大家やサラリーマン投資家が注目しておきたい!新型コロナウィルス政府施策 | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ
タリーズコーヒーより


大家や不動産投資家が注目したい政府支援策

新型コロナウィルスの影響が拡大する中、今後は大きな景気後退が予想されています。


私たち大家業を営む不動産投資家にとっても、今後さまざまな問題が起こってくる可能性がありますよね。

前回のブログ記事では、5つの懸念事項を上げました。

楽観シナリオ、悲観シナリオ、さまざまなパターンを想定して、今からななころは対策をしているところです。


そして、今後の影響拡大に向けて、政府は矢継ぎ早にいくつかの支援策を打ち出しています。

それらの支援策の中から、私たち大家業や不動産投資家にとっても注目しておきたい政府支援策をピックアップしておきたいと思います。

どんな政府支援策があるのでしょうか?



◆1-1.公庫「新型コロナウイルス感染症特別貸付」

まず1つ目が、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」です。


新型コロナウイルス感染症の影響を受けて業績が悪化している方を対象としている融資で、私たち大家業も対象となります。


業績が悪化しているとは、

1.最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している

2.業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合は、最近1ヵ月の売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している


とあります。


売上高で「5%」ですから、規模にもよりますが、昨年か一昨年と比べて1部屋でも空室が多いとクリアできそうな数字です。


「無担保」「最長20年」「利子補給あり」で、個人事業主の場合は最大で6000万円、法人の場合は最大で3億円の融資が受けられます。


今回の融資は「別枠」となりますので、公庫からすでに借りている人も、新たに融資を受けることができます。


<注目のポイント!>

・融資期間が「最長20年」

・無担保でOK

・利子補給により実質「無利子」になる可能性も!?


<個人事業主向け>
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<法人向け>
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◆1-2.公庫「マル経融資 金利引下げ」

以前からななころのブログを読んで下さっていたり勉強会などではシェアしているのでご存知の方も多いかと思いますが、活用しやすい公庫融資の1つとして「マル経融資」があります。

無担保・無保証人で2000万円までの枠があります。


商工会に6ヶ月以上所属しているという条件がありますが、場合によってはあまり関係なく融資を受けることができます。

(商工会は所属しても年会費5000円程度なので、所属してしまってもいいかなと思います。)


その使い勝手の良い「マル経融資」が、「別枠1,000万円」「金利0.3%程度」で利用できます。

つなぎ融資としてもぜひ活用したい融資の1つです。

※利率は令和2年3月10日時で「1.21%」、当初3年間のみ「▲0.9%」引下げ


<注目のポイント!>

・融資が出やすい

・無担保、無保証人でOK

・金利が安く、さらに当初3年はほぼ無利子


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◆1-3.公庫「衛生環境激変対策特別貸付」

「衛生環境激変対策特別貸付」は、主に民泊を営む人向けの特別融資制度です。


今、Airbnbなどキャンセルが激増していて、民泊は壊滅状態です。

そのような人が、運転資金として「別枠で1,000万円」の融資を受けることができます。


<注目のポイント!>

・民泊を営んでいるなら最適

・融資が出やすい

・無担保、無保証人でOK


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◆2.セーフティネット保証4号と5号

「信用保証協会付き融資」はご存知でしょうか?


信用保証協会は、中小企業や小規模事業者が銀行から融資を受けやすいように設立された公的機関です。

融資額の80%を信用保証協会が保証するので、万が一返済されない事態に陥っても、銀行はリスクが少ないため、融資が出しやすくなるのです。


もちろん私たち大家業を営む場合にも活用することができますので、融資先開拓には重宝します。

その信用保証協会付きの融資が、今さらに融資を受けやすくなっています。


新型コロナウィルスの影響で業績が下がっている場合、「一般保証額2.8億円」に加えて「別枠2.8億円」までの保証が付く、「セーフティネット保証」が活用できるのです。

合計5.6億円ですので、ほぼ融資額の上限は考えなくても良くなります。


そして、融資対象として、「貸家業」が追加され、私たち大家業も対象となりました。


さらに、「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた特例措置」として、今はまだ業績が悪化していなくても、「今後業績が悪化しそう」という理由でも融資が受けられるようになっています。
 


=== 特例措置 ===

2月14日(金)より、セーフティネット貸付の要件を緩和し、「売上高が5%以上減少」といった数値要件にかかわらず、今後の影響が見込まれる事業者も含めて融資対象に。


=== ==== ===



<注目のポイント!>

・融資が出やすい

・保証額2.8億円+別枠2.8億円で合計5.6億円!

・現在は業績が下がっていなくても、今後業績が下がりそうだったら融資対象!



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◆物件購入にも利用できるの?サラリーマンは?

上記の他にも、今さまざまな政府支援策が用意されています。


すでにサラリーマンをセミリタイヤして、専業大家としてスタッフを雇っている投資家は、「小学校休業等対応助成金」が利用できます。


この助成金は、スタッフを雇っていない場合でも、サラリーマンをセミリタイヤしており、業務委託で何か仕事を受けている場合にも活用できる助成金です。


経済産業省が、「資金繰り 支援内容一覧」の冊子を公開していますので、合わせてチェックすると良いかなと思います。

参考になれば幸いです。

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ちなみにですが、上記の融資は「新規の物件購入にも活用できるの?」という質問を受けます。

また、「サラリーマンでも融資を受けられるの?」という質問を受けたりします。


誰でも彼でも読めるブログではお話ししずらいこともあるので、今度の金曜配信のメルマガではもう少し詳しくお話します。

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◆編集後記

こういう支援策が政府から出される度に、「政府は余計なことしないでくれ~」と、本音では思っています。

結局この財源確保のために自分たちにつけが回ってくるからです。

増税をされたり、年金が減ったり、政府の財政が苦しくなり経済がおかしくなったり、、、


そして、支援策や助成金を上手に活用する企業がより潤って、結局は情報弱者が淘汰されていくのです。

政府が支援をしてもしなくても結果は同じ。

それだったら、政府は余計なことはせずに、必要最低限のことだけやっていて欲しいなと本音では思っているのです。


とはいえ、大きな世の中の流れを止めることはできません。

大きな川の流れを、一人で堰き止めようとしても無理な話しです。


ですから、支援策や助成金を上手に活用して流れに乗っていくしかありません。

そのためには情報弱者にならないよう、これからも勉強を怠らずコミュニティで情報交換していきたいと考えている次第です。