「あなたは、今、幸福ですか?」


すぐにパッと答えられる人もいれば

「え~どっちかな?」と

迷う人もいるかもしれませんね


自分は、幸福か不幸かを

人は何を基準に判断するんでしょうか?


持っている資産の多さでしょうか

家族の健康状態でしょうか

自分の出世のレベルでしょうか

愛する人がいることでしょうか

さあ、何でしょう


少し質問を変えてみます

「あなたは、どのような理由または、基準で

  自分を不幸または、幸福だと思いますか?」



自分は幸福だとか不幸だとかいう時、

人は自分の置かれている環境(状況)に対して

多くの場合、なんらかの価値判断をしています


自分の現在置かれている環境(状況)と

過去の環境(状況)とを比較してみたり

自分と周りの誰かの環境(状況)を

比較してみて、いいとか 悪いとかの

判断をしていることが多いですね


また、第三者からみて

同じような環境(状況)であっても

ある人は、自分を幸福だと感じ

またある人は不幸だと感ずることも

よく見受けられます。


自分の環境(状況)を、何と比較するかによって

あるいは、どのように比較するかによって

不幸か幸福かの判断が分かれたりします


こうしてみてくると、不幸か幸福かは

自分の判断の仕方によって

決まってくるともいえます

しつもんサプリ 「質問で あなたが変わる 未来が変わる」





グループで質問ワークを続けていると

他のメンバーの答えを聞いた時

「そういう見方もあったのか」と、ハッとする時があります。


それまで、自分の気付いていなかった見方(視点)で

改めて、自分の置かれている環境(状況)をみると

今までと、まったく違って見えてくることがよくあります。


見方(視点)が変わると、

当然ながら基準が違うので

判断も変わります。


不幸だと思っていたことが幸福に思えたり

幸福だと思っていたことが、突然色あせたり

基準が変われば、判断も変わります。


大切なのは、

多様な見方(視点)を持つこと

多様な基準で判断してみること

ではないでしょうか?


質問にたくさん答えてみて

他の人の答えも参考にしてみる

このことによって、多様な見方(視点)を

養えるような気がします。


こんなところにも

質問の魅力がありそうです。








「あなたが、いちばんワクワクするのは、どんな時ですか?」


で始まった「しつもんサークル浜松」第1回が

浜松市内 クリエート浜松を会場に

20名の参加者を集めて

3月23日に開催されました。


今回は、浜松で初めて開かれた

質問を使ったワーキングサークル


しつもんサプリ 「質問で あなたが変わる 未来が変わる」



「あなたが、いちばんワクワクするのは、どんな時ですか?」

を最初の質問として、全8問の質問によって

自分のほんとうにやりたいもの

すなわち、自分の夢を発見しよう、というのが

今回のワーキングのメインテーマでした。


質問によって何が起こるんだろうかと

興味津々で参加された方

質問てなんか役に立つのかなと

疑問を抱いて参加された方

質問って不思議で面白そうと

ワンダーランドに期待して参加された方


みなさん、ワークを続けるうちに

次第次第に盛り上がって

いつしか、質問の楽しさ、面白さに

すっかりはまってしまったようです

なぜ、質問がそんなに楽しいんでしょうか?



