From:ななころ
駅構内のカフェより
今日の記事は、あまり不動産投資と関係ない。
しかし、あなたがこれからの日本の社会や世界情勢の中で、ライフデザインを実現するためにはとても大切な話。
「Who are you?(あなたは何者ですか?)」
ハーバード大学など、世界の一流校と呼ばれる学校の試験によく出される定番の問題。
哲学的なこの問いに戸惑われた方も多いのではないでしょうか!?
先日あるセミナーを受けていた時のこと。
そのセミナーで講師の方がとても興味深いことを話されていた。
~ ここから ~
ほとんどの日本人(特に男性サラリーマン)は、人生において「自分が何者か」を考えるのは、会社に入る時と会社を辞める時の2回だけ。
たった2回。
それすらも考えない人もいる。
しかし、欧米では、常に「自分が何者か」を考えている。
たとえば、企業の雇用契約。
日本の企業は「白紙契約」が一般的。
入社時には一般職か総合職かが決まっている程度で、研修終了後に配属先と職種が決まることも多い。
さらには、入社から数年は営業職として就労していたものの、数年後にまったく畑違いの人事に異動させられることもある。
そのため、「何ができるか?」「何が得意なのか?」は、上司や会社からの評価によるところが多く、自分で考える機会がない。
一方で、欧米の企業では、まずそんなことはありえない。
入社時から「何をするか?」が明確になっている。
営業から人事に異動になる場合は、必ず契約書の巻き直しをする。
そのため、「何ができるか?」「何が得意なのか?」を常に考えている。
つまり、日本人のサラリーマンの多くは、欧米のビジネスマンと比べて、旗が立っていない。
日本の企業で出世するには、「何ができるか?」よりも「どう適用するか?」が重要になってくるのだ。
~ ここまで ~
多少アレンジは加えているものの、主旨としては、「自分が何者か」を考えている日本人は少ないということをおっしゃっていた。
たしかに、日本の銀行などは、その最たるもの。
減点減点で評価が決まるので、「何を成し遂げたか?」よりも「何をしなかったか?」。
「どっち派(派閥やグループのこと)にいるか?」が重要なんですよと、ある銀行の副支店長が話していた。
うーん、たしかにその通りだなと思った。
私が2012年まで11年間勤めたとある上場企業も、少なからずそんな側面があった。
いかに役員や上司が言っていることを汲み取って働き、いかに報告するかがとても重要な仕事だったと思う。
「自分が何ものか?」を考える必要はない。
脳みそは上司や会社。
私の役目は「上司や会社の手足となって働けるか」が重要だった。
これまでの日本の社会では、それが正解だったのだと思う。
しかし、これから日本は、歴史的にみてもかつてどの国も経験したことの無い急激な人口減少と超高齢化を経験することになる。
吐いて捨てるほど働き手がいた人口増加時代とは、まるで社会構造が激変する。
脳みそだった上司や会社は歳を取り衰え判断も鈍り、やがて引退していく。
一人一人が「自分は何者なのか?」「どの旗を立てるのか?」を考える時代にきている。
ライフデザイン実践会に入会希望で面談にくるサラリーマン投資家の方たちから話しを聞いていると、そのことを強く実感する。
そして、敏感に感じている人たちが、「このままではまずい」「なにか始めておかなければ」と考えて、経済基盤確立の1つの手段として不動産投資を考えている。
単なるお金儲けの方は意外と少ない。
これから時代は平成から新しい時代に移行しようとしている。
「平に成る」時代は終わろうとしているのは、その象徴なのではないだろうか。
先日セミナーを受けていて、そんなことふと思いブログに綴ってみた次第です。
◆編集後記
「タコの脳みそはいくつあるでしょうか?」
いつものように我が家の夕食は、息子たちとのクイズ合戦。
長男からこんな問題を出された。
私「たしか心臓は3つあったはずだけど。。。」
妻「うーん、もしかして足が8本だから8つ?」
次男「脳みそって、なーに?(笑)」
すると、長男から正解が。
長男「正解は、9つでしたー!」
長男の解説によると、タコの脳ミソは本来の脳ミソに加えて、8本の足にもそれぞれあるのだそう。
そういえば、タコって8本も足があってクネクネとしているのに、絡まないのが不思議だと思ったことがありました。
これから日本がどうなっていくのかは、本当のところは神様しか分からない。
ただ、これまでの社会構造が大きく代わり、激変するのは間違いない。
ですから、このような人口減少時代においては、日本はタコの脳みそのように、たくさんの優秀な脳みそが見事に連携した社会やグループや団体が求めれ、大きく成長していくのではないでしょうか。
ライフデザイン実践会では、不動産投資で経済基盤を確立した人たちで、そのようなタコのような優秀な脳みその集まったコミュニティを目指しています。