From:ななころ
プライベートオフィスより
◆TATERUに業務停止処分か!?
先ほどとんでもないニュースが飛び込んできました。
融資書類の改ざんなどで不正が発覚していたTATERUに対して、国交省より業務停止処分が下される見込みとのことです。
~ 記事一部抜粋 ~
TATERUに業務停止命令へ 融資資料改ざんで国交省処分
アパートの施工、管理を手がける東証1部上場のTATERUが、建設資金の借入希望者の預金データを改ざんしていた問題で、国土交通省は同社に業務停止命令を出す方針を固めた。預金残高を実際より多く見せ金融機関の審査を通りやすくしていた。国交省は会社ぐるみで改ざんし、不正が全国に広がっていることを問題視し、行政処分に踏み切る。
国交省は21日に宅地建物取引業法に基づき、同社に対する聴聞を開いたうえで、業務停止命令を出す。停止期間や業務の範囲は今後詰める。
(2019/6/17 日本経済新聞記事より)
~ ここまで ~
◆業務停止期間や内容はこれから決定だが・・・
報道の内容を見ると、業務停止期間やその内容はこれから決定するとのことですが、すでに新規アパートの受注はゼロになっていると思われます。
以前にもお伝えしている通り、決算発表からはすでに新規アパート受注の件数は消されています。
(なぜかアパートオーナ数は増加している報告になっているのですが・・・)
なぜなら融資が付かないからです。
西京銀行はすでに撤退を表明しているため、新たな融資先の開拓が必要となりますが、おそらく見つけるのは難しいでしょう。
アパート受注で回っていた会社のため、これは厳しいです。
いよいよまずくなってきました。。。
※2019/05/13「TATERUも悲惨な決算(2019年1~3月期)、60億円赤字で存続できるのか?」
◆最も怖いのは?
TATERUが吹っ飛ぶと最も怖いのが、預かり賃料を持って飛んでしまうことです。
おそらくTATERU物件のほとんどを、TATERU社が管理していることでしょう。
そのため、入居者の支払った賃料をいったんTATERU社が預かり、管理料などを差し引いてオーナーへ入金しているはずです。
そのタイムラグが怖いのです。
最悪の事態になると、1ヶ月分の賃料が消えてしまう可能性もあるのです。
◆TATERUオーナーのできることは?
以前にもお伝えしている通りTATERU物件のほとんどが適正な利回りとキャッシュフローを取れていないため、所有し続ければし続けるほど収支が悪化していく可能性が高いです。
今は満室であれば1棟あたり毎月5万円ほどは黒字になっていると思いますが、今後は空室期間が長引いたり、家賃が下がったり、修繕費がかさんだた即赤字になる水準です。
(そもそも固都税や広告費を払ったら吹っ飛びますが・・・)
そのため、損切りしてでもなるべく早く売却することが理想ですが、数千万円の損切りを覚悟しないといけないケースも多く、どうにもならないオーナーが多いのではないでしょうか。
あとは、金利を少しでも安くするように交渉したり、借り換えを目指すことになりますが、これもおそらく難しいでしょう。
できることは限られてきてしまいます。
管理会社を変更して、少しでも支出を減らし(管理料や、なんとかKit料など)、できる限り家賃を下げずに満室を維持し続けることです。
そして、残債を減らしつつ、売却に強い不動産業者に売却を依頼しておくことです。
(もし不正融資をまったく関知しない所でやられていた場合は方法はありますが・・・)
TATERUオーナーがいち早く今の危険な状態を察知し、万が一に備えて動くことを祈るばかりです。
◆編集後記
老後資金2000万円不足問題をきっかけに、年金や健康保険について、今一度勉強し直しているところです。
恥ずかしい話し、これまで私は曖昧な認識のままできてしまったからです。
・年金は払っておいた方がいいのか?
・このまま年金を払っていても大丈夫なのか?
・年金基金と確定拠出年金の違いは?
・健康保険はどのパターンがお得なのか?
などなど
書籍やネットから情報を集めて、整理しているところです。
詳しい方いたらぜひコメントください!