読書日記2024-133
俺たちの箱根駅伝 上
池井戸潤(著)
[文藝春秋2024年4月発行]
![俺たちの箱根駅伝 上 [ 池井戸 潤 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7726/9784163917726_1_12.jpg)
あらすじ
古豪・明誠学院大学陸上競技部。 箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。 本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。 隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。 プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。 「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。
感想
さて上巻です!
なんと下巻を先に読むというワイルドなワタクシでした
そんな私だからこその感想は、これは上巻、下巻それぞれ単独でも成り立つなぁ〜と。
王道に上巻→下巻と読み進めたならば、さすがにその成り立ちからそこまでの道筋も分かり、お腹いっぱいになれます!
が、
何の予備知識もなく下巻を読むと、純粋に箱根駅伝の走りを楽しめるのかもよ
池井戸さんらしさから言うと、上巻のテレビ局側の視点と社内事情は、あぁ〜面倒くさい!のお決まりパターン。
そして、
オープン参加の学連連合への揶揄。
情けない大人事情も絡み、足を引っ張る様もね。
《心ない報道やネットでの発言は続くかもしれない。だが何がな本当かは我々だけが知っている。これから我々がすべきことは、自分を信じてひたむきに走ることだけだ。その戦いに裏切りはない》
監督の言葉には泣けた
良い本だったけど、池井戸作品にしてはさわやか系だったかもね

『箱根駅伝』の小説もいくつか読んだけど、まず箱根の歴史で感動した

そして、やはり忘れられないのはこれかな

ありがとうございましたm(_ _)m