ワークの最初に

「4日前の昼食は何を食べましたか?」と

ウォーミングアップをしてみました。


みなさん、すぐには思い出せない様子

じっくり、時間をかけて思い出してもらうと

なんとか8割ぐらいの人が思い出せました。


この時点で思い出せた人に感想を聞いてみると

「とてもスッキリしました!」の答え

思い出せない人に聞いてみると

「なんだか、気持ちがスッキリとしないで

モヤモヤとした気分ですねえ」との答え


人間の脳は

質問を投げかけられると、本人の意思にかかわらず

勝手に答えを探し始めるようです。


それは、答えを見つけて、スッキリとしたときの

爽快感を、無意識に脳が求めているからだとも

言われています。


答えがわからないと、脳はいつまでもスッキリせずに

なんとか、答えを見つけて、スッキリしたいと

無意志下(潜在意識)でも活動してしまうのは

このためかも知れません。



グループワークを続けていくと

グループの他の人の答えた内容に

自分の探していた答えを発見する人もいて

スッキリとした爽快感を味わえることが

一人で考えているよりも多くなるようです


このへんが、グループでの質問ワークの

面白さや楽しさにつながっているのかも

しれませんね


好評に応えて

次回の「しつもんサークル」を

早速、企画しています。





4日間ほど、

私用で九州に出かけていました。


山中で携帯の電場が届かない宿や

インターネットの使えない温泉などで

ブログの投稿がご無沙汰になりました。


今回の九州行は、大学時代の旧友を訪ねての旅

旅の視点からすこし書いてみます


友人は昨夏まで勤務していた国税局を早期退職し

郷里の大分県宇佐市安心院(あじむ)という

温泉地 湯布院の北方にある緑多き集落に転居し

税理士として再スタートしていたため、

東京の友人とともに訪ねてきました。


安心院は、さすが湯布院の近くだけあって

集落の中に、地元の人の行く温泉協同浴場が

いくつもあり、二つほど入らせてもらいました。


入浴料300円程度と安く気軽に入れ

地元の人は、毎日、はいる人もいると聞き

羨ましい環境だなと感じました。


訪ねた友人は、高校を出てからはずっと都会暮らしで

久しぶりに戻った郷里で、のんびりとしたテンポの中で

温泉に行ったり、時には自分で料理をしたりと

豊かな時間の中で少しずつ仕事をしながら過ごしていました。


こうした、のんびりした環境にしばらくいると、

自らの視点も、忙しいいつもとは変わり

「人は、なんのために忙しく毎日過ごしているのだろうか?」

と、つい、自問自答してしまいます。

忙しさに紛れて失いがちな、自分との対話の時間を持てました。



また、今回は、昨秋急逝した同じ九州の友人仲間の墓参りと

今年の2月に若くして亡くなった後輩のお宅への訪問を

兼ねての旅でしたので、


「人の生きる目的は、何なんだろう?」とか


「自分の人生に与えられている役割は何か?」など


哲学的な、人生についてのテーマを考えさせられる旅でもありました。


「人は何のために生まれ、何のために生きるのか?」


いくら考えても、なかなか答えには辿りつけませんが、

これらの質問の答えを、探し求める事そのものが

人生なのかもしれないなと、帰途、気づきました。


人生は、毎日その答えを探す、旅なのかもしれません。






$しつもんサプリ 「質問で あなたが変わる 未来が変わる」
いつも「しつもんサプリ」をお読みいただき

ありがとうございます。


今日の質問です

「あなたにとって、楽しくない質問はどんな質問ですか?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、楽しくない質問って何なんでしょうね


例えば

こんなことを聞かれたことはありませんか?


