From:ななころ
プライベートオフィスより
◆不動産投資を始める理由
不動産投資を始める理由は人それぞれです。
相続対策で不動産投資を始める資産家。
将来の年金不安から不動産投資を始める老夫婦。
節税対策から不動産投資を始める経営者。
しかし、ななころのところに相談にくるのは、サラリーマンが圧倒的に多いです。
しかも、「楽して片手間で稼ぎたい」「優雅な生活をしたい」という人はおらず、「現状を少しでも変えたい」というサラリーマンばかりです。
「今の理不尽な会社をやめたい・・・」
「今の仕事にやり甲斐を感じない・・・」
「このままサラリーマン生活を続けるのは嫌だ・・・」
働くことが嫌いなのではなく、お金のために働くのは嫌だという人ばかりなのです。
たしかに、毎月給与収入に変わる家賃収入があれば、生活にも心にも余裕ができます。
給与の大小で仕事を選ぶのではなく、やり甲斐の大小で仕事を選ぶことだってできます。
会社や上司から理不尽な指示を受けたとしても、突っぱねることだってできます。
忖度することも、無理して合わせることもありません。
「サラリーマンをやめようと思えばいつでもやめられる状態になりたい!」
そんな思いを持って、不動産投資を始めるサラリーマン投資家が多いのです。
◆いつでもやめられる状態とは?
それでは、「サラリーマンをやめようと思えばいつでもやめられる状態」とは、どのような状態なのでしょうか?
人それぞれだとは思いますが、ななころがサラリーマンをやめる時に考えたのは次の3つの条件です。
(ななころは当時35歳、子供は3歳と0歳の2人、都内在住)
条件1.現状の給与収入の2倍のキャッシュフローがある
ななころの当時の給与収入は、額面で年収650万円程度。
税金やら何やらを引かれ手元に残るのが、だいたいボーナス除いて月35万円ぐらいでした。
そのためキャッシュフローで70万円以上あれば、まずは安心と考えていました。
なぜなら、これまで月35万円の給与で生活していたのですから、キャッシュフローの半分の35万円あれば生活していけると考えたからです。
もう半分の35万円は、大規模修繕などの積立分や、いざという時のための貯金です。
条件2.別の収入がある
2つ目に、家賃収入以外の収入があるということも重要だと考えました。
万が一不動産投資で失敗したり、賃貸経営が思うようにいかなくなっても、別の収入があれば何とかなります。
当時のななころは、わずかではありますが別の収入がありました。
他の不動産会社のお手伝いや転売から、月10万円程度あったかなと思います。
いずれ手掛けている事業収入を大きくしていければ良いとも考えていました。
(妻がまだ正社員として働いていて収入があったというのも大きいと思います。)
条件3.住宅ローンで賃貸併用住宅を購入
そして、3つ目にななころはサラリーマンをやめる前に、サラリーマン属性を活かして住宅ローンは使っておきたいと考えました。
サラリーマンをやめると、賃貸だと引っ越したりする時にハードルが上がります。
また住宅ローンを借りるハードルも上がってしまいます。
そして、生活費を見直した時、居住費(家賃)が一番大きいことに気が付いたからです。
住宅ローンを使って賃貸併用住宅を購入できれば、居住費に関わる費用が大幅に軽減できると考えたのです。
◆3つの条件をクリアすれば!
この3つの条件をクリアしたななころは、サラリーマンをやめました。
すでに12年経ちますが、一度もお金のために働かざるおえない状況にはなっていません。
1棟目の物件は完済し、2棟目の物件もあと12年で完済です。
残債は住宅ローン合わせて5000万円ほどになりました。
一方で、家賃収入は月100万円以上あり、キャッシュフローは年々増えています。
もう二度とサラリーマンに戻る必要のないぐらいの経済状態にはなってきました。
(妻も会社員をやめています。)
そのため、この「3つの条件」さえクリアすれば、ななころと同じようにサラリーマンをいつでもやめられる状態になるのかなと思っています。
あとは、サラリーマンを続けるのか、すぐにやめるのかは、あなたの選択次第になってきます。
◆悲しい現実・・・
しかし、残念なことに、3棟も4棟も収益物件を購入しているのに、この3つの条件をクリアできない人が大勢います。
「いつでもやめられる状態」どころか、逆に「いつまでもやめられない状態」に陥ってしまっているサラリーマン投資家の方までいます。。。汗
給与収入が無いと、大家業の方が立ち行かなくなってしまうのです。
どうしてそんなことになってしまうのでしょうか?
どのような物件を買っていけば、「いつでもやめられる状態」になるのでしょうか?
(つづく)
◆編集後記
まだ若い方や独身でいつでもやり直しのきく方は、あまりリスクを恐れずに、他にやりたいことがあれば、すぐにでもやめてしまっていいかなと思います。
何も失うことがない人は、ある意味最強です!
どんどんチャレンジしていっていいと思います!
とはいえ、今から考えると、ななころは結構綱渡りもしたかなと思います・・・汗
まだ子供も幼くて、次男は生まれたばかりでしたから。
できれば、貯金(金融資産含む)は最低でも1000万円以上あると安心ですよね。
(ななころは貯金はほとんどありませんでした。。。)