築8年のアパートの階段が崩落???入居者女性が死亡・・・ | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ
プライベートオフィスより


ちょっと今日は深刻なニュースなので、最初におちゃらけるのはやめておきます。

◆階段が抜けて2メートル下へ落下

ありえない事故が起こってしまいました。。。

 

つい先日、八王子市南新町の木造3階建てアパートで階段が突然、崩壊。

3階に住む女性が転落して頭を強く打ち、意識不明の重体。

昨日22日午前11時前、脳挫傷で死亡したということです。


事故時この女性は本当に怖かったことでしょう。

いきなり床が抜けるのですからね。。。

心からお悔やみ申し上げます。



=== 記事一部抜粋 ===

アパート階段崩れ…転落「一発『ドン』と」

 

17日、東京・八王子市のアパートで、階段の一部が突然、崩れ落ちました。階段をのぼっていた50代の女性が転落し、意識不明の重体となっています。このアパートは8年前に建てられたものでした。


 

アパートが建てられたのは、いまから8年前の2013年です。崩れ落ちた部分よりも上にある階段は、少しさび付いているようにも見えます。警視庁によりますと、階段の踏み板は金属が使われていましたが、側面が木でできていて、その部分が腐食していたということです。


 

警視庁は、階段の腐食により事故が起きた可能性もあるとみて、アパートの施工や管理に問題がなかったか調べています。

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(日テレNEWS2021/4/21記事より)

=== ここまで ===



◆あってはならない事故

ニュースを追っていくと、ありえない(あってはならない)事故だということが分かってきます。


まずこのニュースを聞いて誰しもが驚くのが、築年数がたった8年だということです。

築40年、50年経ったアパートではなく、2013年に建てられたばかりのアパートということ。


Googleストリートビューで見ても、建物がまだ新しいことが分かります。

モダンなデザインのアパートです。

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建物の情報としては、2013年5月築。

1R(24.04m2)が3部屋と2LDK(47.09m2)が2部屋の3階建て木造賃貸アパートです。


内装はオーソドックスですが、広めの住みやすそうな部屋です。

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今回崩落したのが真ん中にある外階段。

ニュース記事によると、階段と建物の接合部分に木が使われており、そこが腐食して崩落したのではないかということです。

雨が流れるであろう箇所に木を使っているなんて、ありえません・・・。


さらに、崩落した階段はいたるところが錆びています。

海が近いわけでもない八王子市でこれだけ錆びているということは、適切なサビ防止もなされていなかったことが疑われます。

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◆新築アパートのリスク

今回の事故のように、数年後に初めて建物の不具合が分かることが、新築アパートや新築マンションのリスクと言えます。

所有者が泣き寝入りせざるおえなかったり、大きな責任を被ってしまうこともあるのです。


「えっ、ななころさん!?新築の場合は10年は保証されるでしょ?」


たしかに新築はすべて、完成(引き渡し)から10年間の保証が法律によって義務付けられています。
 

新築後10年以内に見つかった欠陥は、建築会社や施工会社、もしくは売主に補償を求められるということです。


これは2000年4月に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)という法律によって定められているからです。


ところが、問題は保証される対象箇所です。

保証される対象箇所は「住宅の躯体部分」となっているのです。


それでは、「住宅の躯体部分」とはどこなのかというと、「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」のことで、具体的には、基礎、壁、柱、床、屋根、梁(はり)などを指します。


今回のアパートの外階段が「住宅の躯体部分」に当たるかどうかは、まだ分かりません。

しかし、「住宅の躯体部分」に該当しなければ、保証からも外れてしまうのです。。。


実際、相談を受けた何人ものサラリーマン大家さんが、ひどい会社によって建てられた新築アパートの瑕疵に苦しんでいるのです。


そのような新築アパートの多くは高利回りをうたって販売されています。

ひどい手抜き工事で、たった数年でバルコニーなどの鉄部に激しいサビが出てきたりするのです。


ところが、「躯体部分には当たらない」と適切な対応をしようともしません。

のらりくらりと対応するばかりなのです。

(神奈川の◯◯地所などは特に悪名高い業者の1つです。)


また、計画倒産して逃げてしまう業者もいるのです。

鉄筋むき出しの状態で逃げる業者もたくさんいます。


今回、このアパートを建てた施工会社については、まだ情報が出てきていません。

建物名が変わっているのですぐ分かるかなと思ったのですが、調べきれませんでした。

適切な対応をすることを願うばかりです。



◆私たち大家にできること

このような不慮の事故にあったときのために、私たち大家ができることがあります。

絶対にやっておいた方が良いことです。

意外と知らない方が多いのため、念の為、今日18時配信のメルマガでお伝えしようと思います。


このような新築アパートを購入する場合は、くれぐれも建築会社の事前チェックと、その建築会社が過去に建てた建物を実際に見て回って確認することをオススメします。
 


メルマガでは毎回2000文字から3000文字で、不動産投資に役立つ情報を書いています。

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◆編集後記

2011年の東日本大震災の際、ななころの所有物件近くにある知り合いの大家の4階建ての重鉄アパートの外階段が崩落する事故がありました。


幸いなことにけが人はいなかったようですが、地震後の混乱時に住人は部屋に戻れなかったり、部屋から外に出られなかったり、きっと苦労されたことだろうと思います。


数ヶ月後に外階段は取り付けられましたが、工事に2000万円以上かかったそうです。


定期的な建物修繕をほったらかしにしているサラリーマン大家さんもいますが、適切な建物メンテナンスが重要だとあらためて感じた次第です。


ななころは大規模修繕費用を分割で支払いできるサービスを利用していますが、これめちゃくちゃ良いです。

毎月3万円ちょっと支払うだけで1000万円弱の大規模修繕ができて、さらに15年間建物メンテを受けられるんです。

こういったサービスも利用しながら、賢く適切に建物メンテナンスをしていきましょう!