福音派と無教会の決定的な違い ⑪ 他の宗教について&日本のクリスチャン有名人 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

「福音派と無教会の決定的な違い ⑪ 他の宗教について&クリスチャン有名人」

 

前回の記事で、「有名人の成功体験を羅列されていても」というコメントがありました。

 

こちらの意図するのは、「すべての人の救い」について一致しているクリスチャンたちのことを知って、慰めを受けたからです。

まるで知らない人のことを書けば、あとでトラブルになる可能性も高く、そんな知らない人のことなど、誰も知りたくないでしょう。

 

 

東日本大震災の被災地では、このような事がありました。

 

一夜にして家族も家も町もすべてを失った高齢者の女性が、絶望して呆然としているところへ、お笑い芸人のコロッケさんが来たのです。

 

コロッケさんはただ被災地に行き被災者の方々のために何かできないかと来ただけです。

しかし、その高齢者の女性はコロッケさんをテレビで見て好感を持っていたのです。

 

それで「私が知っている人が来てくれた!」と言って、コロッケさんの元へ飛び込んで、号泣したのでした。

 

コロッケさんは、その女性をまるで知りませんが、親近者のように受けとめて、被災者の方のお役に立てたことを喜んでいました。

 

 

また、女優の上戸彩さんが飛び込みで、石原軍団の渡哲也さんの炊き出しに参加した時です。

被災地の人たちが「彩ちゃんが来た!」と喜んで、目の前でお姉ちゃんを津波にさらわれたショックで笑わなくなった3歳の少女を連れて来ました。

上戸彩さんは優しく抱っこして、励ましの言葉をかけました。

すると、その少女が笑ったので、周りの群衆は歓喜に包まれました。

 

日刊スポーツの記事です。

 

女優の上戸彩(25)が15日、石原プロモーションが宮城県石巻市で行っている東日本大震災の救援炊き出しに飛び入り参加。被災者に料理を手渡しながら「負けないで」など声をかけた。

 「テレビで見えない現実にショックを受けた」という上戸。

 

佐藤珠莉(じゅり)ちゃん(3)との対面では思わず目を潤ませた。珠莉ちゃんの姉、愛梨ちゃんは幼稚園から帰宅する送迎バス内で被災。尊い命を奪われた。その悲劇を知らされて、珠莉ちゃんを何度も抱きしめた。珠莉ちゃんの母、美香さん(36)は「震災後ずっと暗かった珠莉が笑ってくれた。前を向いていく希望が湧いた」とすすり泣いた。

 

 

有名人は、大勢の人たちから知られていて、その中の人たちから身内のように好感を持たれている存在でもあります。

 

聖書にも「あなた方は世の光です。あなた方の光を人々の前で輝かせなさい。マタイ5:14~16」と教えられています。

 

有名人になる人はごく一部です。

日本のクリスチャンで有名人となれば、ごく数人程度でしょう。

 

ブログを書いているクリスチャンたちが、日本のクリスチャンの有名人について書くと、いつもの数倍の観覧数になるので、大勢の人々がクリスチャンの有名人を知りたいと思っていると言っていました。

 

 

今回、こちらも調べてみました。

 

有名人は、世の光として名が知れ渡っている方々と、数年間一線(主役が続くか、歌番組でヒット曲を続けていた)で名前をよく知られている方々に限定しました。

 

「福音派」「無教会」など、どのようなクリスチャンかで調べてみました。その結果、驚くべきことに気づいたのです。

それは、他の宗教の方々と仲良くできるクリスチャンばかりだということです。

では、早速みていきましょう。

 

 

まずは、テレビや映画で主役の作品が次々に制作されている俳優の「ディーン・フジオカ」さんです。

 

ディーンさんは日本人ですが、奥さんはインドネシア人クリスチャンです。プロテスタントのようです。

なので、ディーンさんも奥さんと同じ信仰のクリスチャンです。

 

インドネシアのプロテスタントの歴史は、オランダ人が改宗しやすいようにアニミズム的なもの、ヒンズー的なものを禁じることなく布教しました。

 

ですから、クリスチャンですが、アニミズムも信じていると言われています。

「インドネシア人にはインドネシア人」のような他の宗教と共存する福音宣教です。

 

ディーンさんのように日本人男性で、インドネシア人クリスチャン女性と結婚した人がブログで発信しているのですが、

インドネシア人クリスチャンの奥さんの教えは面白いです。

 

インドネシアでは必ず6つ(イスラム教、キリスト教、ヒンズー教、仏教、儒教、その他)のうちの宗教を持つことが義務づけられています。87%はイスラム教、約10%がキリスト教です。

 

それでどの宗教でも死後は安心できますが、無神論者は地獄へ行くと考えられています。

 

しかし、クリスチャンが日々祈りをささげることによって、異教徒用の天国チケットを取得してくれているので、無神論者も安心して死ねると教えています。

 

