From:ななころ
お気に入りのカフェより
お陰様で10年、100回目の開催。
お申し込みが募集開始から3日間で【100名】を超えました!
▼5月29日のセミナーの詳細はコチラ
◆なぜ行列に並んでしまう?
「私たちはなぜ行列に並びたくなってしまうのだろうか?」
日本でもコロナワクチンの提供が開始され始めました。
メディアでも大騒ぎし、両親も友人知人もワクチンの話題で大賑わいです。
ワクチン接種予約にみな躍起。
電話をかけ続ける人。
ネット申込み画面にアクセスし続ける人。
そして、徹夜してまで予約を取ろうと窓口に殺到する、異常事態になっているようです。。。汗
ワクチン接種については、賛否両論あると思います。
ななころは反ワクチン派とか陰謀論者とかでもありません。
ただ、このワクチン、問題だらけなのはご存知通りです。
最新の厚労省の発表では、日本ではすでに39名がワクチンを起因として死亡した可能性がある報告しています。
そのため、世界的に見た日本のコロナの状況を考えれば、もう少し様子見をしても良いはずです。
コロナが怖い人が、ワクチンは怖くないというのもおかしな話です。
日本の場合、ワクチンを打ったからといって、同調圧力が強く過ぎてマスクを外せるわけでもないですし。
(普通に考えて、コロナで重症化して死亡する確率と、ワクチンの副反応で死亡する確率を比べると分かります。)
今すぐ我先にとワクチンを打つ必要がないにも関わらず、なぜ多くの人がワクチンに殺到してしまうのでしょうか?
「【注意】すでにコロナワクチン接種で39名が死亡!?人が行列に並んでしまう理由(1)」
(そのうち、「ワクチン接種済みですマスク」が販売されそうですね!笑)
◆行列に並びたくなってしまう心理
このワクチンへの異常とも言える殺到状況。
昨年トイレットペーパー不足のときにも同じような状況が起こりました。
そこには、私たち不動産投資家は特に注意をしなければならない人の心理です。
この行列に並びたくなってしまう心理を知っておかないと、誰しもが「買いたい病」を患い、我先にと行列に並んでしまうことがあるからです。
これを心理学の用語で「希少性の原理」と呼ばれています。
社会心理学者のステファン・ウォーチェルは、この「希少性の原理」を研究するために、ある実験を行いました。
=== クッキーの実験 ===
参加してもらった被験者たちを2つのグループに分けて、チョコチップクッキーの味の評価をしてもらうことにしたのです。
Aグループには、10枚のチョコチップクッキーが入った透明の瓶の中から、1枚を取り出して食べてもらいました。
Bグループには、2枚しかチョコチップクッキーが入っていない瓶の中から、1枚を取り出して食べてもらいました。
すると、Aグループ、Bグループ同じチョコチップクッキーを食べてもらったのにも関わらず、Bグループの被験者たちの方が、高い評価を下したのです。
「また食べたい」「商品として魅力的」「高級感がある」といった高評価をつけたのです。
(「影響力の武器」より)
=== ここまで ===
ほとんどの人が知っている通り、「数が少ないものは、価値が高いように感じる」ということを、この実験でも証明しているのです。
◆この実験の注目すべき点
ただ、ここで注目すべき点は、単純に数を少なくすると、希少性が高まり価値が上がるのかというものではないということです。
「手に入れにくい」「このチャンスを逃すともう二度と手に入らない」という希少性を感じた時に、人は価値を感じるのです。
人は我先に行列に並ぼうとするのです。
上記のクッキーの実験では、最初にクッキーが10枚入った瓶を見せられてから、2枚入った瓶に交換されていたのです。
クッキーの数が減らされてしまうのを目の辺りにされていたのです。
さらに、被験者たちに、あらかじめ「あまりにも好評でクッキーが無くなってしまった」と説明されてから、枚数を減らした場合は、さらに評価が高まったのです。
「みんなが欲しがっている」となると、さらに希少性が高まったのです。
◆100%儲からない物件に我先にと殺到!
そんなに前ではない昔。
絶対に損することが確定の物件情報に、人々が殺到したことがありました。
「えっ!?絶対に損する物件?」
「そんな物件情報に飛びつく人いるの?」
そんな風に思われる方もいるかもしれません。
しかし、実際1000人以上のサラリーマン投資家が群がり、我先にと億を超える物件に飛びついたのです。。。
それが、かぼちゃの馬車事件です。
かぼちゃの馬車を販売していたスマートライフ社(スマートデイズ社)が主催するセミナーでは、最後に販売図面が配られると我先にと購入希望者が殺到したそうです。
「こんな良い物件、滅多に出ません」
「希少性の高い物件です」
「今日参加してくださった方だけに特別にご提供します」
そんな風に煽られ、参加者は我先にと飛びついてしまったのです。
◆まとめ
ななころだって、一番最初に出会った物件がかぼちゃの馬車だったら、心揺さぶられてしまったかもしれません。
決して他人事ではないと考えています。
いつも販売者側は、こんな風に希少性を煽ってきます。
「この商品がお気に召したようですが、ごもっともです。本当に良い商品ですし、価値を考えると相当に割安です。ただ、申し訳ございませんが、ほんの20分ほど前に、別のお客様にお売りしてしまったのです。たしかそれが最後の1つだったと思います。」
しかも不動産は「2つと同じものが無い」と言われるほど、希少性を高めるためにはうってつけです。
今回のワクチンについても同じです。
その証拠に、1年ほど前にマスクやトイレットペーパーは人々は殺到し、豊富にあると分かれば、すぐに興味を失っていきました。
ですから、人間誰しもが行列に並びたくなる心理が沸き起こってしまうものと捉えて、いつも冷静に判断できるように不動産投資の勉強を続けていきたいものです。
メルマガでは毎回2000文字から3000文字で、不動産投資に役立つ情報を書いています。
▼毎週金曜配信のメルマガ登録 → コチラ
※登録は無料です。気に入らなかったら即解除もできます。
◆編集後記
この行列に並んでしまう人間の性ですが、私たちの親世代(団塊世代)ほど強い傾向にあるようです。
過去日本で人口が最も増加した時期に生まれた世代であり、かつ物資に恵まれない時期を経験した世代ですから、それも仕方ないのかなと思います。
限定品という言葉に弱く、いつも我先にと買い込んでは余ってしまう。
使いもせず、捨てられもせずに、大量に抱え込んで放置してしまうのです。
マスク行列、トイレットペーパー行列、そして今回のワクチン行列、、、
何度同じことを繰り返しても、また同じように行動してしまう。
仕方の無いことなのかもしれませんね。
ただ、一方で私たちの親がそれだけ元気で意欲的だということは、良いことなのかもしれないと考えている次第です。