Jリーガーも巻き込まれたシェアハウス投資、なぜ?投資で失敗しない気づき | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆元日本代表も巻き込まれた!?なぜ?

かぼちゃの馬車を含むシェアハウス投資に、
巻き込まれたのは、

高属性のサラリーマンや士業の人たちだけでなく、
Jリーガーも約10人ほどいたと報じられました。


元日本代表を含む現役選手や元選手など、
約10人がシェアハウスに投資し、
スルガ銀行から融資を受けているというのです。


なぜ、サッカー選手までもが、
かぼちゃの馬車のようなシェアハウス投資に、
巻き込まれてしまったのでしょうか?


~ 記事一部抜粋 ~

スルガ銀、Jリーガーにも過剰融資 借金がプレーに影響

 スルガ銀行(静岡県沼津市)のシェアハウス投資向け融資で多くの不正があった問題で、融資を受けた物件オーナーに、Jリーグの選手や元選手が少なくとも約10人含まれていることがわかった。シェアハウス投資は不動産業者のずさんな計画で破綻(はたん)し、多額の借金を抱え「試合に集中できなかった」という選手もいる。

(2018年8月27日 朝日新聞記事より)

~ ここまで ~



◆スルガ銀行が融資するという安心感

Jリーガーが巻き込まれてしまった理由として、
「スルガ銀行がバックにいる」という安心感が、
1つあると思います。


シェアハウス投資のオーナーの多くも、
スルガ銀行がセミナーを後援していたり、
会場を貸していたことによって、
安心してしまった人も多かったようです。


それは、Jリーガーたちにもあったことでしょう。


なぜなら、スルガ銀行は、これまで、
積極的にサッカー界を支援してきました。


スルガ銀行チャンピオンシップを開催して、
南米のチームを招聘したり、

天皇盃にもかなり昔から
スポンサーになっていると思います。


ですから、サッカー選手たちは、
良い企業というイメージがあったことでしょう。


私も小学1年生の頃からサッカーをやっていて、
大好きなスポーツの1つですから、

サッカーを支援してくれる企業は、
応援し返したくなる気持ちがあります。


サッカーをここまでメジャースポーツにして、
日本を強くしてくれたのですから。


サッカースタジアムの観客席にはまだ椅子がなく、
芝生の上で観戦してたのを思い返すと、
こみ上げるものがあります。


スルガ銀行に対しても、
以前はそんな気持ちもありました。


ですから、Jリーガーからしてみると、
自分たちの業界を支援してくれるスポンサー企業が、

「まさか自分たちを陥れるはずはない」

と思ったのでは無いでしょうか!?


(スルガ銀行のホームページより)
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◆信頼できる知人が紹介

そして、もう1つの理由が、

今回のシェアハウス投資案件が、
「信頼できる知人からの紹介」だった、
ということではないでしょうか!?


朝日新聞の記事にも、
Jリーガーたちが投資するきっかけとなったのは、
「信頼する仲介人から『今後のためになる』と誘われた」
と報じています。


私も後輩に2人ほどJリーガーがいますが、
彼らもそうなのですが、
仲間を大切にする選手が多いです。

サッカーはチームスポーツですからね。


あと、とても純粋なのです。

人生をサッカー一筋でやってきていますので、
信頼できる人を盲目的に信じてしまうところがあります。


また、選手生命は、野球よりも短く、
怪我も多いスポーツです。


後輩の一人は、怪我で1年以上棒に振り、
引退まで考えたとどこかの記事に書いていました。

(最近復活して、活躍しています)


サッカー選手たちは、
いつも選手生命が終わった後のことが頭にありますので、
危機感を煽られて投資してしまったのでしょう。。。


(スルガ銀行のホームページより)
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◆投資で失敗しないための重要ポイント

このJリーガーの投資の失敗を含めて、
一連のかぼちゃの馬車問題を追っていると、
1つ大事なことが分かってきます。


投資で失敗しないための、
とてもとてもとても重要なポイントです。


私たち投資家は、
まったく素性も分からない人からの、
「儲け話」の紹介は、絶対に乗りません。


かぼちゃの馬車投資も、
まったく知らない人から紹介だったら、
たぶん誰もやらなかったことでしょう。


しかし、今回のシェアハウス投資でやっかいだったのは、

・信頼できる(そうな)知人から紹介

・信頼できる(そうな)業者やコンサルから紹介

・信頼できる(そうな)銀行からの紹介


だったことです。


かぼちゃの馬車は、
「高額な紹介フィー」が支払われていましたので、
積極的な紹介、口コミが行われていました。


「あなたのために」

「あなたの将来のために」

「ここだけの話しだよ」


といったように、
さもあなたのことを気遣うかのように、
紹介していたことでしょう。


繰り返しますが、
これが氏素性も知れない人だったら、
誰も信じなかったと思うのです。


信頼できる(そうな)所からの紹介だったからこそ、
信じてしまった人も多かったのだと思います。


僕だって、信頼している友人からの話だったら、
信じて投資していたかもしれませんね。。。



◆「おいしい話」はすべてシャットアウト?

とはいえ、「儲け話」「良い話」が、
信頼できる人や所からもたらされることも、
少なくありません。


富豪の多いと言われる華僑は、
「信頼できる人からの情報」
を何よりも大切にしていると言われています。


よくビジネスで大事なのは「人・物・金」と言われますが、
その言葉通り、一番最初に来るのは「物」でも「金」でもなく、
「人」だということを、華僑たちは理解しているのでしょう。


ですから、盲目的に信じてはいけませんが、
一方的にシャットアウトしてしまっては、
投資や事業で成功することは決してできません。


論語で有名な孔子は次のように言っています。

「益者三友、損者三友」


自分が交際してためになる友人には3種類いて、
一方で損になる友人にも3種類いるということを、
言っているのですね。

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ここから分かることは、
不動産投資を含めて、投資で成功するには、

信頼できる(そうな)人からの紹介であっても、
本当に儲かるのかどうかは、

「最終的には自分で調べないといけない」

ということなんだと考えている次第です。


誰かの言うことを鵜呑みにせず、
必ず自分で検証することが大切だと。



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