 

福音派のクリスチャンのトランプ大統領が2017年6月にムスリム国民が大半を占める計6か国を対象にした「米国入国禁止令」に署名をしたことは、日本でも物議をかもしました。

 

そこで、福音派のキリスト教とは真逆のキリスト教があることを知り、「宗教の共存」というレポートを書いた日本の大学生たちがいました。

 

そのレポートをピックアップして伝えます。

それは「インドネシア人クリスチャン」についてでした。

 

「インドネシアのラッセム(中部ジャワ)には、キリスト教徒が多く暮らす町がある。

 

そこでは、プサントレンというムスリム学校が存在し、キリスト教徒の住民との共存が見受けられるという報道がなされていた。

 

日常的な交流においてラッセムの人々は、宗教の教義的な話し合いをすることはせず、

一人の人間として互いに歩み寄る道を模索しているように見受けられた。

 

つまり、宗教の原理的理念を議論の対象とする「神学的視点」から共存を目指すのではなく、

宗教を信仰する人間の行動により重点を置き、柔軟な態度でそれぞれの社会環境に合った宗教実践を行う「社会的視点」から共存を目指していることがわかった。」

 

 

この日本の大学生たちのレポートを読んだ人たちは、福音派のように「神学的視点」から、他の宗教を排除していくキリスト教は、争いや問題が多発していると結論づけています。

 

けれど、インドネシア人クリスチャンのように、他の宗教と共存するキリスト教であれば、世界は平和になっていくという考えになったようです。

 

 

次は、インドネシアのマナドに来た大久保咲希さんの体験記です。

 

「私は今、クリスチャンの文化を存分に体験している。

 

以前、インドネシアのスラバヤの教会でテロがあった。その時、マナドでは、クリスチャンが教会にいる時は、ムスリムの方々が警備して、

ムスリムがモスクにいる時は、クリスチャンの方々が警備をしていた。

 

異なる宗教の方々が互いに助け合って、共生している。

マナドは優しさにあふれた地域です。」

 

 

この大久保さんの体験記は、無教会の内村鑑三先生の信仰の著書によって、医師の道を進み、大勢のアフガニスタン人を救われた「中村哲」先生の信仰を思い起こします。

 

中村哲先生は、「だからよく、キリスト教会(福音派)のほうから、イスラム教と接して、最近はモスクまでつくっているので、「矛盾はないのか」と言われるけれど、矛盾はありません。

私が本当のクリスチャンです。」と言われました。

 

中村哲先生も現地アフガニスタンで、多くのイスラム教のアフガニスタン人と共存して、神さまに与えられた働きを全うされました。

 

モスクを建設して、アフガニスタン人たちが大喜びしたことが何よりも嬉しかったそうです。

 

 

中村哲先生は、内村鑑三先生と、カール・バルト先生の「すべての人は神と和解している」という信仰でした。

 

サザエさんの著書「長谷川町子」先生も無教会です。

 

 

長谷川町子先生は、初めは家族と「聖公会」のキリスト教でした。

 

「聖公会」は「天国か地獄か」というような信仰は持っていないし、「聖書のみ」という聖書絶対主義もとらない。

「私たちは真理を知っています。」とは言わないので、福音派の牧師たちから「聖公会は中途半端」などと揶揄されて、引き下がっているそうです。

 

なので、聖公会のクリスチャンたちもクリスチャン以外の人たちと共存することが出来やすいと思われます。

 

聖公会の有名人は、三千人の混血孤児を救って育てた「澤田美喜」さんです。

 

第二次世界大戦後の日本で、鬼畜米兵の子として日本人たちから忌み嫌われ、アメリカ人も米兵が、日本の女性をレイプしたり、売春で生まれた混血孤児は「恥の証拠」になるので、忌み嫌って、存在を消そうと考えました。

 

日本とアメリカの両方から「混血孤児の施設」をなくそうとする攻撃がありましたが、澤田美喜さんは、信仰によって勝利しました。

 

 

もう一人の聖公会の有名人は、日本初の知的障害児の施設を創設した「石井亮一」氏です。

当時、知的障害児は「白雉」と呼ばれて忌み嫌われていました。

想像を絶する差別や偏見、財政困難との戦いがありましたが、信仰によって成し遂げられました。

 

 

児童福祉の先駆者として、保育士試験などで名前が出てくるのが、石井亮一氏と、石井十次氏、留岡幸助牧師です。

 

石井十次氏は、当時、親からも国からも見捨てられていた三千人の孤児たちを救い、日本初の孤児院を創設しました。

 

想像を絶する苦難と財政難との戦いがありましたが、腸チフスで長期入院している時に、幻でイエス・キリストが現れて「この孤児院は初めからわたしが立てた。心配しないでよい。」と言われました。

 

それから、そのことを信じる信仰によって、孤児たちを守り育て上げました。

 

