アルバイトサイトでの検索項目や、勤務時間、休日表記の欄に記述する項目として「シフト」という言葉があります。
この言葉って、非常に広い意味で考えると「ある一定の決まった日時の勤務ではない」ということなんですが、使いどころによっては、いくらとでも取りようのある言葉になってしまい、伝えたいことが上手に伝わらない言葉でもあります。
えっ?何、言ってるかわからないですって?
そ・・・それは、そうですね。
具体例で考えてみましょう。
時間軸でのシフトがある
例えば9:00~18:00と12:00~21:00の2シフト交代制の場合。
日軸でのシフトがある(曜日固定の場合)
お店は週7日営業しているけど、お休みはそのうち2日間としている。
そして、そのお休みは入社後の、あるいは面接時に双方相談のうえ、固定したお休みの曜日を決める場合。
例えば、毎週月・金はお休みとか。あるいは毎週水曜は必ずお休みにして、もう1日のお休みはランダムの場合など。
日軸でのシフトがある(曜日ランダムの場合)
上と同じですが、原則として固定曜日のお休みが設定されない場合。
もっとも、「社員さんの希望はなるべく」聞くようにするのがほとんどだとは思いますが、「絶対に希望が通る、というわけではない」こともありますね。多分に企業よりのシフト制です。
上の~の合わせ技です
このように「シフト制」と言っても、複数の種類があります。
特にコンビニのバイトなんかだったら、勤務可能なシフトは無限にありそうです。
そんな状態で、もしもとの複合のお仕事の募集をするとしたら・・・・
■勤務時間
9:00~18:00または12:00~21:00のシフト制
■勤務曜日
週7日間で5日出社(シフト制)
普通は、こう表現するだろうと思うのですが、この記述だけだと
18:00以降は働けないんですけど、大丈夫ですか?
毎週木曜はお休みをいただきたいんですけど・・・
といったお問い合わせを受けることになっちゃいます
つまり「伝えたいことが伝わっていない」んですよね。
企業側にとってる豪が良すぎるかもしれませんが、こちらとしては「設定されたシフトは、とりあえず出てほしい」「1回限りの個別の希望をその都度聞くことはできますが、最初っから"毎週○○は都合が悪いから働けません"というのは聞きませんヨ」という思惑を、できるだけソフトな表現で伝えたい。
そんな時の表現はどうすればよいのか・・・・・悩み中です。
応募資格欄に「全てのシフトに対応できる方」って書くのもできるけど、勤務時間・勤務曜日と別の欄に書いちゃうと、気付かない方もでてきちゃうし・・・
まさか「週7日間で5日出社(当社指定シフトによる)」なんてかいちゃったら、そもそも応募が来なくなると思うし・・・・。悩みは止まらないです。
★今日、思ったこと
う~ん、難しいです。
ホント、「シフト」って言葉はどうとでもとれる言葉ですね。
強すぎない表現で、「フレキシブルなシフト設定があるけど、よろしくね」という(笑)ことをうまく伝える方法はないでしょうか・・・・
アルバイトサイトさん自体でも、この言葉の解釈はズレています。
■en本気のアルバイト さんの「シフト制って何ですか?」
シフト制とは、一人が決まった仕事にフルタイムで取り組むのではなく、複数人が交替勤務で同じ内容の仕事を分けあって取り組んでいく勤務形態のことです。
シフト制を導入している会社では、自分の都合の良い日にちや時間帯を事前に申請し、その申請内容によって組まれた日時に働く形になります。自分の予定にあわせて働けるので、とても効率的ですね。
ただ、勤務時間の区切り方や申請の頻度などは企業よって様々ですので、事前に確認しておくことをお勧めします。
(いま、このサイトで「ローテーション制」と言う言葉を発見しました。これをうまく使えば、伝わる表現を作り出せるかもしれません)
■ジョブセンス
さんの「シフト制とは?」
シフト制とは、自由に働く時間を設定できる制度です。
毎週ある程度曜日や時間が決まっている固定制ではなく、自分の都合のいい日を申請し、その予定でシフトを組みます。
シフトの提出頻度等は企業ごとに違うので、事前に確認しましょう。
え、この定義は違うんじゃないかしら?
これは「希望勤務制」とか「選べる時間」とか、そういう言葉の意味としては正しいけど、少なくとも雇用する側で、これを「シフト制」と思っていることって、まずいないとおもうんだけど・・・
う~ん、やっぱり「シフト制」って言葉は難しいです