From:ななころ
プライベートオフィスより
今、子どもたちは必死に夏休みの宿題をやっています。
なぜ子どもも大人も期限ギリギリならないと動けないのでしょうね!?笑
有史以来、私たち人間の永遠のテーマだと思っている、ななころです。
◆前回あらすじ
前回の記事では、いろいろな不動産投資のやり方あれど、もしあなたができるだけ早くサラリーマンをやめること(なるはや脱サラ)を目指すのであれば、
「徹底的に高い利回りにこだわるべき」
ということをお伝えしました。
数字上からも経験上からも最低でも表面で15%は欲しいと思っています。
可能であれば20%を求めていきます。
ただ、いろいろな疑問が湧いてくると思います。
反論もあるでしょう。
その昔、10年ぐらい前でしょうか。
ななころが不動産投資を始めた頃も、無闇に高利回り物件ばかり探し求めている人のことを、「利回り星人」と揶揄されていました。
不動産業者からは、
「お客さん、そんな非現実な利回り求めてたら、一生買えないよ。」
と一蹴されてしまうこともあるかもしれません。
それでも、あえて繰り返し言います。
「徹底的に高い利回りにこだわるべき」
なぜかというと・・・
◆どの商売にも共通する儲かる商売の原則
儲かる商売の原則がいくつかある中で、だいたいどの商売でも共通する重要な原則といえば、
「利益率が高い(原価率が低い)」
ことです。
なぜ伊勢丹や三越などのデパートの1階には、必ずと言っていいほど、化粧品売場があるのか?
もちろんフロア内に臭いを充満させないといった配慮もありますが、化粧品は儲かるからです。
ななころの妻は以前は某百貨店で働いていたのですが、化粧品の原材料費は1%と聞いて驚きました。
原材料費の大半は水と油で5円程度だと言われています。
あとはオシャレな容器に入れて、美しい光沢の紙パッケージを施して、1つ1,000円で売れば原価率10%~25%前後です。
10,000円で売れば、原価率1%~2.5%となります。
ここから人件費やら広告宣伝費やらを引いても大儲けです。
営業利益20%で優良と呼ばれる中、営業利益50%以上を叩き出している化粧品会社もあります。
すごいですね!?驚
◆不動産投資も商売
不動産投資も投資とはいえ、実際は商売であり事業です。
「利益率」は重要な指標となってきます。
高い利回りの物件であればあるほど利益率が高くなりますから、「利回り星人」だと揶揄されようが、高い利回りを求めるべきだと思うのです。
そして、この利益率をしっかりと確保していないと、脱サラすることは叶いません。
給与収入に代わる経済基盤となりえないからです。
(繰り返しますが、脱サラを目標としないのであれば、話は別です。)
積算評価とか出口戦略とか、いろいろな指標があるので話がややこしくなるのです。
もちろんそれらも重要な指標ではありますが、サラリーマンをやめて給与収入が入ってこなくても枕を高くして寝るためには、まずは適正な利益を得る必要があります。
そのために、「徹底的に高い利回りにこだわるべき」だと、ななころは考えるのです。
◆利回りの差はどのくらい利益に影響を及ぼす?
それでは、実際、利回りの差が利益にどのくらいの影響があるかを考えてみたいと思います。
たとえば、6000万円で売りに出されている利回り9%の都心エリア物件Aと、3000万円で売りに出されている利回り15%の地方エリア物件Bがあったとします。
構造は同じ木造。
仮に建物大きさ、土地の広さ、部屋数はまったく同じだとします。
ひとまず融資や空室などの条件は考えないものとします。
利益にどのくらいの差が出るでしょうか?
(つづく)
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◆編集後記
かつて、二宮尊徳は言いました。
「商売をするときは、金を儲けようなどと考えずに、ひたすら商道の本意を勤めなさい。よく商人の本意を守って努力すれば財は求めなくても集まり、豊かになることは計り知れない。」
二宮尊徳といえば、薪を背負って読書をしながら歩く銅像がよく学校にあったりしますよね。
勤勉で努力家だったと言われています。
これって「金儲けなんて考えちゃダメ」と捉えてしまいましたが、そうでは無いんですよね。
お金儲けを一番の目的にしてはいけないというマインドの話しなんです。
他人を不幸にするような商売はマズイ。
しかし、自己犠牲するような商売はもっとマズイのです。
この辺のバランス感覚を上手に身に付けていきたいなと考えている次第です。