読書日記2025-129
最後の医者は海を望んで君と生きる
二宮敦人(著)
[TOブックス2024年12月発行]
![最後の医者は海を望んで君と生きる (TO文庫) [ 二宮敦人 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3748/9784867943748_1_3.jpg)
あらすじ
「これがあなたが誰かと話せる、最後の機会になる可能性があります」クリスマス。 結婚3年目を迎える女性が最愛の伴侶を喪った。 懸命にその治療へ挑んだ担当医・福原雅和は手術ができなくなり、行方を眩ます。 彼を探す友人の桐子修司は、今までに関係した遺族たちと対話を重ねるが……大切な人に先立たれた後、残された人々はいかに生きていくのか? 消えない死別の悲しみの向こうへーー今を生きる人々の希望を描く、大人気シリーズ最新刊!
感想
『最後の医者は…』シリーズ4冊目。
前作から6年!? 覚えてる?
テーマは「死別」そしてそこから…
愛する存在の喪失は、計り知れない影響を遺された人のその後に与えてしまう。
それぞれの立場でその様子を表現されていて…第三者から見れば「そこまで?」
こればかりは余計な感想は言えませんね。
大事な人が突然いなくなる…想像したくないけど、もしそうなった時どうすればいいのか…
見えない心をケアする「グリーフケア」の難しさと大切さが伝わってきた。
グリーフケア外来·····死別者のケア
そういう診療科はまだまだ一般的ではないようだけど、知識として知れて良かった。
自分がそういう立場になった時どうなるのか…
それなりに年齢も重ねて、色んな人生経験もしてきてまさか?!動揺するのか?
とも思うけど、出来ればそんな経験しなくていいならしたくない…
『最後の医者は雨上がりの空に君を願う 上・下』
ありがとうございましたm(_ _)m