From:ななころ
プライベートオフィスより
子どもたちの間で流行っている「呪術廻戦」というアニメ。
我が子たちも今は鬼滅よりもこちらにハマっているようです。
面白いのかどうかは分からないのですが、1つネックなのが、どうしても「じゅじゅつかいせん」を噛まずに言えません。。。汗
◆TATERU社が社名を変更
一部上場企業の株式会社TATERUが、2021年4月1日より「株式会社Robot Home」へ社名変更しました。
※本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:古木大咲
=== 記事一部引用 ===
TATERU、4月1日付けで「Robot Home」へ社名変更--AI、IoT、DX推進に注力
TATERUは2月12日、4月1日に「株式会社Robot Home」に社名変更すると発表した。知名度、ブランド力の更なる向上とより効果的な事業展開を目指す。
(2021年02月12日 CNET Japan記事より)
=== ここまで ===
TATERU社はご存知の方が多いと思いますが、融資書類などを改ざんするなどして不正融資を行い、主にサラリーマンに新築アパートを販売していた不動産業者です。
社内調査によって350件もの不正が発覚。
2019年には行政処分となり、一時営業停止となっていました。
「とうとうTATERUが業務停止命令へ、これで完全にアウトか!?」
なぜ、ここにきて社名を変更することになったのでしょうか?
現在、業績はどうなっているのでしょうか?
TATERUオーナーへはどのような影響があるのでしょうか?
◆社名変更を繰り返す歴史
TATERU社あらためRobot Home社は、もともとは「フルキ建設」という社名でした。
おそらく社長の名前から取った社名だったのでしょう。
その後、1年もたたずに社名を「インベスターズ」に変更します。
さらには2014年に「インベスターズクラウド」へと変更。
そして、2018年には「TATERU」へと変更し、業務停止命令処分が下され、一気に業績が悪化して事業転換を余儀なくされていました。
そこで、今回の「株式会社Robot Home」という社名に変更となったのです。
つまり新築アパートを建設して販売する事業から転換するという意図があるのです。
行政処分以降、事実上の銀行取引停止となっていたTATERU社にとって、生き残るための唯一の手段だったからです。
実際、当時密接な関係のあった西京銀行とは縁が切れ、西京銀行は東京から撤退。
他の金融機関もTATERU社の案件には融資をしなくなっていたからです。
◆明るい兆しが見えてきた?
そこでTATERU社は、リストラや在庫を一層。
新築アパート販売事業から、主に賃貸管理事業へ大きくシフトしています。
賃貸管理業は、ストック型のビジネスモデルで安定していますからね。
決算では、赤字幅は縮小し、21年12月期は黒字転換を予想。
ようやく立ち直ってきたかに思われます。
TATERUオーナーにも明るい兆しが出てきました。
ただ、まだまだ不安が残ります。。。
これから必ず訪れるであろう試練が、TATERUオーナーに待ち構えているからです。
どいうことかというと・・・
(つづく)
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(オリエンタルラジオの藤森氏を起用してCMを打つRobotHome社)
◆編集後記
社名をコロコロ変えることを、「機を見るに敏」と見るか、「信頼のできない会社」と見るか、意見が分かれるところかなと思います。
ただ、一般的にはあまり良い印象を受けません。
信頼できる会社かどうかをチェックする場合、社名を頻繁に変えている会社はいわくつきのことが多いからです。
かぼちゃの馬騒動を引き起こした、スマートデイズ社もそうでした。
コロコロと社名を変更していた過去があります。
東京シェアハウス → スマートライフ → スマートデイズ
「名は体を表す」と言ったりしますが、人の名前でもなんでも、やっぱり名前って大事ですよね。
そう考えると、物件名も我が子のように大事に大事に名付けてしてあげることが、とても重要なんじゃないかなと考えている次第です。