「今日は朝食を食べましたか?」

「今、熱はありますか?」

「事前にお伝えしたものは持ってきましたか?」


これらは、いずれも質問ですが

あまり楽しくはなりませんね

これらの質問は基本的に

「はい」か「いいえ」で答える質問ばかりです


質問には、いくつかのタイプ(種類)がありますが

「はい」か「いいえ」で答える質問のことを

クローズドクエスチョン(閉じた質問)とか

スピードクエスチョンといいます


すぐに、「はい」か「いいえ」で答えられるので

答えが早いのですが、

逆に「はい」か「いいえ」でしか

答えられないため自由度がありません


そのため、このクローズドクエスチョンを続けて

質問されると、機械のように答えることになり

回答者は、なんだか尋問されているような気分になります



クローズドクエスチョンを3回以上続けて質問されると

多くの人は、相手からなんだか尋問を受けているように

感じてしまうようです。

よく、TVドラマで見られる警察の尋問みたいですね




実際に 店頭の接客などでも、

お客様のニーズをしっかりつかむようにいわれた販売員の方が

「お鞄をお探しですか?」

「茶色がお好みですか?」

「たくさん入る鞄がご希望ですか?」


というように、お客様の情報を取らなきゃと勢い込んで

知らず知らず使われていることも多々あるようですね


もし、クローズドクエスチョンだけを使う場合は、

連続2回までが限度のようですね

他の質問を併用することが大事ですね



このブログでは、「質問」の効用にいろいろ触れていますが

質問も使い方によっては、今回の例のように尋問になってしまい

効用より、害の方が出てきてしまいます。


質問も、クローズドクエスチョン以外のタイプ(種類)と合わせて

オープンクエスチョンやセレクトクエスチョンなども混ぜて

使えるようになると、本来の効用が出てきますね

その他の質問のタイプについては、また次回に



$しつもんサプリ 「質問で あなたが変わる 未来が変わる」
今日のテーマは、少し前に書いた、「接客と質問」の続きです。


最初は質問です。

「あなたが、かつて靴を買おうとしたとき、

 販売員がどう対応してくれたときが、うれしかったですか?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「これが新製品なんです」と勧めたくれたときですか

「この靴の素材は最先端の素材なんです」といわれたときですか

「これが最近よく売れている商品ですよ」と教えられたときですか

 いかがでしょう


私の場合は、

販売員 「お客様がお探しなのは、どんな時に履かれる靴ですか?」

わたし 「今度、ヨーロッパに個人旅行で出かけるときの
                   
                   靴を探しているんだけど」

販売員 「お客様は、よく歩かれるのがお好きですか?」

わたし「 ええ」

販売員「 ヨーロッパはどんなところを回られるんですか?」

わたし 「古い街並みを見ながらブラブラとそぞろ歩くのが好きで」

販売員 「そうですか、ヨーロッパの古い都市ですと石畳の歩道なども

     多いですねえ・・・   そういった方には、

     このようなタイプの靴が歩き疲れなくてお勧めかと思います」


と対応されると、正直うれしくなってしまいます。

私の目の前の人は、単なる販売員ではなく、

その道のプロとして頼れる相談員に思えてきますね。




ところで、前回ご紹介したDVDに登場したその販売員の方は

見ていると、最初のYESを頂く質問の後も

様々な質問を重ねていきます


質問によってお客様の生活スタイルの

輪郭をだんだんと掘り起こしていきます


お客様も、質問によって自分の生活スタイルを

1つずつ確認しながら、自分の好みを反芻(はんすう)しています


お客様の生活スタイルや好みをつかんでから

店頭にある商品の中から

お客様に合いそうなものを提案していく


こんな販売員に接客してもらいたいなと

思いながら、DVDに見入ってしまいました


いい質問は、接客をスムーズにする効果があります

質問を上手く使った接客スキルを

私は、「質問接客力」と名付けて

自分の行う研修に取り入れています



いま、小売業の販売員向けの研修をしていて

接客の練習をしていると

お客様にいい質問をすることができずに

商品の説明ばかりしてしまったり


あるいは、

「何か、お探しですか?」

「色は、どんなものがお好みですか?」

と質問ではなく

尋問のようになってしまう人がいます


ご自身は、質問のつもりでも

お客様からみると尋問されているようで

お客様は決して心地よくないだろうなと思います



接客で、うまく質問できない理由を聞いてみると

普段、そういった質問をしたことがないので

いざという時「どうしたらいいのか分からない」

というのが本音のようです



考えてみると、質問をどのように使うのか

この基本的なことが学校ではほとんど教えられていませんね

コミュニケーションの中核をなす「質問」なのに残念ですね

もっと、質問に正面から取り組んで学べる場が必要だと思いますね。



$しつもんサプリ 「質問で あなたが変わる 未来が変わる」