やられるのもやるのも嫌だけど・・・【バッドにゃん29】 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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やるのもやられるのも嫌だけど

「バッドにゃん」は日頃のニュースを扱うブログテーマです。
 特にバッドなニュースを取り上げることが当初のコンセプトだったのですが、最近はバッドではないニュースもしばしば取り上げています。

 ただし、今回は紛れもないバッドなニュースだと思います。
と言っても、誤解なさらないでください。

 集団的自衛権が憲法解釈の変更で行使可能になるであろう、その流れがバッドだという主張ではありません。

 実効性のある防衛は必要です・・・と言わざるを得ない。国家間の争いによる脅威が現実味を帯びている、この国際情勢がバッドです。

 すっごい浅はかかもしれませんが集団的自衛権に期待できることと懸念するところとは以下のようなことだと考えています。

 期待:強国(同盟国)との連携をアピールすることで仮想敵国が攻撃してこなくなる(抑止力)

 懸念:同盟国が海の外で起こした(または巻き込まれた)戦闘行為に自衛隊員が参戦することになる。

 この懸念事項の方は、日本人なら誰も望んではいないでしょう。僕は自分が銃を持って戦うことになる可能性は低いと思っていますが(なぜなら国が僕みたいなのを兵士にするために多額の国費を投入するとは考えにくいからです。近代軍隊の兵士の養成はお金がかかるんです)自衛官の方が戦線に立つことを他人事とは思いたくありません。

 それどころか、自国の領地を守るための戦闘ですら起こってほしくない。まずは話し合いを続けていくことを望みます。だからこその「抑止力」です。 また、この懸念については首相も「自衛隊を武力行使のために海外に派遣しない」と言っているわけです。

 ただ、集団的自衛権は日本だけの問題ではないでしょう。おそらく米国の強い要請があります。議論されていることが、本当に純然たる防衛と国民、国家の保護のためのものなのか、見極めていく必要があると思います。

 今日の党首討論で安倍首相が言葉を濁しながらも「現実的」とも取れる発言をしていたのは気になります。
 以下のような内容(ニュアンス)でした。
※うろ覚えです、またニュース映像がソースですが、ニュース映像が恣意的に編集されていることはありえます。

・海江田民主党代表「(中略)(海外で)自衛隊員が命を落とす可能性がある。首相は自衛隊員に命を捨てろと言うのか?」

・安倍首相「苦しくとも批判があろうとも、そのような現実に向き合い国民を守るのが政治家の責任である」


(明言はしていませんが、(海外で)自衛官が戦闘行為で死傷することも辞さないというニュアンスにもとれます…あくまで解釈です、明言してくれないので・・・。
それでも、感情論と言われた海江田氏に対して首相の発言は現実的だとは感じました)

 恥ずかしながら、僕個人は集団的自衛権の是非を判断できません。望んでいること、考えていることは次のとおりです。

・国家間の争いについては戦闘行為を伴わない方法での解決を望む(戦闘が行われるくらいなら、問題が解決しないほうがマシ)

・同盟強化、武装強化は対話にシフトさせる抑止力になり得るので反対ではない。ただし、それを自衛官を海外の戦闘に派遣することを伴う制度にするのは反対

・以上のことは現政権も謳っているが、制度ができてしまった後にちゃぶ台返しをしないかが不安

・真に国民、領土、財産が危機に晒される事態になった場合は、制度や法律を超え四の五の言わず自衛隊は防衛出動をするべきである(そのような有事の際は国民も日常を諦めなければならない)



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