9時間寝てしまった。

大分体が疲れている。

モロッコは想定以上に疲れる。

妻は空気が悪いところだと疲れやすいという。

確かに昨日の夜から鼻の奥が痛い。排気ガスでやられた感じがする。鼻を噛んだら茶色い痰か血の塊が出たので(寝起きの裸眼のためよく見えず)嫌な予感がする。まさか風邪じゃないよな。

 

4泊した宿ともお別れ。

 

新しい宿へ。

 

直線距離は近いが、路地が入り組んでいるので徒歩8分位。

 

 

まず妻子とスーツケース以外の荷物を運び、その後私が単身引き返してスーツケースを回収してくる。

 

バイクが危ないので一度で持っていける自信はなかった。

 

途中、雨が降ったり止んだり。

 

 

今朝、朝食時に前の方の宿のスタッフの人に聞いた話では今日は一日中雨とのこと。

いやだな。

彼に雨は嬉しいか聞いてみたところやっぱり雨は嬉しいとの回答。

この宿のスタッフは家族経営みたいだ。

風貌がなんとなく似ている人が多い。部屋の掃除とかしてくれる若い女の人達は家族で雇っているお手伝いだろうか。雰囲気的にラホールのアディールさんの家を思い出す。

 

パキスタン18日目 (5/23) 妻が渡航者下痢症でダウン | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

 

その後雨宿りしながらなんとか新しい宿へ引っ越しが完了。

 

今回の宿もやはりリヤドで、前回より若干値段帯が落ちる。

この前取られた税というものは今回はとられなかった。

前の宿の税とはなんだったのか。

 

綺麗だが前の宿が良すぎた。

 

 

ウェルカムドリンクはやはりミントティー。

 

 

が、部屋はむっちゃ綺麗だった。

 

 

ベビーベッドまで付いている。

 

 

博物館ですか?

 

 

 

 

妻によれば、モロッココンセプトとアフリカコンセプトの部屋があるそうで、恐らくこれはアフリカコンセプト。

閑散期のようす。もしかしたらスイートルームを割り当ててくれていたのかもしれない。

 

少し休んで観光に出発。

今日は雨でやる気は出ない。

 

年間降水量が300mmとのことだがむっちゃ降ってるんですが?(東京は1500mm程度)

 

 

行きたいところは緑旗。

今日行く観光地は旧市街の南側に集まる。

距離的にタクシーを使いたいが、アプリを使っても捕まる気がしない。徒歩で移動することに。

まずは「クトゥビーヤモスク」

 

 

 

 

 

(歴史)

 

 

12世紀後半に建設。

ミナレットは高さ77mでイスラム世界におけるミナレットの最高傑作とのこと。精緻な装飾。スペインのセビリアの世界遺産のヒラルダの塔のモデルにもなったと(行きそびれた乙)

「クトゥビーヤ」はアラビア語で「図書館員」。かつてこの周りに本を売る人が多かったから。

建築時に接着用の泥に香を混ぜたため現在も香ばしい匂いがするという。

 

(見どころ)

 

 

建築美。

独特の香の匂いがする?

庭園。

取り壊した初代モスクの柱の跡。

 

 

近くで見る。東側から。

 

 

精緻な装飾というが…どうだろう。

個人的にはどちらというとシンプルに見える。

近寄っても特にお香の独特な匂いというのは感じない。雨だしな。

昔、この周りに本売りが多かったから「クトゥビーヤモスク」の名になったそうだが、今日は雨なので傘売りが多い。

フランス語で「parapluie(傘)」を連呼して近寄ると勧めてくる。

既に傘をさしている我々に勧めるのはいかがなものか。

ただそこまでしつこくはない。

 

モロッコは、インド、エジプトと並んで「世界三代ウザい国」として物売りがしつこいことで有名だったが、正直普通。

 

確かにフナ広場はしつこかったが許容範囲ではあった。

スークを歩いててもあまり声をかけてこない。

タイとかベトナムとかとも特に変わらない。

 

モスクの内部はイスラム教徒でないと入れないとのこと。

白人の中年女性二人組が堂々と入口に立って中を覗いていたので我々も中を覗こうと思ったが、入口近くにいた数人のイスラム教徒の視線が気になったのでそそくさと逃げた。

ぱっと見では中はとても広い。(当然だが)地に伏して祈りを捧げている人が見えた。

 

西側から。壊された初代モスクの柱の跡。

 

 

モスクの南側の庭園。

庭園というか公園という感じ。地域の憩いの場みたいになってる。

 

