読書日記2025-129

最後の医者は海を望んで君と生きる

二宮敦人(著)

[TOブックス2024年12月発行]

 

最後の医者は海を望んで君と生きる (TO文庫) [ 二宮敦人 ]

 

あらすじ

「これがあなたが誰かと話せる、最後の機会になる可能性があります」クリスマス。 結婚3年目を迎える女性が最愛の伴侶を喪った。 懸命にその治療へ挑んだ担当医・福原雅和は手術ができなくなり、行方を眩ます。 彼を探す友人の桐子修司は、今までに関係した遺族たちと対話を重ねるが……大切な人に先立たれた後、残された人々はいかに生きていくのか? 消えない死別の悲しみの向こうへーー今を生きる人々の希望を描く、大人気シリーズ最新刊!


感想

『最後の医者は…』シリーズ4冊目。

前作から6年!? 覚えてる?


テーマは「死別」そしてそこから…


愛する存在の喪失は、計り知れない影響を遺された人のその後に与えてしまう。

それぞれの立場でその様子を表現されていて…第三者から見れば「そこまで?」

こればかりは余計な感想は言えませんね。


大事な人が突然いなくなる…想像したくないけど、もしそうなった時どうすればいいのか…

見えない心をケアする「グリーフケア」の難しさと大切さが伝わってきた。


グリーフケア外来·····死別者のケア

そういう診療科はまだまだ一般的ではないようだけど、知識として知れて良かった。


自分がそういう立場になった時どうなるのか…

それなりに年齢も重ねて、色んな人生経験もしてきてまさか?!動揺するのか?

とも思うけど、出来ればそんな経験しなくていいならしたくない…


『最後の医者は桜を見上げて君を想う』


『最後の医者は雨上がりの空に君を願う 上・下』


ありがとうございましたm(_ _)m