スルガ銀行の株主総会ではどんな説明があったのか? | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆スルガ銀行の株主総会の様子

昨日の記事では、
スルガ銀行の株主総会が開催されたことを、
記事に投稿しました。


かぼちゃの馬車事件後、
初めて公の場に表れたスルガ銀行会長が冒頭で陳謝。


すると、最初から怒号が飛び交ったり、
議長に退席を命じられた出席者がいたりと、
大荒れの株主総会だったことが報じられています。

 

本日開催、スルガ銀行の株主総会はどうだったのか?


株主総会はどのように進んだのでしょうか?


株主やシェアハウス投資オーナーに対して、

どんな説明があったのでしょうか?



◆3時間を超える株主総会

株主総会は非公開で行われており、
詳細を伺い知ることはできませんが、
東京商工サーチが、時系列で詳細を報じています。


この記事より一連の流れを追っていくと、
10時40分から実に2時間以上も質疑応答があり、
最後は怒号や拍手の中で強引に閉会したことが分かります。


~ 記事一部抜粋 ~

スルガ銀行 3時間を超える株主総会ドキュメント
 

 6月28日の上場企業の株主総会の集中日、「シェアハウス関連融資」問題で揺れるスルガ銀行(TSR企業コード:449001504、東証1部)の第207期定時株主総会が沼津市内で開催された。岡野光喜・代表取締役会長も出席。問題の発覚後、初めて公の場に姿を見せた。岡野会長は「多大なるご心配をおかけしていることを深くお詫びする」と発言。米山明広・代表取締役社長は「お客様本位ではなかった」とこれまでの営業姿勢を総括した。
 

 怒号も飛び交い、3時間以上も紛糾した株主総会を追った。

 

10時00分
 

 定刻通り総会が開始。米山社長が進行しようとすると、後方に着席していた株主の一人が「まず岡野会長、謝ってください」と大声で発言。一部の株主から拍手が起こる。


 

10時5分
 

 被害弁護団の紀藤正樹弁護士(リンク総合法律事務所)が議事の一括審議について、動議を提出。紀藤弁護士が「一括審議は進行をスムーズにするための会社側の都合そのもの」と発言。動議は否決される。


 

10時13分
 

 2018年3月期の決算報告。まず、岡野会長がシェアハウス関連融資等について「お客様および株主様をはじめ多くのステークホルダーに迷惑と心配をおかけしていることを深くお詫びする。事態の重要性を鑑み、第三者委員会を設置した」と発言。


 連結損益について、経常収益は貸出金利息の増加により1,562億7,800万円(前期比105億2500万円増)、経常費用はシェアハウス関連融資などへの貸倒引当金繰入額の増加で1,457億5,200万円(同582億2,200万円増)とナレーションとスライドで説明。


 

10時37分
 

 質疑応答が始まる。被害弁護団の河合弁護士が、シェアハウス向け融資で融資申し込み関連資料を独自調査した結果、96%で何らかの偽造が見つかった点を挙げ、「偽造に基づく金銭消費貸借は無効だ」と発言。その上で、「オーナーから破産者や自殺者が出ている。高校生と中学生の子ども、妻を遺して自殺している」と明かし、シェアハウス向け融資の早期の解決を迫る。

 

12時50分
 

 (株)スマートデイズ(TSR企業コード:294730672)の破綻やSAKT Investment Partners(株)(TSR企業コード:298434628、東京都、以下サクト)の未払いなど、スルガ銀行が多くのオーナーに融資したシェアハウス業者の経営が行き詰まっている。この点について株主から「サクトは2017年4月に(サブリース賃料の)未払いが生じているが、スルガ行内ではいつ認識したのか」と質問。これに対し、白井常務が「シェアハウス業者の一部に経営不振があるのは昨年の5月以降に認識した。その間に社内の調査をつぶさにやってきた」と述べた。


 だが、スマートデイズの手掛けるシェアハウス向け融資は2017年5月以降も実行されている。「つぶさな社内調査」がどこまで行内で情報の共有化が出来ていたのか。あるいはこの時点でも営業部門が押し切ったのか。

 

13時12分
 

 米山社長が「審議は尽くされた」と発言し、取締役・監査役の選任の議案を採決。賛成多数で可決された。その前後に複数の株主から「動議」の声が複数出されたが、怒号と拍手の入り乱れる中でかき消されるように閉会。



(2018年6月29日 東京商工リサーチ記事より)

~ ここまで ~



◆株主やオーナーに対して、どのような説明が?

それでは、株主やシェアハウス投資オーナーに対して、どのような説明があったのでしょうか?


各紙の報道を追っていくと、
原因救命の進捗や対処について、
新しいことは特になかったようです。


インタビューに答える株主が言うように、
納得のいく説明はなかったようです。


~ 記事一部抜粋 ~

スルガ銀の株主総会大荒れ、ずさん融資の責任問う声相次ぐ
 

 改ざんをもとにしたずさんな融資。スルガ銀行によるシェアハウスへの融資は、1200人を超えています。スルガ銀行の岡野会長は、金融庁の検査などを踏まえ、経営責任を厳しくしたいと述べ、経営責任に言及しましたが、株主からは厳しい声が相次ぎました。

 

 「(保有するスルガ株の価値は)だいぶ下がってます。半分以下になっています。まずはここは責任を取って、(経営陣は)一旦、辞めるべき」(株主)

 

 「問題があったという割には釈然としない。説明が腑に落ちない。今回の総会自体は実りがないもの」(株主)


スクリーンショット 2018-06-29 16.23.51

スクリーンショット 2018-06-29 16.24.48

スクリーンショット 2018-06-29 16.26.02

スクリーンショット 2018-06-29 16.26.24

スクリーンショット 2018-06-29 16.26.51

スクリーンショット 2018-06-29 16.27.06

スクリーンショット 2018-06-29 16.27.37

(TBSニュース 2018年6月28日より)

~ ここまで ~



◆株主総会の直前に「シェアハウス等顧客対応室」を発表


以上のように、株主総会は、
株主にとっても、シェアハウス投資オーナにとっても、
納得のゆくものでは無かったようです。


一方で、このような株主総会を想定してか、
スルガ銀行は株主総会の直前に、
「シェアハウス等顧客対応室」を発表していました。


どのような内容なのでしょうか?

対応によって改善は期待できるのでしょうか?


長くなってしまったので次回に続きます。