 

ヤシの木の背が皆高いのには驚く。

 

南へ。見るべき観光スポットという「アグノウ門」を目指す。

 

 

 

 

途中、何故か大砲がある。

 

 

ちょっと先のここにも。

 

 

なぜかと思って調べたらこの右の壁の向こうが王宮らしい。

 

 

(マラケシュ王宮について)

 

 

この王宮は12世紀に出来たと。

ほか2つの「エル・バディ宮殿」と「パヒア宮殿」はマラケシュでは必見の歴史的な観光名所という。この後見にいく。

 

 

今日チェックインした宿の受付にはこの人の写真が飾ってあった。

 

誰かと思っていたが、そしてある程度予想はしていたが…

 

 

現国王のムハンマド6世らしい。

 

 

 

注意してみると街中で結構この人の写真を見る。

現在62歳なので、タイの国王と同じで、若い時の写真を使っているのだろう。

 

ちなみに、王宮は国王が使用するわけだが、普段は首都ラバトの王宮にいるらしいとのこと。

 

マラケシュに来る時はここに居るのだろう。

 

 

ちなみにモロッコの歴代王朝はこちら。

 

 

現在はアラウィー朝。

 

 

ちょっと行ったところに王宮の入口らしきところがあったが、もちろん軍隊みたいな護衛がガードしていた。

 

なので、私はそちらは写真を撮らないようにしたのだが、白人の高齢女性二人組が大胆にもスマホを向けたので注意されていた。

 

そりゃそうだ。

 

本当、白人の人たちは大胆だなって思う。

が、マラケシュの観光客は皆そうなのだろうか。

アジア人はほぼみないので、白人が悪目立ちしているだけかもしれない(どこ出身が多いのかはよくわからない。耳にする言語を考えるとヨーロッパから満遍なく来ている気はするがフランスが多いのか?)。

少なくとも我々は結構慎重派なので、出来るだけトラブルになりそうなことは避けるようにしている。

 

 

で、そのすぐ向かい位に「アグノウ門」があった。

 

 

 

(「アグノウ門」歴史)

 

 

 

1190年頃にムワッヒド朝の君主により建設。

防衛用ではなく、王宮や行政地区に入るための正門として建てられた。そのため王宮の権威を示す装飾が多彩。

 

 

「アグノウ門」

 

 

少し離れて写真を撮りたかったが、すぐ後ろが車道で鬼のように車が走っていて危ないので近影。

 

個人的には、クトゥビーヤモスクと同じで割とシンプルには見える。

 

少し歩いて「サアード朝の墳墓群」

 

 

「サアード朝の墳墓群」

 

 

(歴史 見どころ)

 

 

サアード朝(1544〜1659年。歴代王朝は先程調べたのでそちら参照)の歴代王が眠る墓地。

一度世間に忘れ去られたらしいが、1917年に空撮で再発見された。

 

ちなみに2023年の地震の爪痕が残るという情報もみた。

2023年の地震?他のとこでもみた記憶があるがと思い調べてみたら…

 

さっき見てきたクトゥビーヤモスクの塔がメチャクチャ揺れてるショッキングな映像がYoutubeから出てきた。

 

 

(リンクは不可だった。気になる人はタイトルで検索して下さい。)

 

 

日本ほどでは無いにしてもモロッコも結構大地震があるようです。

 

 

(世界の地震頻発地)

 

 

これ見ると日本に住むのが怖くなる。

 

来る来る詐欺でいつまで経っても来ない関東の大地震はいつくるのか(もうこなくてよい)。

 

 

サアード朝の墳墓群は必見の観光名所とのことだが、見どころが少ないのに入場料が高い(一人100ディルハム。約1750円)と聞いたのでやめた。googleの評価のところで写真や動画をあげている人がいるので、それで見どころの大部分はカバーされている雰囲気。

 

 

 

 

次は「バディ宮殿(Palais El Badii)」へ向かう。

 

 

途中の道が雰囲気ある。

 

 

なにかの飾り。なんだこれは?

