Free(無料)の可能性 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

 今日のブログ記事は2本をアップする予定です。その1本目は、割とお堅い内容の多い当ブログでも「面白くはない」内容です(なので2本目の記事で調子を戻そうという魂胆なのですが)

 あらかじめお断りしておきますと、今回の記事はきちんとビジネスモデルとして考察したものではなくて主観と想像です。

テーマは「無料」で提供される品物の可能性について。

 このところ、ずーっとLinuxというOSを、以前買ったジャンクのPCにインストールして試していました。

HPmini2133_2

 Linuxは多くが無料でダウンロードして使用できます(全てではありません。有料のLinuxもあります)。

 例えば、サポート期限が切れたWindowsXPのパソコンがあったり、中古ショップで「OSの入っていないパソコン」を買ってしまったとしても、パソコンに多少の心得のある方ならば、このLinuxOSをインストールすることで使えるパソコンを手に入れることもできます。
 仕事で使うとしたらWindowsとの互換の問題で躊躇してしまいますが、個人ユーズに限れば、これで十分ということも多いです。ブログもメールもOK。パソコンのスペックが足りれば動画も見れます。「艦これ」もプレイ出来る・・・らしいです。

 Linuxのライセンスの仕組みの解説は省かせていただきますが、利用者から見れば純粋に「フリーウェア」として考えて差し支えないです。


 この無料OSのLinuxですが、ではボランティアがタダで作っているのか?と言われると、必ずしもそうではありません。
 Linuxにはいろいろと種類がありますが、その中でも最大手の「Ubuntu」はCanonicalという会社が開発をバックアップしています。
 またもう一方の大手の「Fedora」というLinuxはRedHatという会社がバックアップしている・・・だったと思います(うろ覚えです)。

 会社組織が関わっている以上、そこにはビジネスとしてプラスになるという何らかの算段があると考えられます。
 Linuxについてのビジネスモデルとしては、僕がわかっている限りでは次の2つがあります。


(1)広告収入とマーケッティング(の可能性)

 Ubuntuにはパソコンに入っているデータやアプリを検索する機能があります。検索の機能はWindowsにもあるのですが、Ubuntuの場合は初期設定ではパソコンの外からもネットを通じて検索して情報を見つけてきてくれます。
 つまり、どういうことか・・・OSを操作しているだけなのにGoogleで検索するようにネットを経由して情報の授受を行っていることになります。
 Ubuntuを初期設定のまま検索機能を使用すると、検索結果のなかにAmazonの商品がずらずらと並ぶんです(本当に!)
 実際のところはどうなっているのかはわかりませんが、Canonical社がそれによって広告収入を得ている可能性もありますし、収集したデータをマーケッティングのために提供することも技術的には可能と思われます(ちなみに現状ではデータの提供は行っていないとのことです)。

 なお、この検索の機能ですが、最新版のUbuntuであれば簡単にオフにすることが可能ですので神経質になるものではないと思います。


(2)技術的な検証

 FedoraをバックアップしているRedHat社は企業向けに有料のLinuxの開発、販売、保守をしています。Fedoraは無料で提供されていますが新しい技術の実験場的な役割も与えられています。よく冗談交じりに「人柱になりたい人向けのOS」と呼ばれています。
 RedHat社はFedora向けに開発された機能の中から商品化に耐えるものを有償の商品にフィードバックさせているとのことです。こうして商品開発が効率化されてビジネスに活かされているのです。
 Fedoraはそのような性質をもっていますから先端の機能を持つ代わりに不安定かもしれない上級者向けのLinuxだと言われています。使う側もそれを心得て使っているという、WinWinの関係があるように思われます。


<まとめ>

 なんで、こんなことを考えたのかと言いますと、僕がブログなどで公開している作品は無料ですが、社会と繋がりをもてるものにしていけたら楽しい、有意義なものになるだろうなと思ったからです。
 「お金が動く」というのは社会との繋がりの最もわかりやすいものの一つですが、それは高望みも甚だしいだろうとわかっています。(ぶっちゃけてしまうと、他に収入源がある限りは、僕の作品は一銭にもならなくてかまいません(笑)・・・数年前までプロのクリエーターだった俺も堕ちたものよ(^^;))
 ただし、僕は自分の作品(というかムジャ子)を多くの人に知って頂きたいと望んでいますし、さらには彼女のメッセージを聞いて頂きたいと望んでいます。これは収益を上げるのと同様に難しいことでしょう。

 今回のLinuxの記事はビジネスとしてはハイレベル過ぎて僕にとってはヒントにできなさそうですが、ともかくまとめてみた次第です。
 つまらない記事ですが、僕の気持ちも込めてアップさせていただきました。

 さて、今日中にもうひとつ和む記事をアップするぞ~。


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