この記事はマンガの公開ペースの調整のために検討した読み物のコーナーです。
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では「ヨシノのいた時代・5月の巻」
昭和4年~20年の5月の出来事には以下が挙げられます。
昭和7(1932)年 5月 チャップリン来日
昭和7(1932)年 5月 五・一五事件
昭和8(1933)年 5月 滝川事件
昭和14(1939)年 5月 ノモンハン事件
昭和20(1929)年 5月 ドイツが無条件降伏
ノモンハン事件は、「事件」と称するには不釣り合いな事実上の軍事衝突でした。
僕は戦史の知識には自信がありませんので詳細を申し上げるのは控えますが、日本軍側には「全滅」に陥った部隊もあったとのことで、その厳しさを想像します。
村上春樹さんの小説「ねじまき鳥クロニクル」にて元兵士のノモンハン事件での体験が語られ、戦闘の描写の部分ではなかったのですが、その出来事のおぞましさに物凄い気味の悪さを覚えました。
拙作「ヨシノとミコト編」では第2部に登場する松井中尉がノモンハン事件の体験者であるという設定を設けました。
ある意味では自己中心的な主張ではあるのですが、僕自身が「一市民」として戦争の犠牲になりたくないという気持ちとともに、「一兵士」としても落命あるいは肉体の損傷することへの恐怖を取り上げたかったという気持ちがあります。
余談ですが、僕の祖父はノモンハン事件に従軍していた可能性があります。
祖父の遺品に「国境事変従軍記章」があったからです。
「国境事変」とはノモンハン事件のことを指します。
祖父は何も語らずに永眠してしまいました。
どのように関わったのかもわからないのですけど、話を伺いたかったと思っても時すでに遅し・・・
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