そして、不良少年の父と呼ばれたのが、留岡幸助牧師です。

 

人がいる町では絶対に更生することは困難であるので、イエス・キリストによって、人里離れた原始林の場所を不良少年たちと開拓しました。

 

その後、不良少年たちと家庭学校は、昭和47年に北海道開発功労賞を受賞しました。

受賞者の写真は不良少年たちの集合写真です。

 

石井十次氏と留岡幸助牧師は、プロテスタントの「日本基督教団」です。

 

 

日本基督教団は、福音派から「エキュメニカル派やリベラル派」と言われて、プロテスタントでも二分している。

日本基督教団は、セクシャルマイノリティ(LGBT)の教会や牧師を受容しています。

 

また、セカンドチャンス論(死後に福音が伝えられて、救いのチャンスがある)についても、礼拝で語っている教会があります。

 

内村鑑三先生の万人救済などの教えも支持している牧師もいて、福音派とは別のプロテスタントのキリスト教という人たちは少なくありません。

 

作家の三浦綾子先生も日本基督教団です。

 

「氷点」という小説は、何度も映画やテレビドラマ化になりました。

主役は内藤洋子さん、島田陽子さん、紺野美沙子さん、石原さとみさんたちです。

 

元真珠湾攻撃の総隊長でクリスチャンになった「淵田美津雄」氏も、貧民街の聖者と呼ばれて、キリスト新聞を立ち上げた「賀川豊彦」先生も日本基督教団です。

 

日本初の女医となった「荻野吟子」先生も日本基督教団のクリスチャンです。

 

 

死者のための祈りや、福音派の地獄の観念とは違う「正教会」の有名人は、「杉原千畝」氏です。

 

外務省から罷免されても、人間への愛から「命のビザ」を書き続け、約6000人のユダヤ人の命を救われました。

 

杉原夫人も聖書のエレミヤの哀歌から「町のどこかで飢えて、息も絶えようとする幼子の命のために、主に向かって両手をあげよ」という御言葉が心に浮かんで、賛成されました。

 

 

次に「カトリック」です。カトリックは芸能人が多いです。

 

作家の遠藤周作氏、

アイドル歌手として何曲もヒットした「アグネス・チャン」

 

「キャンディーズのミキさん」

 

「南沙織さん」

 

演歌歌手の重鎮「前川清さん」

 

田村正和さんとよく共演された女優の篠ひろ子さん

 

 

司会やオリンピック誘致などで活躍されている「滝川クリステルさん」もカトリックだと言われていました。

 

マザーテレサが来日された時に通訳されたり、200万部を超えるベストセラー作家となった著書「置かれた場所で咲きなさい」など、多方面で活躍されたノートルダム清心学園理事長だった「渡辺和子シスター」

 

国際政治学者として大活躍された「緒方貞子」氏もカトリックだと言われています。

 

 

カトリック教会のイエズス会が1549年に日本に来て、福音宣教が始まりました。

 

ザビエル宣教師は初め「イエス・キリストを信じずに死ねば地獄へ行く」という教えでしたが、民たちはおいおい泣いて、これでは礼拝をしなくなるという危機感から、

 

日本人には日本人のようにという福音宣教に変更します。

 

トーレス宣教師の発想で、ローマ2:14,15から、たとえ、神(イエス・キリスト)の存在を知らなくても救いの対象となり得るとした。

 

その後、この日本人に合わせた福音宣教は、ヴァリニャーノ宣教師によって確立されて、クリスチャンは爆増して行きます。

 

そのまま行けば、今頃は日本のクリスチャン人口は10~30%になったと推測する人は少なくありません。

 

ところが、キリシタン(クリスチャン)弾圧によって、隠れキリシタンだけとなり、その後、プロテスタント福音派の福音宣教が躍進しますが、1%という状況が長年続いています。

 

 

現在、日本のカトリックは、毎年、赴任地において多くの受洗者を生み出している「晴佐久司祭」の万人救済の教えが用いられています。

「あなたはすでに救われています。そのことに目覚めてください」という福音宣教です。

 

 

福音派の日本人有名人を調べましたが、世の光として名が知れ渡っている。数年間、第一線(主役が続くか、ヒット曲を続けていた)で活躍されて、多くの人に名が知れ渡っているに限定すれば、名前が出てこなかったのです。

 

フォークシンガーだった「小坂忠」牧師はプロテスタントですが、福音派ではないようです。

 

また、調べる限りは、プロテスタントの久保田早紀さん(現 久米小百合音楽伝道師)と本田路津子さんの発言やメッセージの中に、福音派の救いの神学(イエス・キリストを信じない人は永遠の滅び)という話をされていません。

 

 

このような結果から、ローマ12:18のように、クリスチャンはノンクリスチャン(未信者)とも、他の宗教の人たちとも共存して、平和に過ごすほうが、よいと思いました。