不動産投資はとにかくやった方がいい?やらない方がいい?「決断」 | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From ななころ

 

プライベートオフィスより


人生において、大小少なからず「決断」を迫られることが必ずありますよね!?


これまでの人生であなたもいっぱい決断をしてきたはずです。

・どこの学校にいくか?

・どこに住むか?

・誰と結婚するか?(笑)


その中でも不動産投資は、人生における重要な決断の1つと言っても過言ではありません。

あなたのその後の人生を左右する決断です。


その「重要な決断」に対して、面白いことに、過去の偉人や成功たちは「決断」に対して180度違ったことを言っています。


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◆「決断する」ことが重要か?

たとえば、パナソニック創業者の松下幸之助氏の格言には以下のような言葉があります。

「とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。

 

 そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。」



また、HONDAの創業者の本田宗一郎氏の格言にも、

「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。

 

 どだい失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。」



過去の偉人や成功者と言われる人たちの多くが、とにかく「行動する」こと、つまり「やると決断する」ことが大切だと説いています。


先日の記事でも書きましたが、いよいよ人生の最期を迎えようとする時、多くの人が「やったこと」よりも「やらなかったこと」を後悔する傾向にあるそうです。


失敗を恐れて何もしないぐらいなら、「まずはやってみる」「やると決断する」ことが大切だと言われているのです。

 

 


たしかに不動産投資において、「決断」はとても重要です。

ライフデザイン実践会には、退会者を含めてこれまで100名以上のメンバーが所属していますが、物件を買える人や成果を出す人は、「決断できる人」でした。


逆に、決断できない人は、いつまで経っても物件を買えません。

「もうちょっと良い物件があるのではないか」

「今は買うべき時期ではない」

なんだかんだ買わない理由を見つけて決断を避けています。




◆「決断」は慎重にすべき?

一方で、決断をなるべく避けて成功する人もいます。


野球の世界では、かつて巨人軍を率いて9連覇を果たした川上哲治監督は、「石橋を叩いても渡らない人」と揶揄されるほど、決断に慎重な方だったようです。


「石橋を叩いて渡る」ということわざがありますが、それよりも慎重な人だと、尊敬と皮肉を交えて言われていたワケです。


また、論語で知られている有名な孔子の言葉「君子九思(くんしきゅうし)」の中に、6番目として以下のような一節があります。

※「君子九思(くんしきゅうし)」とは、人として守るべき「九つの心得」がありますと、いうことを表している四字熟語


「事思敬(事を行うにあっては慎重であること)」



孔子の生涯は苦難の連続だったとも言われており、そういった人生から得られた教訓を9つにまとめた心得には、とても重みがあります。

君子九思



たしかに不動産投資においても、エイヤーと思い切って決断してしまったがために、とんでもない物件を掴まされてしまい、苦しんでいる不動産投資家も少なくありません。


不動産投資は動かす金額も金額ですから、一度の失敗が致命傷になることも少なくありません。


「石橋を叩いても渡らない人」の方が成功しやすいのでしょうか?

果たしてどちらが正しいのでしょうか?



◆その答えが見つかった!

この答えに私はいつも頭を悩ませていました。

人生においても、不動産投資においても、決断するべきときはあるからです。

そして、いつも「とにかくやってみろ」と「慎重に決断しろ」との狭間で、感情が揺れ動かされるからです。


そんな悶々としている中に、答えの1つとして参考になるものが、かの有名な「孫子の兵法書」に書かれていたのです。

孫子の兵法書については、このブログの読者さんであれば、説明は不要でしょう。


「孫氏曰く、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず(始計編)」

(戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡がかかっている。それゆえ、最新の検討を加えなければならない。)


孫氏の兵法書には、全編がこの一節をもって始まっているほど、とても重要な一節だと言われています。


そして、全編の結論部分には、以下の一節で締めくくられています。


「亡国は以ってまた存すべからず、死者は以ってまた生くべからず(火攻編)」

(国は滅んでしまえばそれで終わりであり、人は死んでしまえば二度と生き返らないのだ)

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たしかに戦争はやるかやられるかの一発勝負という側面があります。

やり直しすることができません。


ですから、戦争のようなやり直しがきかないようなものは、「石橋を叩いてでも渡らない」という慎重さが必要であるということ。


一方で、やり直しがきくようであれば、「とにかくやって、失敗して成長する」という積極さが必要であるということが分かってきたのです。


不動産投資であれば、投資額が大きくなる場合は慎重に慎重に決断を下すこと。

そして、失敗することも考えて、やり直しがきく範囲での投資にしておくこと。



この2つのバランスが大切だということを私は知った次第です。



◆私は最初に大失敗・・・(苦笑)

このような考えが私の根底にあったのかどうかは分かりませんが、私は不動産投資を始める時に、「人間である以上、最初は失敗するだろう」と考えていました。

案の定、◯翼のボスの物件を購入して失敗してしまったのですが・・・(苦笑)


とはいえ、その根底があったからこそ、初めての競売挑戦という無謀なチャレンジではありましたが、投資額は1000万円以下におさえて、いざというときにはやり直しがきく範囲に留めました。


購入してしまったあとに大変な苦労と心労を経験することになりましたが、なんとか挽回することができたのだと思います。

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◆編集後記

とはいえ、不動産投資で失敗したからと言って、命を取られるわけではありません。

たとえ億を越える借金を負って返済できなくなったからといって、銀行が命を取りに来ることもありません。


そのことは孫子の生きた時代とは決定的に違います。

失敗してもいくらでもやり直すことができるのです。

すぐに復活できる手段はいくらでもあります。


ですから、どうか不動産投資で失敗したからといって、命を断つようなことだけはないように。。。

心から願っております。