【迷うな女性外科医】中山祐次郎
読書日記2024-82迷うな女性外科医泣くな研修医7中山祐次郎(著)[幻冬舎文庫2024年12月発行]あらすじ佐藤玲は三一歳の女性外科医。 恋人と会うより手術の腕を上げることに夢中で、激務の日々も辛くない。 そんな中、玲はある男性患者の主治医を命じられる。彼は、玲が新人時代に憧れた辣腕外科医。 病名は直腸癌、ステージ4だった――。 現役外科医が命の現場をリアルに描くシリーズ第7弾、雨野隆治の頼れる先輩・美しくクールな佐藤玲の物語。感想『泣くな研修医』シリーズ番外編ですね。今までクールで無敵な印象だった佐藤女医だけど、誰にでも色んな物語があるんだと…読み終わった時…ふぅ〜ため息ひとつ女性で外科医ってドラマでもあるから、そんなに大変で珍しいとは思ってなかった。体力気力を維持し、患者さんを常に優先順位における環境にとなると、後回しになる私生活との付き合い方は男性以上に大変?!シリーズの何巻目だったか忘れたが、彼女と恋人渋谷との場面があったと記憶。彼女の別な姿を見られた気がしていたけど、あの時に決断の話があったのか?上司医師の言葉で気になったのが《腎臓が悪い人は生活態度が悪い人、食道癌になる人は破滅的で酒タバコ、乳癌は細かい性格で神経質、大腸癌は大雑把でよく笑う小太り》医者をやっているとパターン化してグループを分けたくなるとか医者はそんな風に見ているんだと驚き!現役の医者作家さんだから、全く根拠なしではないんでしょうね!?最後に外科医である父親の言った言葉『幸せは人それぞれ』これはどんな場面でも言える鉄板言葉ですね!ありがとうございましたm(_ _)m