From:ななころ
プライベートオフィスより
先日、会員さんからLINEグループで、打ち間違いで「ななころさん」→「ななころん」と、ゆるキャラのようなネーミングで呼びかけられた、ななころんです。
◆ありがたいスルガ銀行の存在
ななころはスルガ銀行から借りていました。
2010年に2棟目を購入したのですが、その時に融資してくれたのがスルガ銀行でした。
当時、ななころはサラリーマン。
勤めていた会社は数年前に一部上場を果たし、年収もそれなりでした。
ところが、日本はまだリーマン・ショックの影響を大きく受けていた時期。
融資は今よりももっと厳しい状態でした。
ほとんどの銀行は相手にしてくれませんでした。
そんな中で「融資する」と言ってくれたのがスルガ銀行でした。
スルガ銀行はサラリーマン向けの融資に積極的になり出した頃でしたから、金利4.5%、自己資金1割必要だったとはいえ、ありがたい存在でした。
(人からは「こんなに真っ当にスルガから融資を受けた人いるんですね」と驚かれました苦笑)
この2棟目の物件を買えたことで、2年後の脱サラに大きく近づくことができたのだと思ってます。
◆かぼちゃの馬車問題が転機
ところが、スルガ銀行がどんどんおかしな方向に向かいだします。
無茶な融資で苦しむサラリーマン大家が増えていったのです。
(もともとおかしかったのかもしれませんが・・・)
それでも、ナイフもハサミも使い方次第です。
私たち投資家がしっかりと勉強し、上手にスルガ銀行と付き合っていくことができるのならば、不正融資はともかくとして、良いのではないかと考えるようにしていました。
エリアも柔軟ですし、融資期間も長く、審査も早い。
他の銀行にはなく柔軟な姿勢だったからです。
ただ、かぼちゃの馬車の問題が明るみになるに連れて、大きく考えが変わるようになりました。
いち早くスルガ銀行との付き合いを終わらせようと思い、借り換えをすることにしたのです。
地銀さんが手を挙げてくれて、すぐに全額返済したのです。
※2018年11月13日「スルガ銀行、完済しました。」
◆全額返済し、口座は残していたが・・・
定期預金を解約し、残債は全額返済したものの、口座だけは残していました。
ネットバンキングは使いやすいですし、自動販売機収入の入金先だったり、火災保険の引き落とし口座に指定していたからです。
「いずれ再建されて真っ当になれば、お付き合いを再開することもあるかもしれない」
そんな風に軽く考えて残しておいたのです。
ところが、この判断が後にとんでもない事態になってしまったのです・・・汗
(つづく)
◆編集後記
先日情報交換していたところ、現在スルガ銀行は恒久的に金利を下げることを、頑なに拒否しているらしいのです。
ここではあまり詳しく公開できませんが、以前でしたら、だいたい支店決済できる3.1%までは金利引下げは割と柔軟に対応してくれていました。
3.1%以下になっている人もたくさんいます。
一方で、行動していない人は、4.5%だったり、借りた当初のままの金利の人もいます。
このままの高い金利で自己破産されたり、返済停止されるよりも、
金利を多少下げてでも、なるべく長い期間返済してもらった方が、スルガ銀行にとってもメリットが大きいはずなんですよね。。。
しかし、現在は金利引下げはしない。
引き下げたとしても「2年間限定で」といった、つれない対応なのです。
こういう態度からみても、
「既存客はなるべく搾り取るだけ搾り取る」
「既存客はのらりくらりと対応して、新規顧客に注力していこう」
といった経営判断が透けて見えてくるようです。
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