◆スルガ銀行会長自らが横領!?
スルガ銀行の不祥事が止まりません。。。
・かぼちゃの馬車融資で不正発覚
・かぼちゃの馬車以外のシェアハウス投資に不正が拡大
・黙認どころか、銀行自らが主導して不正を行っていたことが発覚
・投資用アパート&マンションでも不正融資が発覚
・不適切融資は1兆円規模へ
・暴力団員への融資の疑い
・行員が顧客預金1.6億円を流用
・会長、社長、専務と代表者が次々と引責辞任見込み
そして、ついに、
・岡野会長自らが10億円以上を私的流用していた疑惑
まで、報道されてしまいました。。。
今年4月から調査に入っている金融庁の調べて、
事態が発覚したとのことです。
いや~、とんでも無い銀行ですね。。。
~ 記事一部抜粋 ~
スルガ銀、創業家側へ不透明資金か 金融庁が検査
シェアハウス融資で多数の不正があったスルガ銀行(静岡県沼津市)への金融庁の検査で、創業家とかかわりのある会社などとの取引をめぐり、不透明な資金の流れが浮上していることがわかった。金融庁は、資金の一部が岡野光喜会長兼CEO(最高経営責任者)ら創業家側に流れた可能性があるとみて解明を進めている。
関係者によると、スルガ銀は長年にわたり、岡野氏の親族らが役員を務める会社などに対し、多額の融資を行ってきた。その一部は、融資の経緯や資金使途に不透明な部分があり、創業家側に流れていた可能性があるという。
金融庁は、少なくとも10億円規模の資金について使途などがはっきりしないとみて、スルガ銀に詳しい説明を求めた模様だ。
(2018年8月31日 朝日新聞記事より)
~ ここまで ~
かぼちゃの馬車の問題が大きくなった際に、会長は、
「あれぐらい大したことない」と言っていたと、
報じられましたが、本当だったのです(苦笑)
◆記事には不可解な点が!?
しかし、今回の上記の報道には、
不可解な点があります。
金融庁が調査に入ったのは今年の4月。
すでに4ヶ月経っています。
なぜこのタイミングでのリークだったのでしょうか?
第三者委員会との絡みで、
いろいろと詮索したくなります。
また、毎日新聞の関連記事は、
なぜか削除されてしまっているのです。
なぜ削除されてしまったのでしょうか?
(キャッシュに残っている記事)
スルガ銀:会長、私的流用か 架空融資で十数億円 金融庁把握 - 毎日新聞
スルガ銀行が関連会社に行った融資の一部を、創業家の岡野光喜会長(73)が流用していた疑いがあることが金融庁の検査で判明した。 ... 金融庁は、シェアハウスを巡る不正融資問題で今春からスルガ銀に立ち入り検査を実施し、その過程で流用の疑いが見つかった。
こちらをクリックしようとすると・・・
「ページが見つかりませんでした。」となってしまいます。
◆第三者委員会の報告は9月7日(金)にずれ込み
そして、当初8月末に予定されていた、
第三者委員会の報告は、
9月7日(金)になることが報道されています。
弁護士ドットコムニュースのインタビューに対して、
委員長の中村直人弁護士は以下のように答えており、
「スルガ銀行の闇をどこまで暴けるのか?」
注目されるところです。
~ 記事一部抜粋 ~
「スルガ銀、トカゲのしっぽ切り許さない」第三者委、中村直人弁護士のスタンス
●スルガ銀行に対し、ドラフトは一切見せない
ーースルガ銀行から第三者委員会を引き受けてほしいと依頼があったということですが、どのようなやりとりがあったのでしょうか
中村弁護士「5月14日に社長の米山さんが来られて、『第三者委員会をお願いしたい』というお話がありました。私からは、『これだけ世間の耳目を集めている問題で、厳正中立にやらないと信頼回復しないし意味がない。日弁連方式でよろしいのか』と言いました。米山さんはそのつもりでいたんでしょう。『それでもちろん構わない』という言葉がありました」
ーー日弁連方式で行うということは、どういうことでしょうか
中村弁護士「日弁連方式は、独立性が高い方式で、例えば作成する報告書のドラフトも事前に会社側に見せません。よくある第三者委員会のパターンとしては、事前にドラフトを会社側に見せて、改善策と第三者委員会による報告書の公表が同じタイミングになるということがありますが、我々はそうしたことはしません」
ーーではスルガ銀行は一切、公表までドラフトを見ることができないのですね
中村弁護士「はい。委員会で報告書の最終案が固まったら、日を決めて公開しますが、会社に対しても同時になります。事前にドラフトは一切見せません」
(2018年06月10日 弁護士ドットコムニュースより)
~ ここまで ~
◆金利交渉&借り換えの絶好のタイミング
このようにスルガ銀行の闇が、
今まさに暴かれようとしている中、
スルガ銀行から融資を受けている人にとっては、
金利交渉&借り換えの絶好のタイミングと言えそうです。
聞いている話しによると、
かぼちゃの馬車オーナーは、ぞくぞくと、
「1%前半」に金利が下がってきているようです。
「かぼちゃの馬車オーナーは下げるのに、
他の投資オーナーの金利は下げない。」
では、道理が通らないからです。
また、他の銀行もスルガ銀行の不祥事は、
当然に知っています。
高い金利で融資を受けていることも、
知っています。
融資残高を伸ばしたいと思っているのは、
どの銀行も同じですから(特に決算期の9月は)、
チャンスがあれば借り換えを検討してくれるでしょう。
金利1%代で借り換えできた事例も出てきています。
◆売却も検討
そして、金利交渉&借り換えと同時に、
売却も検討して動きたいところです。
現在あまり収支が回っていない物件や、
将来苦しくなるという物件に関しては、
積極的に売却を狙いたいところです。
もちろん買う方の人生もありますから、
高値で無理矢理押し込むというのは賛成できませんので、
ある程度の損切りの覚悟は必要です。
ただ、価値観は様々ですから、
高値で売れてしまうことも多々あります。
たとえば、「1室に自分でも住むから」ということで、
予想以上に高値で売れた事例もあります。
また最近では、収支が回らず苦しんでいた物件を、
売却できた事例も出てきました。
「やっと安心して眠れる」と言っていたのが、
とても印象的でした。
ですので、売却に得意な業者に依頼して、
売却するということも動くと良いかなと思います。
まだまだ売却できるチャンスはあります。
以上のように、
スルガ銀行の闇はどんどん暴かれていますが、
逆にチャンスと捉えると、次々にチャンスが訪れます。
新しい創造の前には、必ず破壊があります。
これをチャンスとばかりに、
どんどん動いて行きましょう!