「日本におけるキリスト教 72 人間は地獄行きが相応しいのか?戦争とキリスト教」 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

「日本におけるキリスト教 72 人間は地獄行きが相応しいのか?戦争とキリスト教

 

前回の続きですが、まずは「人間」について考えてみます。

 

何事もそうですが、人間を語るうえに最も重要なのが「どこの国のどの時代の話か」ということになると思います。

 

例えば、この日本では長年の戦争時代を過ごしてきた人々がいます。

野々市市のホームページ足跡から引用します。

 

「1931年[昭和6]の満州事変から、1945年[昭和20]の太平洋戦争の終戦までの15年間は、戦争が続いた暗い時代でした。

昭和に入ると世界中が不景気になり、日本でも人々の生活は苦しいものとなりました。

 

このようなとき、一部の軍人や政治家は、広い土地と豊かな資源がある満州[中国の東北部]を日本のものにすれば、国民の生活が良くなると主張し、このような考えが国民にも広まり戦争の時代が始まったのでした。

 

1937年[昭和12]には日中戦争(にっちゅうせんそう)が始まり、戦争は中国各地に広まりました。

 

この中国との戦争に行きづまっていた日本は、ドイツ・イタリアと軍事同盟を結び、石油などの資源を求めて東南アジアに軍隊を送りました。アメリカやイギリスなどの連合国と対立が深まり、1941年[昭和16]には太平洋戦争が始まりました。

 

戦争を続けていくために、政府は、兵器を作る工場に国民を動員(どういん)できるようにし、砂糖やマッチ、味噌(みそ)、醤油(しょうゆ)などの生活用品まで制限しました。

『贅沢(ぜいたく)は敵(てき)だ』という標語(ひょうご)も生まれ、生活は少しずつ苦しくなっていきました。」

 

引用以上

 

 

この戦争時代において、アメリカ兵隊たちを「憎き鬼畜米兵」と言って、アメリカ兵隊を殺せば殺すほど「英雄」となり、日本国民は歓喜しました。

 

もしも、私がこの時代に生きていれば、自分自身もそうなっていたと思います。

 

 

また、人類史上、最も残酷非道な無差別殺人はアメリカによる日本の広島と長崎への「原爆投下」と言われています。

 

この日本では、原爆投下は「人間が成せる仕業ではなく、悪魔の仕業」と思う人も多いと思います。

 

しかし、アメリカではまるで違うのでビックリ仰天しています。

 

プレジデント オンライン2020 8 9 

「原爆が100万人の命を救った」アメリカの言い訳を垂れ流すNHKの罪」から引用

 

「原爆の使用は戦争終結のためにしかたなかった。結果として多くの人が救われたのだ」というアメリカ側のためのプロパガンダをやっているみたいです。

 

現在では、アメリカの歴史研究者ですら以下の事実を認めています。

 

英米ソがヨーロッパやアジアの戦後処理を話し合っていた1945年7月の段階で、アメリカは日本との戦争を終らせる選択肢は4つ、(1)本土上陸作戦を行う(2)皇室維持を条件として認めた降伏勧告を出す(3)原爆を投下する(4)ソ連の参戦を待つ、つまり、本土上陸作戦か原爆投下の2者選択ではなかった、ということです。

 

とくに、アメリカは、皇室維持という条件を提示すれば日本が降伏する可能性がきわめて高いことも知っていました。

 

ですから、原爆投下か本土上陸作戦かしか選択肢がなく、多数のアメリカ兵の命が失われないように前者を選んだというのは事実ではありません。

 

ところがNHKの番組は日本の視聴者に事実を伝えず、アメリカのために原爆正当化のプロパガンダを行っているのです。

 

引用以上

 

 

なんとアメリカでは「原爆投下」を多くの人の命を救うために行なったと正当化しているのです。

 

アメリカは未だに核兵器を所有しています。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)2023年1月時点の核兵器数が発表では、アメリカの核兵器数は5428です。

 

原爆投下を正当化していれば、これからも「多くの人の命を救うために」という大義名分で「核兵器を使用する」可能性があるのです。

 

日本人の多くは「それは非常に恐ろしい」と思いますが、アメリカ人の多くはそうは思っていないようです。(そう思わないようにマインドコントロールされていると思います。)

 

 

