スルガ銀行約1000億円の大赤字に転落、加速する預金流出・・・ | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆約1000億円の大赤字へ

スルガ銀行に見切りを付けて、
借り換えを実行したことを、
昨日の記事でご報告をしました。

 


そして、本日発表されたスルガ銀行の決算内容は、
予想通りとんでもない大赤字に転落となりました。


融資が焦げ付いた場合に備える引当金を大幅に積み増し、
最終的な損益が985億円余りの赤字と報じられています。


~ 記事一部抜粋 ~

スルガ銀、最終赤字985億円 18年4~9月期 
 

 スルガ銀行は14日、2018年4~9月期の連結最終損益が985億円の赤字(前年同期は211億円の黒字)になったと発表した。シェアハウス向け融資で引当金を積み増し、当初予想の120億円の黒字を大幅に下回った。19年3月期通期の最終損益では975億円の赤字(前期は69億円の黒字)を見込む。融資が焦げ付く可能性を保守的に見積もり、損失が膨らんだ。

 

 投資用不動産融資の痛み具合を改めて査定した。実質与信費用はシェアハウス関連融資で947億円、アパートローンで92億円。アパートローンは延滞率が低く、追加引き当ての対象は限定的だったとみられる。創業家関連企業に対する融資でも134億円を引き当てた。与信費用は1196億円になり、通期で1340億円に膨らむ見通し。


(2018/11/14 日本経済新聞記事より)

~ ここまで ~


見てください、急降下を。。。

まるで10mの飛び込み台から飛び降りたような、
急降下です。


来年3月までの1年間の最終損益も、
17年ぶりに赤字に転落する見通しだとしています。


スルガ銀行決算



◆スルガ銀行の決算内容の見どころ

決算はスルガ銀行のホームページで公開されていますので、
気になる方はご覧になってみるといいかなと思います。


2019年3月期 第2四半期 決算情報より
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いくつかの見どころをシェアさせて頂きます。

1.融資実行額

2.流出する預金、貸付残高

3.リスク管理債権



そして、決算内容から見る、
スルガ銀行の未来について、
所管についてお話しさせていただきます。



◆融資実行額は激減

金融庁による6ヶ月業務停止処分を受け、
収益不動産への新規融資がストップされました。


また、ゆうちょ銀行と提携して提供していた
住宅ローンについても、ストップとなっています。


その結果、融資実行額は激減。

如実に決算に表れる結果となっています。


収益の柱が完全に折られており、
業務停止期間が来年4月まで、
金利収入のみでなんとか凌いでいくことになります。


ただ、この金利収入も、
貸出金利息の減少等により、
前年同期比27億円減少となっている状況。 


オフィスはどこも1等地にあり、
社員の給与は銀行随一。

経費は前年同期比横ばいの238億円。


果たして持ちこたえることができるのでしょうか・・・。



スルガ銀行融資実行額




◆流出する預金、貸付残高

そして、恐ろしいほどの預金流出が起こっています。

 

・預金期末残高は、前年同期末比6,601億円(16.1%)減少。


・個人預金期末残高は、前年同期末比4,649億円(14.4%)減少。 
 


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これまた額が大き過ぎてピンと来ませんが、
昨年400万円あったはずの貯金が、
1年間で66万円減っていたというと
イメージしやすいでしょうか。

どんどんお金がなくなっていく恐怖。。。


しかも、預金流出がさらに加速しています。

3ヶ月前の6月の決算では「2000億円減少」、
今回が「6000億円減少」ですので、
この3ヶ月だけで「4000億円減少」となります。


今回の一連のスルガ銀行の不祥事に対して、
不安や憤りを感じている人が多く、
急激に顧客離れしていることが分かります。。


~ 記事一部抜粋位 ~

スルガ銀行が中間決算を発表 約1000億円の赤字転落
 

 スルガ銀行が中間決算を発表し、シェアハウスをめぐる不適切融資の影響で985億円もの赤字を計上しました。顧客離れが進み、預金残高も大幅に減少しています。


 一連の問題が発覚後、顧客の流出も拡大、預金残高は前の年から6600億円減少して3兆4159億円、貸し出し残高はおよそ2000億円減少して3兆858億円となりました。

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(11月14日 静岡朝日テレビより)

~ ここまで ~


◆流出するのは預金残高だけでない

そして、流出しているのは、
預金残高だけではありません。


どんどん完済されたり、
借り換えされていっており、
貸出金残高が激減しているのです。


その額、なんとっ・・・


明日に続きます。

(つづく)

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