスクを全くとらなければ、リターンだって得る事はできません。
島には降りず船に残った人は、慎重さがアダとなってチャンスを逃し、船の中で餓死してしまったのです。
日本ではノーリスクを最優先に考える人が多い一方で、たくさチャンスを失い、たくさんのことを犠牲にしていたりしますが、まさにそれです。
このような人は不動産投資で成功するのは、まず難しいですよね。
一方で、大きなリターンには、大きなリスクが伴います。
島の中まで踏み込みフルーツをたらふく食べた三番目の乗客は、楽観的に考えリスクを取りすぎたために、リスクに負けてしまうことになります。
その結果、無人島に取り残されてしまい、一生を過ごすことになってしまいました。
何も準備せず、勉強もせず、自己資金ゼロ、オーバーローンで融資を受けて物件を購入し、苦しんでいるようなものでしょうか。
とはいえ、生き延びるためには、何らかの形でリスクをとらなければいけません。
まさに今の私たちのような状況でしょうか。
現状に我慢しこのまま一生を過ごすのか、思いきって勝負するのか・・・
二番目の乗客は、ちょっとだけ島に降りて、少しだけのフルーツで空腹を満たし、喉を潤し、急いで船に戻り、生き残ることができたのです。
適正なリスクを瞬時に計算し、リスクを回避する術を準備した上で、リターンを取りに行ったのです。
そんなお話です。
全ての可能性を考えた上で、最適な行動、最適なリスクをとることが重要だとタルムードは教えてくれているのです。
◆1歩進めて考えると・・・
でもこの話し、このメルマガを読んでくださっている読者なら、ある程度理解している方が多んじゃないかなって思うんですよね。
不動産投資に興味を持つ時点で、ある程度のリスクは覚悟していて、その上で勉強するためにこのブログを読んでくださっていると思うから
です。
ですから、もっと踏み込んで考えてみると、、、
ななころの個人的な見解を言うと、一番取りたくない選択肢は、一番目の全くリスクを取らない生きた方、
リスクを取らずにジーっと固まって飢えていくのだけは耐えられません。
ですから、リスクは取って島を降りるタイプです。
ただ、どこまでリスクを取るかは、リターンの大きさで決めたくないとも思っています。
「何を得るか?」というリターンの種類によって、リスクを取りたいと思っています。
不動産投資で言うと、成功して大きなお金を得るリターンならば、そんなにリスクは負いたくない。
「好きなことを好きな時にできる、誰にも縛られない時間を得ること」を得られるためにリスクを取りたいと実践しています。
今回のタルムードの話しですと、リターンは1つで、それは生きるためのフルーツでした。
ですから答えは、「生き残るために何をするか」という単純な答えでした。
しかし、現実の世界はもっと複雑です。
得られるリターンもリスクもさまざまです。
「私はいったいどんなリターンを得たいのか?」
「そのリターンを得るためには、どの程度リスクを追うのか?」
という考えに基づいて、不動産投資に取り組んでいきたいと考えている次第です。
◆編集後記
不動産投資の目的を問われて、よく「不安」から不動産投資を始めようとする人がいます。
将来への不安、老後への不安だったりします。
これは絶対に止めた方が良いです。
不安を源にした行動は、もっと大きな不安を呼び寄せてしまうからです。
コロナ感染が怖くてと家に籠もっていたら、運動不足になってしまい、別の病気になってしまうようなものです。
不安ではなく、いつも「希望」「願望」から行動することをオススメします。
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