また現在、イスラエルがガザ地区への戦闘を行なっていますが、今日の京都新聞の記事には次のように書かれています。

 

「イスラエルにパレスチナ住民の殺りくをやめさせ、休戦実現へ動かねばならない。

 

 オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)がパレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、イスラエルに対し民族大虐殺(ジェノサイド)を防ぐ「あらゆる手段」や人道支援の確保などを行うよう命じた。

 

 ICJの命令は国連加盟国に法的拘束力がある。イスラエルは順守しなければならない。各国も一致して命令に従うようイスラエルに迫る必要がある

 

ガザ地区での死者はすでに2万6千人を超え、200万人近くが家を失った。

 

イスラエルは戦闘を続け、病院や社会インフラなどの破壊も続けている。こうした状況を踏まえ、ICJは数年かかるとされるジェノサイドかどうかの判断とは別に仮処分(暫定措置)として命令を出した。それだけ緊急性が高いということだ。

 

 即時停戦が盛り込まれなかったことから、イスラエルのネタニヤフ首相は「自衛権を剥奪する試みは拒絶された」と強調しているが、筋違いも甚だしい。

 

引用以上

 

 

このように日本では、ICJに賛同して、イスラエルはパレスチナ住民の殺戮(民族大虐殺(ジェノサイド)を行なっていると非難し、即時停戦を訴えている声は多いです。

 

しかし、イスラエルは違うのです。

2023/12/26の「イスラエルの世論調査」は次の通りです。

 

 【エルサレム共同】

パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘を巡り、イスラエル国民の約7割がガザの民間人の苦境を考慮する必要がないと考えていることが26日までのシンクタンク「イスラエル民主主義研究所」の世論調査で分かった。

 

約8割が、軍は国際法を順守しようと努力しているとも回答した。

 深刻化するガザの人道危機を懸念する国際社会とイスラエル社会の差が浮き彫りになった。

 

 「イスラエルは軍事作戦の継続を計画する際に、ガザ市民の苦境を考慮する必要があるか」との問いに対し、計69・3%が「全く考慮する必要はない」「ほとんど考慮する必要はない」と答えた。

 

引用以上

 

 

なんと、イスラエル国民の約70%は、ガザ市民の苦境を考慮することはなく、軍事作戦を継続するべきと答えているのです。

 

その結果、幼子を含めて多くのパレスチナ市民が殺されました。

 

 

このように、どこの国の人かによって「大量無差別殺人」において、正当化して実行されたり、非難して阻止したり、分かれるのです。

 

これは、まるで同じ「人間」とは思えません。

 

 

聖書はこの事をいくつもの御言葉によって痛快に教えてくれます。その中の代表的な1つです。

 

「子たちよ。だれにも惑わされてはならない。彼が義人であると同様に、義を行う者は義人である。

 

罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。第一ヨハネ3章7~8節」

 

 

「 神の子と悪魔の子との区別は、これによって明らかである。すなわち、すべて義を行わない者は、神から出た者ではない。兄弟を愛さない者も、同様である。

 

わたしたちは互に愛し合うべきである。これが、あなたがたの初めから聞いていたおとずれである。

 

カインのようになってはいけない。彼は悪しき者から出て、その兄弟を殺したのである。なぜ兄弟を殺したのか。彼のわざが悪く、その兄弟のわざは正しかったからである。

 

兄弟たちよ。世があなたがたを憎んでも、驚くには及ばない。

 

わたしたちは、兄弟を愛しているので、死からいのちへ移ってきたことを、知っている。愛さない者は、死のうちにとどまっている。

 

あなたがたが知っているとおり、すべて兄弟を憎む者は人殺しであり、人殺しはすべて、そのうちに永遠のいのちをとどめてはいない。第一ヨハネ3章10~15節」

 

 

この聖書の教えでは、カインのように悪しき者から出て、行いが悪く、兄弟を殺す者はすべて、そのうちに永遠のいのちをとどめてはいないのです。

 

その大切な教えは「イエス・キリストを信じない人々は地獄行き、永遠の火に投げ込まれる」という聖書に書かれていない教えによって、解釈を違うほうへ向かわせていることを痛感しています。

 

次も聖書から神の御怒り、神の裁きはどのような人々に起こされているのかを見ていきます。