コロナは儲からない物件を掴まされてしまった人にチャンスをもたらす!? | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ

NorrthLinkカフェより

◆企業の倒産が止まらない・・・

新型コロナウィルスの影響で、企業の倒産が止まりせん。


帝国データバンクのサイトには、連日のように倒産速報が流れています。

この速報に流れるのは「原則、負債額30億円以上」とありますから、実態はもっと悲惨な状況になっていることでしょう。


ななころの住む東京のハズレでも、みるみる空きテナントが増えてきています。


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◆なぜか都では倒産件数が減少?

しかし一方で、日経新聞には、「都内の倒産件数は4月、前年実績比で1割減となる見込み」という不思議な現象が起きているとありました。


コロナの影響で倒産や破産の数は増えているはずなのに、件数が減っているというのです。


=== 記事一部抜粋 ===

都の倒産件数が前年割れ コロナ禍での「異変」

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言を受けた休業などの影響で、経営に行き詰まる企業が増えている。にもかかわらず、都内の倒産件数は4月、前年実績比で1割減となる見込みだ。全国でコロナ倒産が増える中での「異変」。背景に何があるのか。


 東京商工リサーチによると、都内の倒産件数は4月に100件超となる見込み。前年同月から1割ほど減る計算だ。3月は15%増えていたから、4月に急ブレーキがかかったことになる。

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(2020/5/11 日経新聞記事より)

=== ここまで ===


記事によると、都の倒産件数が減った理由は、緊急事態宣言が発令されたことによる破産手続きの遅延によるものとされています。


東京地裁がコロナで業務縮小していて、緊急性の低い破産案件を後回しにしており、破産手続きが太古の昔からのアナログ手続きのため、どんどん手続きが遅れていると記事にはあります。



たしかに、ななころの友人も裁判所に務めていますが、在宅ワーク、時短勤務に切り替えていて、仕事が滞っていると言っていました。


その証拠に緊急性の低いと判断されたのか、不動産競売も全国で延期されています。

ななころがチェックしている物件もなかなか競売に登場してきません。。。汗


不動産投資で失敗して自己破産した方も、なかなか手続きが進まないとボヤいています。


日本のどこもかしこもIT化の遅れが、コロナの影響で表面化していますね。

(以前の記事でも書きましたが、10万円給付も大混乱になっているようです・・・)



◆地銀も倒産が加速するのでは!?

コロナの影響はまだ始まったばかりでこの状況ですから、この先かなり深刻です。

「破産できずに前にも後ろにも進めない」状態の企業や個人事業主が、どんどん溜まっていくわけです。

ずっと生殺し状態。。。


そうなると、困るのは破産する企業や本人だけではありません。

コロナの影響をあまり受けていない、関係会社や取引会社にも影響が及んでいきます。

連鎖倒産などという事態にもなりかねないのです。


そして、融資している銀行にも大きな影響が出てきます。

ただでさえ地銀は、全105行の4割を超える46行が本業で赤字の状態です。

(2019年3月決算でこの状態です・・・)


地銀もこの先いったいどうなってしまうかを考えると、空恐ろしくなってきます。



◆儲からない物件を掴まされてしまった人には追い風!?

しかし、儲からない物件を掴まされてしまった人には、追い風になるのではないかと考えています。


なぜなら「返済は柔軟に対応するよ」というような流れになってきているからです。

すでに「住宅ローンの返済に対して地銀が柔軟対応」といったニュースも報じられています。

返済期間を15年も延長してくれる銀行もあるとか。


そして、一部の銀行では、アパートオーナーに対しても柔軟な対応を見せています。

スルガ銀行は一部のシェアハウスオーナーに対して代物返済を認めましたから、今後は不正の認められた一棟モノに対しても柔軟な対応をせざるおえないでしょう。


「柔軟な対応」とは、つまりは「リスケ(条件変更)」のことではあります。

しかし後ろ向きに捉えることはなくて、まずは出血を止め、利益を出す事が大事です。


体の動く30代40代50代の今であれば、赤字を補填できる物件を買い増したり、馬車馬のように働くことも、他の事業や投資でお金を作り出すこともできます。

それが60代、70代になってツケが回ってくると悲惨です。


儲からない物件を掴まされてしまったサラリーマン不動産投資家は、このコロナの影響でリスケしやすくなり、スタートラインに戻れるチャンスが来ているのではないかと考えている次第です。


(とはいえ、方法や順番を間違えると門前払いされたり、返って自分を苦しめることになりますのでご注意ください。)


スルガ銀行で儲からない物件を掴まされてしまった人に向けて、「売却手順書」なるレポートを作成しました。

元本カット申請の手順なども記載し、GW中にブラッシュアップしました。

▼興味のある方はこちらから入手できます → 「スルガ銀融資物件売却手順書

スルガ銀融資物件売却手順書



◆編集後記

以前にも書きましたが、このコロナ問題、ズルズルいきます。。。


コロナ収束はまず不可能ですから、たとえ日本で感染者が減って緊急事態宣言解除となっても、結局また第2波、第3派がやってきます。

緊急事態宣言の再発令ということになるでしょう。


現にドイツや韓国などさまざまな国が、「ロックダウン緩和 → 感染者が増える」という道を進んでいます。

そして、結局またロックダウン。


その間にも急速に経済が冷え込んでいき、失業者も自殺者も増える。

「あぁ~、どうしたらいいんだ」「にっちもさっちもいかない」

といった状況になっていく気がしてなりません。


私たち日本人がコロナに対して正しい知識を持ち、メディアに煽られず、「どうやってコロナと付き合っていくか」というマインドに変わっていくといいのですが。。。


このブログを昔から読んでくださっている人は、物事をいろいろな視点で考えて、前向きに捉えるということができる人たちが多い。

ですから、一緒にこのコロナ問題に対して前向きに対処していきたいと考えている次第です。