10月4日(日)に成田山新勝寺に行ってきました。
成田山新勝寺は千葉県が誇るべき観光地の一つといって良いかと思います。
賑やかな参道があり、古くて見応えのある文化財があり、癒やしの自然公園があります。
仏教のテーマパーク的なエンタテイメント(悪い意味ではなく)を味わうこともできるかもしれません。
自分は、恥ずかしながら将来への不安と焦りを常々感じています。
それが、かなりしんどくなることもしばしばあります。
成田山に行こうかな~と思いっ立った日もそんな感じ。
焦りや不安の中での一人暮らしって苦しいですね(苦笑)、それを振り払いたくてスクーターを駆り出しました。
ここからは、写真を織り交ぜながらレポートです。
成田山で一番重要とされる「大本堂」です。
それほど古い建物ではありませんが、成田詣でではやっぱり一番重要な施設だと思います。
ここでは一時間おきに加持祈祷をおこなっていて、参拝者は誰でもお堂に上がって参加することが出来ます。
お堂の中ではバチバチと御護摩の火を炊いて読経をされています。
新勝寺のご本尊は不動明王です。ご祈祷のクライマックスでは参拝者全員が不動明王の「ご真言」を唱えます。
「おっと、それは聞いてないよ!?」と思いつつも何事も経験だと思って、僕も唱えてまいりました(堂内にご真言が大きく掲示されているので安心です)。
のうまくさんまんだー ばざらだん
せんだまらかろしゃだ そわたや
うんたらたかんまん
時代物ドラマの加持祈祷のシーンで聞いたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
それはさておき、お不動様のご利益かその場の雰囲気のおかげなのかはわかりませんが、とっても気持ちが清々しくなりました。
来てよかったなあ~と強く感じました。
こちらは「三重塔」です。
今から300年前に立てられたという重要文化財です。
このようにめちゃくちゃ派手派手な塔です。
さすがにこれは昭和の後半に修復をした際に建築当時の状態に復元したとのことです。
大本堂の裏手にはたくさんの仏像が設置してあります。
以前も話題にしたのですが、拙作の「カナエとムジャ子」に登場するキャラクターのデザインは仏教の神仏の意匠をモチーフに取り込んでいます。
なるほどと思っていただけるんじゃないでしょうか?
「光明堂」というお堂です。
こちらも300年以上前に建てられた重要文化財です。
かつては「本堂」として用いられていました。
縁結びの御利益で知られる愛染明王を祀っています。
「縁結び」と聞いては無視していられぬ僕です(笑)
ご紹介の最後は昼食を頂いた「うぐいす亭」というお食事処です。
境内のかなり奥の方にあります。
境内を散策している内に昼飯時をかなり過ぎてしまって、飢えとの戦い(笑)が始まっていた最中に発見し、とにもかくにも入りました。
蕎麦や丼ものを扱っています。僕はカツ丼を注文しました。
老夫婦が経営している素朴な雰囲気のお店です。
お味はすごく美味い・・・ってほどではないのですが普通に美味しかったです。
お値段は市街地によくあるチェーン店の丼ものと比べると高いですが、観光地ボッタクリ価格だとも思いませんでした。
むしろ、このお店をやっていくにはリーゾナブルかと・・・
とにもかくにも雰囲気がいいのです。
昔ながらというか、昭和のまま時代が止まってしまっているかのような・・・。
そして、そんなお店の雰囲気を象徴するかのような「おみやげ(サービス品)」がこちら。
「マッチ」
僕はタバコは吸いませんし(仮に吸ったとしてもライターを用いるでしょうし)、自宅に常備しているのは「チャッカマン」ですし・・・このような小箱に入ったマッチを見たのは何年ぶりでしょうか?
世の中がライター主流になり禁煙がどんどん推奨されるように変化していっても、うぐいす亭ではずーっとお客さんにマッチを提供してきたのではないでしょうか?
マッチは僕にとっては、あまり役に立つものではありませんが、ずーっと変わらない素朴な心配りがあるような気がしました。
こうして、なんだかよくわからないけど心の深いところからヒーリングしてもらった僕は、翌日、気持ちは元気に(体調はイマイチだった(^^;))職場に行きました。
・・・まぁ、焦らないで行こうじゃないか

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