 

 

google lensに聞いてみた。

 

 

なるほど。魔除け。

 

これは少し刑務所みたいだなと思ったけど。

 

 

目指しているバディ宮殿の城壁の一部らしい。

 

 

ここで、娘が起きて何か食べたいという。

しかも、雨足が強くなり足元もぐちゃぐちゃで不快。

一度食事にすることに。

 

近くの広場へ。

しょうがないのでこの広場の評価の高い店で食事。

 

チーズパニーニと、クラブサンド、モロッコサラダとミントティー。

「モロッコサラダ」とは、トマト、キュウリ、玉ねぎなどの新鮮な夏野菜を細かく刻み、クミンやレモン汁、オリーブオイルでシンプルに和えた料理とのこと。

 

 

 

普通に美味しかったです。

 

値段は173ディルハム(約約3030円)

カードで支払いをお願いしたが、ネットコネクションの問題でカード払いができないと言われる。

新手の詐欺かとも思ったが、何度かカード払いを試し実際にできなかったので、まぁ機械の故障なんだろう。

やっぱりなんだかんだで現金が基本の国。

 

そしてここの床はタイル。

既に足がずぶ濡れ。そしてタイルから伝ってくる冷気で完全に体を冷やす。

 

 

 

ちなみに食事をしたこの広場、後で調べてみると「Jewish square(ユダヤ人広場)」という名になっている。

 

「Jewish square Marrakech history (ユダヤ人広場 マラケシュ 歴史)」で調べたら、広場の直接的な歴史では無いが、マラケシュのユダヤ人街について出てきた。

 

 

レコンキスタ後に追放されたユダヤ人が大量にマラケシュに移住してきて、マラケシュのこの辺りにユダヤ人街を形成したらしい。

スペインで見たことが繋がってきて嬉しい。

 

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1940年代には5万人以上のユダヤ人が住んでいたらしいが、イスラエルに移住したりで今は200人に行かない位しか残っていないと。

 

ユダヤ人街は「El Mellah」と呼ばれる。

Tinsmiths squareとなっているところがJewish squareでその隣の区画がEl Mellahとのこと。

 

 

 

 

そして、ようやくにして広場からすぐ近くの「バディ宮殿(Palais El Badii)」へ向かう。

 

既に17時。

側にある「バヒア宮殿」も見たかったが共に18時閉館なのでこちらは間に合わない。なので、今日はバディ宮殿をじっくりと見学することにした。

 

(歴史)

 

 

 

ポルトガルとの戦いで得た莫大な賠償金で前王朝のサアード朝が16世紀末に建築したらしい。

そして、サアード朝の次の現王朝であるアラウィー朝によって17世紀末に破壊されて現在は「廃墟」。

先程通った王宮や19世紀後半に建てられたバヒア宮殿とは異なる。

廃墟。

 

入場料は一人100ディルハム(約1750円)。

安くはない。現地人は30ディルハムと別価格だった。

2019年頃からモロッコ中で観光施設の入場料がバカ上がりした様子。

どこも基本100ディルハムだな。

 

中へ。

廃墟好きにはたまらないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

内部の展示も予想以上にかなり充実していた。

 

 

 

 

昔は綺麗だったのだろう。

 

 

 

壁の上にコウノトリの巣。

 

 

実際のコウノトリを見たが結構大きい。

 

 

ヨーロッパコウノトリ。

日本のものとは別種。

 

 

向こうの空がやばい。

なんだあれは。

 

 

この後の天気が心配…

 

フナ広場を通って宿に帰る。

 

 

先程のJewish square(ユダヤ広場)を通るが雨がやばい。

写真では伝わりにくいが若干道路が冠水している。

 

 

乾燥地帯とはなんだったのか…

むっちゃ雨降るじゃん。

 

あとで調べたらこの日の降水量は30mmだったらしい。

年間降水量が300mmなので、年間の1/10を今日一日で降った。

 

フナ広場。まだ18時半くらいなので静か。屋台や芸人もこれから来るようだ。

 

 

既にフルーツジュース屋台は多く出ていたので買った。

smallを2つって言ったのにlargeを2つ寄越しやがった。

 

 

smallはないとか平気で嘘をつく。

まぁ2つで40ディルハム(約700円)なので値段は痛くは無いが、無理して飲んで完全に体を冷やした。

寒さで震えが止まらない。

あ、これはダメなやつだ…

 

ガタガタ震えながら急いで宿に戻る。

 

 

この宿には湯船があなたので感動していたのに、なんと湯船のお湯がほとんど出ない。故障っぽい。

お前は飾りか!!

 

これはまずい。服を着込んで暖かくして寝なければ…

症状としては、プーケットの時と全く一緒。

あの時は暖かくしてしっかり寝てその後の悪化はなかった。

 

2025/8/16 タイ18日目(プーケット6日目)カマラビーチの南側を散策 | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

今回も同じように行きますように。

体調不良は私だけだが、全員で9時に寝た。