先日相談を受けていて、
「そりゃ、あんまりだ(怒)」
ということがありましたので、
シェアさせていただきます。
「本を出版するなどで信頼させ、
コンサル&業者として、
初心者サラリーマン投資家を食い物にする」
といった事例を、
これまでいたる所で見聞きしています。
先日お話しをお伺いした相談者の方が、
あまりにも理不尽な騙され方をしていたのです。
◆何冊も本を出版する投資家
そのコンサルの方は、
自身も不動産投資家であり、
大家業を営んでいます。
すでに著書を何冊も出版しています。
つい最近も出版されて、
出版記念セミナーをしていましたね。
そして、各地でセミナー講師をしたり、
コンサルもしていたりもします。
不動産投資の活動歴もわりと長く、
知り合いの投資家も多いようです。
一見すると「信頼できそう」なのです。
ライフデザイン実践会の会からも、
◆自ら宅建業を営む
そして、不動産投資である程度成功されたのか、
自ら不動産業者を立ち上げて、
収益不動産の売買仲介を行い始めます。
会社のホームページを見ると、
設立が平成26年となっているので、
今から4年前に立ち上げているようです。
廃業した水戸大家さんもそうでしたが、
「不動産投資家 → 宅建業者」
という流れは、結構あるパターンです。
しかし、その販売の仕方があまりにもひどい。。。
会社のホームページの代表挨拶では、
「不動産投資家のための不動産会社」
としていますが、
とても不動産投資家のためと
言える代物ではありません。
そして、先日、
この会社から物件を購入した方から、
相談を受けたのです。
アパートの収支が悪く儲かっておらず、
さらには修繕が発生するなどして、
苦労しているというのです。
そこで、物件の概要や収支、
当時の資料を一通り見せてもらったのですが、
愕然としました。。。
◆愕然とした取引内容
まず最初に愕然としたのは、
自らが業者売主となり、
大きく利益を乘せた上で物件を販売しているのです。
このブログの読者さんには、
詳しい説明は必要ないかと思いますが、
実際はこの業者とは別に売主(所有者)が別にいて、
その売主がOKを出した売値に、
利益を上乗せした上で売却しているのです。
※上乗せは推測の域を出ませんが、
登記簿や実勢価格などから分かります。
そして、さらに、
見せ金のために顧客の預金口座にお金を振り込み、
当然かのようにフカシ融資をやっています。
それだけではありません。
コンサル料として500万円を上乗せしているのです。
売買金額にオンした上に、
さらにコンサル料を500万円ですよ!?
驚きませんか?
さらに、さらに、
銀行手数料150万円、
登記費用200万円など、
最初の見積もり段階では無かった項目で、
内訳や詳細のよく分からない項目が、
追加されているのです。
当時の精算書(昨年)が手元にありますが、
この精算書を見て愕然としました。。。
ここまでやるかと。。。
「羊の皮を被った狼」とはまさにこのことです。
もちろん価値に見合った金額を請求することは、
たとえコンサル料が高額だったとしても、
顧客が納得しているのであれば、
問題ないと僕は考えています。
(宅建業法に触れる可能性がありますが)
しかし、素人をいいことに、
信頼させて騙すような形で請求しているのは、
どうなのでしょうか・・・
僕たち自身が知識武装するしかありませんが、
不動産投資家仲間のフリをしてこういう行為をすることが、
本当に残念で仕方ありません。
以前は不動産投資家の仲間って、
ほんとうに温かい人が多かったのですが。。。
くれぐれもお気をつけください。
いずれ精算書などは、
メルマガ等で公開してしまおうと思います。
▼メルマガも合わせてお読みください。