TATERU社→Robot Homeへ社名変更、意図は?TATERUオーナーへの影響は?(2) | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ
プライベートオフィスより


サッカー好きの人はご存知かと思いますが、今ヨーロッパではチャンピオンズリーグの準々決勝が行われています。

あのBGMが流れ出すと、無性に走り出したくなっちゃう人いませんか?


◆黒字への転換が見えてきた?


異次元金融緩和の流れに乗り、融資ジャブジャブ時代に主にサラリーマンに新築アパートを販売。

これが絶好調で、一気に一部上場を果たしたインベスターズクラウド社。


TATERU社へと社名を変更しさらなる飛躍を目指していた矢先に、不正融資が発覚。

業務停止処分を受け、一気に業績は転落していきます。


巨額の赤字を出し、大規模なリストラを実施するなどして業績回復を目指します。

そこから新築アパート販売を縮小し、賃貸管理業へと転換を図ります。


そして、フルキ建設から実に4回目の社名変更を行い、この4月から「株式会社Robot Home」になったのです。


不正融資を組織ぐるみで行い、社名をコロコロ変えるなど、あまり信頼できる会社ではありません。

ただ、業績についても明るい兆しが見え始めているかのように思われます。


=== 記事一部抜粋 ===

財務リストラに新規事業、TATERUの2年半を振り返る


 2018年8月末、預金残高改ざん問題が発覚したTATERUは正念場を迎えていた。

 9月以降は、本社や各拠点の移転や希望退職者の募集による大胆なリストラ策を講じ、固定費の削減および抑制に務めてきた。さらに、アパートの販売在庫など赤字をいとわない棚卸資産の売却を断行したほか、投資していたベンチャー企業の株式を売却し、現金化。急場をしのぎ、いずれ来る成長のテコとした。

 これにより、17年12月に58億円を計上していた販売管理費は20年12月には23億円にまで減少。21年12月期は黒字転換を予想。2年半近くにわたる暗いトンネルから抜け出しつつある。

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(2021年04月06日 NETIB-NEWS記事より)

=== ここまで ===


はたして、TATERUあらためRobot Home社は、立ち直ることができるのでしょうか?

TATERUオーナーにはどんな影響があるのでしょうか?


※前回の記事「TATERU社→「Robot Home」へ社名変更、その意図は?TATERUオーナーへの影響は?(1)

 

 



◆新築アパート販売縮小、賃貸管理業へ

Robot Home社は、中期経営計画「NEXT TATERU VISION」において、新築アパート販売を縮小。

賃貸管理業へ大きくシフトすることを名言しています。


そして、自社で開発した管理用ツール「Residence kit」を、管理物件や管理会社、そしてオーナーへ販売・導入していくとしています。
 

このツールは、アパートやマンションをインターネットを通して、スマホから遠隔管理できるツール。


たとえば、入居者が外出先からでも照明やエアコンなど家電操作が可能となるようです。

また、管理会社やオーナーは、問い合わせ件数や反響数を確認できたり、管理業務を紙からデータで取り扱ったり確認できたりすることができるようになるようです。


1部屋5万円から導入でき、その費用は賃料アップによってまかなえるとしています。





 

◆このツールどうなの?

ただ、これどうなんでしょ!?

すでに「Amazonアレクサ」や「Googleアシスタント」を導入している方は分かるかと思うのですが、日常生活であんまり使わないんですよね。。。


我が家も、いろいろな家電製品をAmazonアレクサに連動させています。

「アレクサ、電気消して」と言えば、リビングの電気が消えます。


音楽を聞きたいなと思えば、

「アレクサ、JAZZを流して」と言えば、食事も楽しくなります。


また、ホームステイを受入れてた時は、翻訳する時にも利用していました。

「アレクサ、美味しいってフランス語で何と言うの?」と聞いたりして、盛り上がったりします。


それでも、あんまり使わないんですよね。。。

ロボット掃除機はスケジュール管理しちゃってます。

エアコンは結局リモコン使ってます。


賃貸管理業はストックビジネスですので、売上が安定化し読みやすいためシフトするのは良いと思います。

コストを上手に削減しているので、おそらく黒字には持っていきそうな気もします。


ただ、「Residence kit」なるものについては懐疑的です。

賃料アップにつながるかと言えば微妙ですし、こういうのを求める人は、なにも「Residence kit」を使わなくても良いと思いますよね笑


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◆不安なのは10年後、15年後・・・

ただ、この会社、不安に感じるのが10年 or 15年後なんです。

TATERUオーナーに大きな影響が出てくるんじゃないかと思ってるんです。


旧インベスターズクラウドや旧TATERU社が、バンバン新築アパートを売り始めたのが2014年、2015年ごろからです。

それから10年、15年後ですので、2024年~2030年ごろから問題が勃発しだすと、ななころは考えているのです。


どういうことかというと・・・

(つづく)


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◆編集後記

ななころも一時期、賃貸管理業を立ち上げようと考えたことがありました。

一度軌道に乗せてさえしまえば、それだけ収益が安定するビジネスモデルだからです。


ななころの友人の数人が賃貸管理業を立ち上げて成功しています。

少人数で年商3千万円~1億ぐらいでしたら、割と簡単にいけるようです。


ただ、そうなんです。

差別化がとても難しいんです。

客付けの強い弱いや管理の質の善し悪しはあれど。。。


あとは、変化大好きのななころには合わない。

賃貸業は、いかに変化させずに安定化させるかのビジネスですからね。

すぐ飽きちゃうんだと思うのです。

きめ細やかな対応も求められますしね。


社風的に派手なことが好きなようですので、Robot Home社にも賃貸管理業は向かないんじゃないかなと個人的には思ってるのですが、はてさて・・・。