おとといから
シリーズで書いている
私の言語脳解体新書。
さて、今日はドイツ語編ですね。
ところでみなさま
外国に住めば
その国のことばをラクに話せるようになると
思いますか?
外国人と結婚したら
相手のことばをラクに話せるようになると
思いますか?
答えは
どちらもノーです。
ドイツ語圏に住んでいた時
何十年も住んでいるのに
ドイツ語が話せない日本人女性に
会ったことがあります。
私もデンマークに5年も
住んでいるのに
ちゃんとデンマーク語を話せません。
デンマーク語の学校で
デンマーク人を夫に持つ外国人女性たちが
口々に言う文句は
「(夫に)デンマーク語を教える気がない!」
確かにその言語を話す地域に住んだり
外国人がパートナーだったら
上達しやすいです。
でも、
ことばの勉強は
どこにいても自分次第なんだと
思います。
私の夫はドイツ人です。
出会って20年ぐらい経ちました。
その間にドイツ語を勉強しました。
家では子どもたちとは日本語ですが
夫とはドイツ語で会話をします。
が、
ここに落とし穴が。
夫婦の会話って
パターン化していませんか?
よっぽど気をつけて
話題を豊富に用意しないと
ボキャブラリー増えません。
子育てだとか
家事だとか
仕事だとか
言い訳が山のようにあって
毎日の勉強ができていません。
次第にドイツ語に対する
興味も薄れてきます。
かつて
上級レベルまでに差しかかった
私のドイツ語は
10年ほど
転落の一途を辿っています。
多分、
今のレベルは初級と中級の間
ビミョーなレベルです。
ここで一言
私の脳に言わなくちゃいけないこと
「なんかおかしくない?」
夫と子どもたちも
ドイツ語で会話をします。
娘はドイツ語圏に4歳までいましたが
息子は言葉を話す前にデンマークに引っ越してきました。
2人とも
ドイツ語の中では育っていないんです。
なのに、
なのにです、
2人とも私よりドイツ語が上手なんです。
ネイティブなんです。
夫が頑張った結果ですから
感心する一方で
どうもなんだか腑に落ちない。
なんで私だけおいてけぼり??
今までは
間違えたドイツ語を話しても
夫が直してくれない。
とか
ほかのことで忙しくて
手が回らない。
とか
いつもだれかのせいにしていたんですね。
そのことに気づいてしまったんです。
人生100年時代だそうですから
まだまだたくさん生きられるのです。
生きなくちゃいけないんです。
こんな態度で
今まで生きてきた以上の時間を
過ごすのは嫌だわ〜
楽しくないわ〜
と思った時に
ドイツ語にかかわる
ひとつの夢を持ちました。
「40年後にドイツ語で〇〇する!」
目標を1年先や5年先にすると
達成しないといけないプレッシャーだけが残るので
私にとっては夢ではなくなります。
夢は夢でなくちゃいけません。
美しくなくちゃいけません。
夢を持てるのは
人間の特権。
「なんかおかしいよね」
そう思えたら
おかしくないようにしようと
頭が回転し始めます。
ここにきてようやく
私の本当のドイツ語の勉強が始まりました。
昨日も書きましたが
言語はナマモノ。
使って可愛がってあげないと
どんどん退化していきます。
私が身を以て証明しているので
本当です。笑
でも、
好きという気持ちと
夢があれば
何歳になっても
勉強は可能だって
思っています。
次回は第4言語の
デンマーク語です。
英語学習にも応用できる
効率的な学習法を
ご紹介したいと思います。
by sen
from Denmark
第3回 「なんかおかしいよね」と思ったら、言語が上達するサイン【ドイツ語編】
第4回 目指せ歯磨きレベル。効果的な英語学習のヒント【デンマーク語編】