「日本におけるキリスト教 ⑭ 御子イエスを信じない人々②」 | ルーク4のブログ

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「日本におけるキリスト教 ⑭ 御子イエスを信じない人々②」

 

この日本では根付いている地域が多いキリスト教会は「プロテスタントの福音派の教会」になると思われます。

 

それは教会の数が大きく影響しています。2009年に開催された「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」では「教会数は8235を数える」と言われていました。

 

その内「日本基督教団」は1800位ですので、残りの約6500は福音派の教会になります。

 

私は仕事で5つの市を自転車や車で回っていても、福音派の教会をいくつも発見しましたが、日本基督教団は1つ。カトリックは1つという状況からして、教会数は福音派が群を抜いている実態を感じています。

 

 

日本では最も根付いている地域が圧倒的に多い「プロテスタント福音派」の神学の真髄が「御子イエスを信じる者は永遠の命を得るが、御子イエスを信じない者は地獄へ行く」という教えです。

 

福音派が、人通りの多い駅前などや初詣の日の神社や寺の前などで、または街宣車で「イエス・キリストを信じなければ永遠の滅び」「死後にさばきがある」という福音を宣べ伝えているのを見聞きした人々は多いです。

 

私が福音派の教会に所属していた時は、町へ出て行き伝道しました。

 

そして、福音派の信徒リーダーや神学生たちが「あなた方は今のままだと地獄へ行きます!どうかイエス・キリストを信じてください!そして地獄行きから救われてください!」と絶叫する場面を何度も見聞きしました。

 

その時に周りのクリスチャンたちは、絶叫している信徒リーダーや神学生たちに対して「うわー聖霊様に満たされている~」と絶賛します。

 

その伝道を録画したYouTubeを教会の皆で見ていたら、教会の皆は「聖霊様の働きや!」と絶賛しましたが、ある牧師の次男(中学生)は「きちがいや!」と吐き捨てました。

 

牧師が「きちがいと違うで、それで救われる人がおるから、聖霊様の働きやで」と諭しましたが、次男は「絶対に違うわ!気が狂ってるわ!」と言って聞き入れませんでした。

 

 

福音派の教会に所属している時は、町へ出て行き、見ず知らずの人々に「イエス・キリストを信じないと永遠の滅びです!あなた方は滅びに向かっているのです!」「今のままの罪人のままだと地獄へ行きます!」と伝えることが「正しい福音宣教」であり、「聖霊の働き」だと信じていました。

 

しかし、それを聞いた人々は、ある牧師の次男のように「気が狂っている」と思う人も多いでしょうし、相手にしない人や嫌悪感を持つ人が圧倒的に多いです。

 

 

さて、聖書を見てみますと、イエスさまご自身が教えられていることですが「イエス・キリストを信じない人」について、このように教えられています。

 

「ヨハネが答えて言った。『先生、私たちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人は私たちの仲間ではないので、やめさせました。』

 

イエスは彼に言われた。『やめさせることはありません。あなた方に反対しない者は、あなた方の味方です。』ルカ9:49~50」

 

弟子のヨハネは、イエス・キリストを信じる者とイエス・キリストを信じない者を区別して、やめさせましたが、イエスさまは区別することなく、クリスチャンではなくても、クリスチャンに反対しない者は『クリスチャンの味方』ですと教えられたのです。

 

 

また、イエスさまはこのように教えられました。

 

「あなた方を受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。わたしを受け入れる者は、わたしを遣わした方を受け入れるのです。

 

わたしの弟子だということで、この小さき者たちの一人に、水一杯でも飲ませるなら、まことに、あなた方に告げます。その人は決して報いにもれることはありません。マタイ10:40~42」

 

「わたしの名のために、このような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。マタイ18:5」

 

イエスさまが来臨されて最後の審判ではこのように言われました。

「まことに、あなた方に告げます。あなた方が、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちの一人にしたのは、わたしにしたのです。

 

その正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。マタイ25:40&25:46」

 

 

繰り返しますが、イエスさまは「信じていない人々」について、このように教えられているのです。

 

クリスチャンたちを受け入れる者はわたしを受け入れるのです。

クリスチャンに一杯の水でも飲ませる人は、決して報いにもれることはありません。

 

小さい子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。

 

クリスチャンの最も小さい者たちの一人にしたのは、わたしにしたのです。その正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。

 

 

現在の日本で、キリスト教式(チャペルもしくは本物の教会)で行う結婚式を挙げた夫婦は、全体の56.2%です。

 

キリスト教式は、牧師or神父の指示のもと、神の子であるイエス・キリストに2人の愛を誓います。

 

そのキリスト教式で結婚式を挙げた56.2%の夫婦のほとんどは、イエス・キリストを信じていません。

しかし、イエス・キリストを受け入れていて、キリスト教式を熱望したのです。

 

カトリックはどちらかがクリスチャンではないとダメなので、その多くはプロテスタントのキリスト教式だということです。

 

プロテスタント教会の牧師たちは、金儲けのためにアルバイトで、結婚式を挙げるカップルが2人とも未信者(イエス・キリストを信じていない)でも、キリスト教式の結婚式の牧師を務めています。

 

未信者同士の結婚を祝福しながら、心の中では「この未信者の2人は、今のままだと地獄へ行ってしまう。これをきっかけにイエス・キリストを信じてほしい」と思っているのです。

 

しかしながら、教会の独身の信徒が、未信者と結婚したいと相談すれば「不信者と、つり合わぬくびきを一緒につけてはいけません。第二コリント6:14」という聖書の教えから反対するのです。

 

そういう牧師は少なくありません。

 

 

キリスト教式の結婚式を挙げる夫婦が56,2%ということを見ても、キリスト教・ミッション系の幼稚園・学校・大学を選ぶ親と子が多いことを見ても、

この日本では、イエス・キリストを信じていなくても、イエス・キリストを受け入れている人は大勢いると思われます。

 

聖書のイエスさまの教えでは、そのような人々は「クリスチャンの味方」なのです。

 

クリスチャンやイエス・キリストを受け入れているような人々は「クリスチャンの味方」です。そのクリスチャンの味方に対して「永遠の滅びに向かっている」「地獄に行く」と思ったり、言っている人たちは、イエスさまの教えに反逆していると言えるでしょう。