(No.ex-219)
●目次
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人物相関図
「カナエとムジャ子~並行時空編~」 35回目です。
初めての方は→このお話の始まりからご覧くださいませ、
どうかよろしくお願いします!
<「並行時空編」のここまでのおさらい>
乗り過ごした電車からカナエが降りた場所は、知らない言葉が飛び交う何かが異なる世界だった。
いくつかの事件を経て「並行時空」からの帰還を考えるカナエとムジャ子の二人。その道の途中で一人飛び立ったムジャ子はカナエとそっくりな容姿の「アカネ」とテンシの「ミコト」に出会うことになる。「3年前の事故」をきっかけに行き詰まってしまったアカネとミコトを見て、ムジャ子は「アクマの提案」をもちかけた。
カナエの協力もあり、アカネの目に再び光が戻る。
それを見届けたムジャ子は、カナエとともに本来の時空へ帰るために急ぎ引き返す・・・
「並行時空編」は次回で最終回です。
長かった・・・(笑)
それは反省点であると同時に成果でもあります。当初はアカネとミコトが登場してからのエピソードは全く想定しておらず、全18回でまとめるつもりでした。
テーマも最初は「表現と報道の自由が制約されるのではないか?」という危惧感だけでした。
頂いたコメントから「並行時空編」の世界を、もっと踏み込んで説明したいと思うようになり、路線変更に踏み切りました。
この時に設定だけの存在だったアカネとミコトを登場させると共に気になっていることを何でも盛り込んでみることにしました。こういうものをいつまでも表現できるかはわからない、と常々感じていたからです(表現できなくなる…というのは、政治や社会の変化だけではなく僕自身の身に何かが起こったり生活が一変することも想定してます)。
・表現、報道の自由の規制への懸念
・創作物は無力だ(?)という諦観
・ささやかな思いやりが誰かをささやかに救う
・運命に対する諦観と逆らおうとする意志
・未来は人間には見通せない、「やるかやらないか」だけ
上記のようなことを盛り込みました(何だかんだで「いつもの」カナエとムジャ子ですけど(^^;))。
そのおかげもあって、テーマが絞れていない統一感の乏しい長編になってしまいましたが、描いている僕としては、言いたいことを表現できて充実していました。
また、それぞれのテーマを表現するごとに、コメントをお寄せ頂けてコミュニケーションを出来たことはブログで発表することの大きな喜びでした。
改めまして「並行時空編」は次回が最終回です。土曜日か日曜日には発表できると思います。見守っていただければ幸いです。
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