これまでの人生で
デンマーク語は
正確には第5言語なのですが
第3言語だった
スペイン語は
すっかり封印されてしまったので
デンマーク語は第4言語ということに
しています。
スペイン語は
高校の時の選択科目で
たくさん勉強したんですよ、、、
今となっては化石です。
涙
私の記憶にあるデンマーク語は
子供時代です。
母が学生の頃に
当時はまだアンカレッジで給油をしていた時代
大学の研修でデンマークに
旅行したことがあったそうなんです。
その際に買ったらしい
デンマーク語の辞書が家の本棚にあって
何気なくパラパラとめくりながら
「いつかデンマーク語を話すんだ」
と思っていたような
思い出があるのです!
これって
大予言ですよね。
大命中。
こうして今
デンマークに住んでいるのですから。
でも、
実際に住んでみたら
デンマーク語を勉強しようという
モチベーションがまったく
上がらないんです。
まず、
サウンド的に美しくない。
こう思ってしまったら
耳が拒否し始めますから
よいことなんてありません。
そして、
発音が難しい。
ドイツ語と親戚関係にあるだけあり
文法はさほど難しく感じないし
ドイツ語の単語とかぶる単語が多いので
勉強はしやすいんです
でも、
ドイツ語と違うのは
書いてある通りに読んでも
到底正しい発音にはならない。
さらに
実際のデンマーク語は
一語一語をはっきり発音せず
省略が多いんです。
もう逃げたくなりますね。
実際、
3年前に語学学校の門を叩いたのですが
体調不良もあり
途中でやめてしまいました。
一方
生活のかかっている子どもたちは
ぐんぐん力を伸ばして
すっかりペラペラです。。。
覚悟が足りなかったなと思い
去年からやる気をみなぎらせて
再トライです。
2度目のチャレンジに踏み切ったのは
やはり
そろそろ
デンマーク語を話したいな
話さないとヤバイかな
というのと
もう少し
デンマーク人に近づきたいな
という思いからでした。
【英語編】でも書きましたが
生活がかかっていると
脳はちゃんと動いてくれます。
ここでは私は
もっと楽しい生活のために
デンマーク語を学ぶことにしました。
最初の時とは
モチベーションが全く違うので
ちゃんと通っていますよ。
やる気って
自然と出るものじゃなくて
出すものなんだと
思わずにはいられません。
さて、
先ほどデンマーク語の悪口を書きました。
でも、そのおかげで
あることに気づきました。
実はデンマーク語の特徴って
英語にそっくりなんです。
発音の例外が多すぎて
書いてある通りに
一語一語はっきり読んでも
まったく通じないし
聞き取れないんです。
文法がドイツ語っぽいので
ドイツ語に似ているんだと
勝手に思い込んでいたみたいです。
では
どうしたら話せるようになるか。
よく
リスニングのテープを何回も聴けば
いつか分かるようになる
なんていうことを聞きますが
あれは嘘です。
分からないものを何度聞いても
分かるようにはなりません。
だったら私はもうデンマーク語が
ネイティブ並のはずです。
もちろん
耳を鍛えるのは大事。
でも、それと同じぐらい大事なのは
舌と口を鍛えることです。
用意するのは
自分が話してみたい1文
そして
その部分の音声
ネイティブの話し方に限りなく近くなるように
リズムとアクセントに気を配り
何度も繰り返して声に出します。
出来るようになったらほかの1文へ。
この方法は
どの言語学習にも使えますが
英語やデンマーク語のような言語には
非常に有効だと思うので
続けてみたいと思います。
ところで、
1年ほど前から自分に
言い聞かせていることがあります。
何かをやりたいと思ったり
自分を変えたいと思ったら
歯磨きレベルになるまでは
文句を言わずにとにかく続ける。
歯磨きレベル?
朝起きたら、
夜寝る前、
何も考えずに歯磨きしてますよね。
歯磨きしないと
なんだかキモチ悪いですよね。
つまり、
何かをしようと決めたら
歯磨きぐらいの習慣になるまで
なんとか続けよう
そういうことです。
歯磨きレベルになったら
「明日、今日の分すればいっか」
とか言わずに
体が動きますから。
笑
1文をひたすら繰り返す方法も
歯磨きレベルにした人の勝ちだなと
つくづく思う今日このごろです。
次回は
いよいよ日本語編です。
子どもに
バイリンガルや
マルチリンガルに
なってもらうって
簡単だけど
簡単じゃない。
by sen
from Denmark
第3回 「なんかおかしいよね」と思ったら、言語が上達するサイン【ドイツ語編】
第4回 目指せ歯磨きレベル。効果的な英語学習のヒント【デンマーク語編】
第5回 海外で子育て。バイリンガルの子どもたち応援します【日本語編】